ＣＮへ世界で課題共有

石油化学新聞社（プロパン・ブタンニュース）では、11月13～19日までの７日間の日程で「第35回世界ＬＰＧフォーラム・ローマ大会とイタリアガスエネルギー事情調査団」を編成・派遣します。同フォーラムは世界ＬＰＧ協会（ＷＬＰＧＡ）が主催する「ＬＰＧウイーク２０２３」のメーン会議です。欧州ＬＰＧ協会年次大会も併催される今大会では、２０５０カーボンニュートラル達成へ舵を切った世界のＬＰガス産業が直面する課題や注目テーマについて多彩なセッションが行われます。社員研修や優秀社員報奨への活用など、関係業界各位のご参加をお勧めいたします。詳しい内容はこちらからどうぞ

総合面

• 原油価格に上方圧力　需要超過の可能性も
• 台風７号で西日本中心に大雨　土砂災害が京都府で４０件など
• ＥＮＥＯＳグローブ、６月末時点で３９社にＣＮＬＰガス　着実に導入進む
• ＴＯＫＡＩ、伊勢市に出張所開設　三重県３番目の拠点に
• ガスパル、全国小学生ティーボール大会を後援　熱中症予防へ飲料提供

首都圏版

• 南関東地方ＬＰガス懇談会、省令改正に焦点　実のあるルールに
• 静岡県協田方地区会、伊豆の国市と災害覚書　災害時には速やかにＬＰガス供給へ

地方版

東北＝エネサンス東北、エネサンスフェスタで会社の方向性を訴求

住宅事業やＣＮ商材など

会場に取り扱い商品を一堂に展示。家電やガス器具から住設全般、太陽光発電システムまで並べた

エネサンス東北（本社・仙台市、関根徳幸社長）は７月29日、仙台市の夢メッセみやぎで展示会「エネサンスフェスタ」を開いた。住宅事業を拡充、カーボンニュートラル（ＣＮ）商材を販売するなど同社事業の新しい方向性を消費者や販売店、取引先に知ってもらおうとコロナ禍明けのタイミングで開いた。

東北＝アストモス、仙台七夕まつりに吹き流し

地域貢献アピール

東北支店とリテイリング東北が共同出展した

アストモスエネルギー東北支店（松井正樹支店長）とアストモスリテイリング東北カンパニー（小林茂常務執行役員東北カンパニー社長）は６～８日、仙台市で行われた仙台七夕まつりに共同で吹き流しを出展した。共同出展は昨年に続き２回目。地方創生や地域貢献にかかわる活動に積極的に取り組みたいとの思いで出展した。吹き流しの和紙はアストモスカラーのオレンジ色。飾りに両社の社名のほか「カーボンニュートラルＬＰＧ」の文字を入れた。

近畿・四国＝エネロ（松山市）、早くも２件燃転

７月に「即湯サービス」導入　

サービス開始にあたり鳴門ガスを視察する水代健社長（右から２人目）ら

エネロ（本社・松山市、水代健社長）は７月、ＬＰガスの強みを生かして他熱源への仮設給湯を行う「即湯サービス」を開始した。既にサービスを通じて灯油からＬＰガス給湯器への燃料転換に２件成功。同社は以前から戦略的に燃転を図っており、サービスとの相乗効果を狙う。
即湯サービスはエコキュート、電気温水器、灯油給湯器などの他熱源の給湯設備を使用する顧客を対象に、給湯設備の故障時にＬＰガスで仮設給湯を行い、湯のある生活を守るもの。エネロの水代社長ら５人は３月29日、同サービスの商標権を持つ鳴門ガス（本社・鳴門市、中岸雅夫社長）を視察。技術面での情報交換を図った。中岸社長は「即湯サービスは単なるＬＰガス給湯器の仮設ではない。他燃料からの転換はもとより、リフォームとの相乗効果が出ている。お湯が出る感動をお客さまと社員が共有し社員の意識も変わった」と述べた。

• 近畿・四国＝タナベエナジー（東近江市）、中古住宅の熱源をハイブリッド化し販売
• 中国＝食協アポロ会、別府で4年ぶりに総会　顔合わせ親交深める
• 中国＝山口県協宇部小野田と美祢支部が大雨被災者にこんろ寄贈
• 九州＝日赤、献血運動協力に感謝で佐賀県協青年部に銀色有功章を贈る

日本赤十字社銀色有功章を持つ園木大輔部会長

厚生労働省と佐賀県は７月28日、献血功労者表彰式を行い、献血運動の推進に協力した団体に表彰状と感謝状を贈った。日本赤十字社の活動を支援した団体に有功章と感謝状を贈呈する表彰式で、佐賀県ＬＰガス協会青年部会（園木大輔部会長）が日本赤十字社銀色有功章を受章した。
表彰式で厚生労働大臣表彰状を１団体、厚生労働大臣感謝状を３団体、佐賀県知事感謝状を１団体に贈呈した。続いて松山博之・佐賀県赤十字血液センター長が日本赤十字社金色有功章を６団体、同銀色有功章を佐賀県協青年部会など６団体に贈呈。同佐賀県支部長感謝状を10年以上献血実施の４団体、５年以上実施の２団体に贈呈した。

• 九州＝九酸・直方ガス、食品メーカーとコラボで親子料理教室開く

住設・新技術

• 1～６月の容器生産３２％減　６０万本割り込む
• リンナイ、「サーモＯＮサポート」搭載のスリム型レンジフード発売へ　
• 岩谷産業、カセットガス直結の屋外専用ヒーターを開発　ＪＩＡ認証を取得

岩谷産業（ 本社・大阪、東京、間島寬社長）は業界で初めて日本ガス機器検査協会（ＪＩＡ）による第三者認証を取得した直結型のカセットガス式屋外専用ヒーター「ＯＵＴＤＯＯＲ　ＨＥＡＴＥＲ（アウトドアヒーター）」＝写真＝を開発、アウトドアブランドＦＯＲＥ　ＷＩＮＤＳから発売した。
主な特徴は①カセットボンベが容器カバーに覆われていない直結型で小型・軽量、収納もコンパクト、取っ手付きで持ち運びも簡単②電池も電源コードも不要でキャンプや釣り、ＤＩＹ、スケッチ、非常時の簡易暖房など多様なアウトドアシーンで活躍③入手しやすく燃料交換も手を汚さず取り扱えるカセットガス燃料④調整器付きバルブ搭載で使用中も火力が安定した状態で持ち運べ、ボンベ温度を一定に保つパワーブースターを搭載し低温時でも火力を落とさずガスを使い切ることができる⑤球状バーナーとリフレクターの組み合わせで正面方向の広い範囲を暖めることができ、上下方向に２段階の角度調整も可能―など。

＜特集＞ｉｎｇグループの「イングネット2.0」構想

イングコーポレーション（本社・鴻巣市、小林哲夫社長）は今年、次世代を担うトータルソリューション「イングネット２・０」構想を立ち上げた。急速な時代の流れに対応すべく、今まで培ってきたＬＰガス関連事業にデジタルを加えて新たな一歩を進み始める。１９４０年に「有限会社丸和練炭工場」として炭や薪、練炭から事業を立ち上げ、59年に「竹沢興産株式会社」に社名変更し、ＬＰガス卸として地域のＬＰガス販売事業者を支援してきた。現在、ＩＴビジネス、Ａｓｋｕｌビジネス、宅配水事業を中心としたＬｉｆｅビジネスをコアに、変わらずＬＰガス販売事業者をサポートし続けている。「私たちイングコーポレーションは、いつの時代も〝変わらない想い〟とともに変わり続ける〝この業界〟と〝顧客ニーズ〟に応え続けます」という理念を胸に、メーターメーカーや決済事業者、ユーザー系ＳＩｅｒなどと連携し、これからもＬＰガス販売事業者のビジネスパートナーとして歩み続ける。