石油化学新聞

THE PETROCHEMICAL PRESS

  • 旭化成・・・水系ハードコート剤、樹脂窓向け本格展開
    環境価値訴求、車載以外も

    旭化成は開発品であるポリカーボネート(PC)樹脂グレージング用水系ハードコート剤の本格展開に乗り出す。自社の次世代モビリティコンセプトカー「AKXY(アクシー)2」の全面透明曲面樹脂窓に採用、各種展示会への出展やモビリティサイトでの情報提供などを通じ大きな反響を呼んでいる。近く研究・開発本部から事業部研究に移管し、マーケティングを含む開発に拍車を掛ける考え。ガラス代替による軽量化や水系塗料による揮発性有機化合物(VOC)低減など環境価値を訴求し、車載以外の用途展開も視野に多彩な企業との連携・協業を模索していく。【写真】ガラス代替の水系ハードコート剤を搭載したデモカー「AKXY2」
  • JNCフィルター・・・LIB用フィルター、28年度に2倍強増産 海外から引き合い拡大
  • タキロンシーアイ・・・単セル発電効率15%OPV 27年度に上市
  • JSP・・・無架橋PE発泡シート 今期上市
  • クレハ・・・家庭用ラップ 生産革新PJ始動 28年度から効果発現
  • 国産ナフサ4~6月期、過去最高の11万8900円

東レエンジニアリング・・・28年度売上収益140億円 事業利益107億円

新中計始動 最高の業績めざす 半導体関連装置を拡販
東レ子会社の東レエンジニアリングが26年度から3年間の新中期経営課題(中計)を始動した。成長する半導体関連装置などの需要を取り込み、28年度に売上収益、事業利益ともに過去最高の更新を目指す。岩出卓社長=社長=に新中計のポイントをなどを聞いた。
―事業の概要をご紹介ください。
当社は東レの生産設備の建設、設備工事を担当する企業として1960年に発足したが、現在は東レグループ以外の仕事が売上収益の4分の3程度を占める。エンジニアリングとメカトロファインテックの二つの事業本部を持つ。エンジニアリング事業は、プラントエンジニアリング、ファクトリーオートメーション(FA)、メンテナンスが大きな柱。特にプラントエンジニアリングでは医薬プラントを得意とする。長年培ってきた(対象の物質の所在を確実にコントロールする)「封じ込め」技術を活用し、設計から施工までのトータルサービスを提供している。顧客である医薬メーカーからも安全性、作業性を両立したプラントとして高い評価を受けている。
メカトロファインテック事業は、東レの繊維機械やフィルム成膜装置から始まり、そこで培った保有技術をベースに、半導体やディスプレイなどの分野にも事業を展開している。メカトロニクスと微細加工技術を融合して、ディスプレイ、半導体製造装置、フィルム製造装置、ソフトウエア、検査・計測装置などの最先端のソリューションを提供している。

旭化成創業の地を歩く① 延岡・日向に息づく〝技術〟と〝ものづくり〟

旭化成の創業の地である宮崎県延岡市と隣接する日向市には、水力発電の電力ネットワークを基盤に主要生産拠点が集積する。それぞれの現場には、長年培われた技術と品質へのこだわり、それを支える人々の誇りが息づく。取材を通じて、旭化成のものづくりの原点とイノベーションの歴史を垣間見た。

  • 事業開始と水力発電
    自前電源が育んだ歴史
    発展支え次の100年見据える
    水力インフラ、今なお競争力の源泉
    新旧の技術で自然と融和
  • ベンベルグ工場
    世界唯一のマザー工場
    再生セルロース 湿式紡糸技術 96年目超え次代へ

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  • ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)のアジア市場・・・市況混迷続く 足元は反発局面へ 春先急騰後に在庫調整
    ウレタン原料のジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)のアジア市場は、中東情勢の変化に左右される展開が続いている。中国価格は原料調達リスクを背景に4月に急騰した後、事態の一服感と仮需の反動による在庫調整が進んだ6月に反落した。しかし、7月に入り中東情勢が再び緊迫化。MDI価格も底を打ち、反発局面にある。
  • メルテックス・・・第二工場の用地取得 半導体向け表面処理薬品 生産設備増設検討
  • 東レ・・・LIB、負極用フィルム開発 軽量化で銅箔代替狙う
    東レは、リチウムイオン電池(LIB)の負極集電体に適用可能な高性能フィルムを開発した。従来材である銅箔の代替を狙う。銅箔に比べ大幅に軽量化できる利点を訴求し、1~2年以内の実用化を目指す。
    負極集電体はLIBの負極から電流を取り出す導電部材で、従来は銅箔が使われてきた。さらなる高エネルギー密度化に伴い軽量化ニーズが高まるなか、銅箔より軽い、樹脂フィルム基材の表裏両面に厚さ1㍈ほどの極薄の銅層をスパッタリング、蒸着、メッキといった工程で設けたフィルム集電体の開発が進んでいる。正極ではPETフィルムが基材として使用可能だが、負極では求められる耐還元性、金属密着性、機械特性、熱特性の4特性を同時に満たすフィルム基材は存在しなかった。
  • 東ソー・・・越にMDIスプリッター 来春稼働へ準備
  • 日本ゼオン・・・LIB、正極用バインダー好調 負極用も生産増加
  • 三菱ケミカルなど4社・・・コンタクトケース再生 CR実証実験開始
  • 大日本印刷・・・長寿企業の調査公表 東レなど会見に参加
  • 三菱ガス化学・・・台湾の半導体基板材料合弁を解散
  • 日本プラスチック板協会・・・6月の硬質塩化ビニル平板生産出荷実績、6月の硬質塩化ビニル波板生産出荷実績、6月のポリカーボネート平板・波板生産出荷実績
  • 日本化学繊維協会・・・6月の合成繊維生産・在庫量
  • 化学製品値上げ
    ・旭化成・・・結晶セルロースを10月1日出荷分から約10%以上値上げする。

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  • 日本化薬・・・新事業 環境関連で進展 AEMは来期量産へ
    日本化薬は新事業創出に向けたターゲットの一つとする環境エネルギー分野で、いくつかの開発案件が事業化に向け前進した。水電解用アニオン交換膜(AEM)は国内外で開発品への引き合いが活発化しており、27年度にはAEMの量産を開始して電解装置メーカーへ提供していく考え。NEDOのCO大量資源化システム開発事業に参加して取り組むCO化工程用電解液も、開発の進展を受けてベンチ生産規模へのスケールアップを準備中だ。
  • 三菱ケミカル・・・炭素繊維プリプレグ新グレード追加 耐衝撃と剛性向上
  • UBE・・・ ウレタン、原料一貫で高機能化 特殊ジオールと融合
  • 岐阜大学など・・・脳の信号伝達を支える糖鎖発見
  • ジャパン・ティッシュエンジニアリング(J―TEC)・・・膝関節温存治療へOSBと業務提携
  • レゾナック・・・HDメディア生産150 億円を追加投資
    レゾナックはシンガポールのハードディスク(HD)メディア生産拠点で150億円規模の追加投資を実施することを決めた。
    今年5月11日に公表した現状の年産1億6千万枚を31%増の2億1千万枚とするという計画を上方修正し、44%増の2億3千万枚規模に拡大する。29年以降、市場動向や需要に応じて順次生産ラインを立ち上げる予定としている。追加増強ではシンガポール拠点の一部遊休設備を活用する。また、追加投資額相当の価格改定を顧客のHDドライブメーカーと合意しており、供給能力拡充と収益性向上を両立する。【写真】シンガポールのHDメディア生産拠点
  • 東レ・・・中京~広島間で共同物流を開始
  • バンドー化学・・・長寿命実現のダイヤ固定砥粒パッド発売
    バンドー化学は、半導体・電子部品の研磨工程向けに高精度で長寿命な環境対応型のダイヤモンド固定砥粒パッド「TOPX D9」=写真=の販売を開始した。電子デバイスの高性能化に伴い光学ガラスや合成石英、ファインセラミックスなどの表面を高精度に研磨する。
    砥粒の保持を最適化することで多様な表面品質に高精度な研磨性能を発揮。ダイヤモンド本来の硬度を最大限活用し、摩擦・摩耗性を高め、長寿命化を実現したことで、ランニングコストを低減する。
    遊離砥粒による研磨方法と比較して、研磨効率を向上させ、廃液の発生を大幅に削減するため、環境負荷低減にも寄与する。
  • リケンテクノス・・・光触媒、PFAS分解に応用 新居浜高専と設計
  • 三井化学・・・AI材料開発の国際組織に参画
  • AGC・・・サンゴバンに建材会社譲渡
  • エフピコ・・・新篏合構造の折箱容器発売
    エフピコは、ふたが確実に閉まる新嵌合(かんごう)構造を採用した折箱容器「WUO角シリーズ」を発売した。
  • エフピコ・・・鮮魚汁漏れ防ぐ食品容器を発売
  • マイクロ波化学・・・開放空間で利用可能な新技術を開発
  • 大倉工業・・・構造用集成材でJAS認証取得

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