石油化学新聞

THE PETROCHEMICAL PRESS

  • クラレ・・・ポバール、塩ビ重合向け再増強 新潟で27年完成
    クラレは新潟工場(新潟県胎内市)でポリビニルアルコール(ポバール)樹脂の塩化ビニル樹脂重合用分散剤向け特殊銘柄の生産能力を引き上げる。27年に完了する。25年にも増強を果たしたばかりで、矢継ぎ早の増強となる。アジアでの塩ビ増産に伴う旺盛な需要に対応し、ポバール樹脂事業の付加価値向上にもつなげる。
  • 第一工業製薬・・・半導体・電池材、界面技術を発揮 低誘電樹脂に100億円投資

    第一工業製薬は得意の界面制御技術の本領を発揮し高機能・高付加価値製品を拡販する。半導体材料はハイエンドサーバー向けの低誘電光硬化樹脂材料、リチウムイオン電池(LIB)材料は負極材用水系複合バインダーが大きく伸長。25~29年度の中期経営計画の利益目標を初年度に続き2年目も超過する勢いだ。
    【写真:主力の生産拠点である四日市工場霞地区】
    低誘電樹脂材料は国内外で供給体制を拡充するため総額100億円規模の設備投資を決めた。同社は26年度だけでも前年度比75%増の約90億円の設備投資を計画し、これは過去10年間で最大規模となるものだ。成長投資は今後も続くとみられ、最大規模を担うのが低誘電樹脂材料となる。
  • 大倉工業・・・丸亀にフィルム塗工機 買収子会社とシナジー
  • 旭化成・・・LIB用電解液技術ハイケム上海に供与
  • インド向けPVC価格・・・3ヵ月ぶり反発MIP半年間適用が焦点

<特集>社会支える力の 源泉に―各社の R&D戦略㊤ (2~3面)

地政学的リスクは化学の素材や技術が社会に不可欠であることを再認識させた。化学は全ての産業や人びとの暮らしを支え、持続可能な未来にも重要な役割を担う。半導体、電池、モビリティーといった先進分野から医療・健康、食糧、環境などの生活領域まで、研究開発で取り組むべき課題は多岐にわたる。化学各社は自社の技術基盤だけでなく、社外連携やデジタルツールも駆使してその解決に挑戦し、企業価値の向上を目指す。主要化学企業の技術トップにR&D戦略と最新の成果を聞いた。

  • 旭化成
    松崎修常務執行役員研究・開発本部長
    プレミアム 3領域つなぎ創出
    技術資産の収益化が加速
  • 三井化学
    表利彦取締役常務執行役員CTO研究本部長
    出口逆算 技術を市場価値に
    稼ぐ研究開発に体質転換
  • DIC
    小池展行R&D統括本部長兼総合研究所長
    成長技術 グローバル視点で育成
    半導体・バッテリーなど重点
  • 日本触媒
    住田康隆取締役常務執行役員
    技術開発シームレスに
    LIB電解質が柱核酸医薬品原薬CDMOも
  • 丸善石油化学
    山本雅則取締役
    半導体材料に重点投資
    第3の柱育成 DXで加速
  • JNC
    木部茂取締役執行役員研究開発本部長
    3重点分野 リソースを明確配分
    生成AI活用 アジャイル開発推進
  • 日本ゼオン
    小西裕一郎取締役専務執行役員CTO
    原料抽出 独自の技術を強化
    横串で価値創出 新開発拠点で共創加速

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  • 日本化薬・・・IFを海外で増強 新製品投入、シェア拡大
    日本化薬は自動車安全部品をグローバルに展開するセイフティーシステムズ事業で、需要増に対応して今年度に主力製品の一つであるエアバッグ用インフレーター(IF)の生産能力を中国(グループ企業のKSH)、マレーシア(KMY)、メキシコ(KSM)の3拠点で増強する。それぞれの拠点で付加価値を高めた新タイプを積極投入し、一層のシェア拡大につなげる。中国ではスクイブの生産設備も新設する。
  • セーレン・・・IJ塗工タイル 銘石の美しさ再現
  • 旭化成創業の地を歩く②
    レオナ樹脂・原料工場 一貫製造が生む品質と競争力 操業55年で磨いた現場力

    宮崎県延岡市にある旭化成・長浜地区。ここには同社が「レオナ」ブランドで展開するポリアミド(PA)66樹脂と繊維の国内唯一の製造拠点がある。原料工場と樹脂工場に加え、コンパウンド工場や繊維工場も集積し、多様な製品を生み出している。70年に繊維工場、71年に原料工場、72年に樹脂工場、85年にはコンパウンド工場が稼働した。操業を開始してから既に半世紀以上。中国メーカーの台頭で競争環境が厳しさを増すなかでも、高品質と安定供給を武器に世界市場へ供給を続ける。【写真:「レオナ」ブランド支える長岡地区の工場】
  • 三井化学など7社・・・再生プラ安定供給 西日本でFS事業
  • 三井化学・・・バイオプラAI設計ベンチャーに出資
  • クレハ・・・産総研内に農業関連のラボ新設
  • リケンテクノス・・・群馬フィルム工場 来年停止し埼玉移管
  • 財務省貿易統計・・・2026年6月石化品輸出実績 2026年6月石化品輸入実績
  • 化学製品値上げ
    電子包材用シート・カバーテープを21日出荷分から値上げする。上げ幅はデンカサーモシートECが1㌔㌘40円以上、クリアレンシートが30円以上、デンカサーモフィルムALSが1平方㍍3・5円以上

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