石油化学新聞

THE PETROCHEMICAL PRESS

  • 日東紡・・・低熱膨張ガラス 半導体基板向け増産 福島と台湾で設備増設
    日東紡は、AIサーバーなどの半導体パッケージ基板に使われる低熱膨張ガラス「Tガラス」の増産投資を推進する。福島市と台湾の工場で27年度まで完了し、生産能力を大幅に引き上げる。AIの普及に伴う需要増に対応する。
  • 東亞合成・・・半導体材料が急拡大 小淵社長 「中東危機でも安定供給」
    「中東情勢緊迫化に伴う原料調達の制限といった一時期の苦境を全社員で臨機応変に対応し、足元は乗り切ることができている。高機能製品も含めて供給をしっかりと繋いだことで顧客からの信頼を獲得でき、足元の事業成長につながっている。モノマーなど基幹化学品であっても国産品の品質や供給安定性が再評価されている。引き続き顧客と密に対話しながら必要な量を確実に届け、企業価値向上を図る」。【写真:小淵秀範社長】
  • クラレ・・・企業価値向上へ意欲 川原社長 来年のビジョンで施策
  • 東ソー日向・・・EMD 1次電池へ用途拡充 CMO実用化にも注力

高付加価値シフトで飛躍するJNCフィルター 小塩俊一社長に聞く企業戦略

今後1~2年が勝負
次のステージ挑戦へ投資拡大
JNC子会社のJNCフィルターは、液体用カートリッジフィルター「CLEAL(クリアル)」シリーズを半世紀にわたり展開する。環境規制の強化や半導体など先端産業の高度化、バイオ技術の進展などを背景に、高機能フィルターの需要が拡大しており、JNCグループの成長事業に位置付けられる。「収益を牽引する事業として期待されている今がチャンス」と話す小塩俊一社長に、今後の戦略を聞いた。

―JNCフィルターはどんな会社ですか。
化学メーカーのなかで加工製品を扱うユニークな存在だ。もともとグループ内ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)繊維に端を発しており、グループ内で樹脂、繊維、不織布、フィルターまで一貫して生産を完結できる体制がある。

<特集>社会支える力の 源泉に―各社の R&D戦略㊥ (2~3面)

地政学的リスクは化学の素材や技術が社会に不可欠であることを再認識させた。化学は全ての産業や人びとの暮らしを支え、持続可能な未来にも重要な役割を担う。半導体、電池、モビリティーといった先進分野から医療・健康、食糧、環境などの生活領域まで、研究開発で取り組むべき課題は多岐にわたる。化学各社は自社の技術基盤だけでなく、社外連携やデジタルツールも駆使してその解決に挑戦し、企業価値の向上を目指す。主要化学企業の技術トップにR&D戦略と最新の成果を聞いた。

  • 日鉄ケミカル&マテリアル
    久保祐治常務執行役員総合研究本部長
    要素技術軸に再編へ
    意識改革浸透で価値創出
  • タキロンシーアイ
    石塚博昭理事研究開発本部担当
    新規事業で利益創出
    三田総合研究所が改革起点
  • 東ソー
    土井亨常務執行役員研究本部長
    実験自動化の環境整備
    DC向け光ファイバー量産へ
  • ENEOS
    田中祐一執行理事中央技術研究所長
    低炭素分野を最優先
    既存事業 バイオとAI軸に強化
  • UBE
    吉田洋一執行役員CTO・研究開発本部長
    全社横断のR&Dへ
    ニッチ分野で世界一めざす
  • 東亞合成
    河合道弘フェロー・川崎フロンティエンスR&Dセンター長
    中分子医薬開拓に力
    CNF開発 水系と疎水系で加速
  • 日本化薬
    加藤康仁取締役常務執行役員テクノロジー統括管
    掌新組織を来期に始動
    事業創出 環境関連が進展

THE PETROCHEMICAL PRESS

  • ダイセル・・・ナノダイヤ C化学へ原料供給も CO排出ゼロ牽引
    ダイセルは独自の爆轟法ナノダイヤモンドを電極用触媒に活用した太陽光によるCO還元(太陽光超還元)で、27年度に網干工場のMAC―Cプラントにパイロット設備を設置し30年度以降の商業化を目指す。これを踏まえて近い将来はCO排出量ゼロの実現に向けた有力なツールの一つとし、さらにシステム化などによってC化学分野に原料を供給する事業としても拡大を目指していく考えだ。
  • KHネオケム・・・電子材料 第2の柱へ 先端半導体需要で最高益
  • 旭化成創業の地を歩く③

    セオラス工場 高品質医薬品の安定供給支える 2拠点化で海外展開強化
    旭化成の主力製品の一つである医薬品添加剤「セオラス」の生産拠点、東海(とうみ)地区(宮崎県延岡市)を訪ねた。同地区は70年の操業開始から約55年、結晶セルロースを生産し続ける、セオラス発祥の地である。国内市場を支える現場では、高機能化と安定供給を両立するものづくりが続いていた。【写真:東海地区で50年以上操業するセオラス工場】
  • 日本ソーダ工業会・・・2026年6月のソーダ工業薬品の需給、2026年6月のカセイソーダ出荷内訳
  • カネカとミズノ・・・生分解性人工芝が自治体で初採用
  • 三洋化成工業・・・リサイクル樹脂用消臭剤がEV採用
  • 訂正・・・3日付1面、東レエンジニアリング新中計の記事の見出しに「28年度売上収益140億円」とあるのは「28年度売上収益1400億円」、記事中に25年度事業利益が「86億円」とあるのは「87億円」の誤りでした。

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