石油化学新聞

*THE PETROCHEMICAL PRESS*

  • 住友化学・・・PES、車向け軸に射出用拡販 パウダー用と同規模に
  • 自動車各社・・・樹脂化のPR抑制の動き海洋プラごみ問題影響か
  • トクヤマ・横田浩社長・・・CO削減を徹底 2030年度BAU比15%減へ
新社長インタビュー

日本化薬 涌元厚宏氏

日本化薬 涌元厚宏社長

    • グループ連携「2025年のありたい姿」実現
    • 新製品新事業、リスク取り積極的に

「基本路線をしっかり守り、企業ビジョンであるカヤク・スピリット『最良の製品を不断の進歩と良心の結合により社会に提供し続けること』に基づいたCSR経営を推進していく。当社は1916年の創業以来、火薬、染料、医薬、樹脂の保有技術を駆使して事業を安定的に拡大してきたものの、事業規模は同業他社に大きく伸ばしている企業も多いなか、私が入社した79年と比べて売上高で2倍に達していない。売上高比8%以上の研究開発費を継続的に投入し、持続的成長が可能な経営基盤を確立するには一定以上の事業規模も必要だ。そのためにも『2025年のありたい姿』として掲げた売上高2500億円、営業利益300億円、ROE10%の実現を目指していく」

*THE PETROCHEMICAL PRESS*

自動車材料セミナー 11/20 13:00 ベルサール神保町(千代田区西神田)

*THE PETROCHEMICAL PRESS*

特集<事業環境変化に対応する電解ソーダ業界>

中長期睨み基盤強化へ 

電解 平均稼働率 90 %を維持

電解ソーダ工業を取り巻く基調に変化が表れている。塩素サイドは塩ビ樹脂(PVC)に牽引され、おおむね堅調さを継ぐが、カセイソーダは需要の踊り場に差し掛かった。各種電解製品は景気連動型商品でもあり、需給改善は米中貿易摩擦の解消と自動車生産の回復がポイントとなりそう。設備の高経年化対策や物流体制の再構築、地球温暖化対策も各社に突きつけられた共通のテーマ。塩ビ事業の有無など各事業所の立ち位置はさまざまだが、財務体質が比較的良好のなか、各社は中長期を睨んだ操業体・供給体制の構築に踏み出している。

  • 概況
  • 需給
  • 課題

 

東ソ

  • アジアにもチェーン
  • PVCまで一貫体制構築へ

東亞合成

  • 液化塩化水素 堅調維持、増設も視野
  • 高純度品、台湾向けに勢い

カネカ

  • 塩ビ事業、コストミニマム追求
  • 環境対応へ電解効率向上

昭和電工

  • 最適操業体制確立に力
  • 自家発比率アップ、ホワイト物流も推進

トクヤマ

  • 電解層大型化に着手
  • 輸出強化、カセイ輸出10慢トン体制へ

信越化学工業

  • 塩素サイドの供給強化
  • 高効率イオン交換膜採用

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  • 北海道三井化学・・・抗がん剤中間体に進出 10-DABうぃ効率生産
  • 住友化学・岩田圭一社長・・・南米農薬、来期3倍 英製薬と戦略提携 2大M&Aを推進
  • ダイプラ・・・土浦工場を竣工 東日本のハウエル管拠点
  • 積水化学工業・・・2兆円企業へ具体策 30年ビジョンを構想
  • JSR・・・S-SBR 客層拡大、好調続く 下期7%超増販へ
三井化学 松坂繁治執行役員F&P事業本部 企画管理部長

食を安全・豊かに

松坂繁治執行役員F&P事業本部企画管理部長

  • CE対応、包材もスマートに
  • アップサイクルで価値創出

三井化学の成長3領域の一つであるフード&パッケージング(F&P)。包装の資源循環に傾注するグローバルブランドのオーナー企業、大手コンバーターに対し、原料・素材を供給する同社の役割は高まるばかり。F&P事業本部企画管理部長を務める松坂繁治執行役員に展望を聞いた。

 

  • 石油化学工業協会、石油連盟、日本化学工業協会・・・防災強化へ講演会 
  • 昭和電工・・・大分コンビナート、1.3BGを事業化
  • 財務省貿易統計・・・2019年9月石化品輸出実績、2019年9月石化品輸入実績
  • ダイセル・・・天然由来1.3BGをアジアで独占販売 米社から
  • DIC・・・韓国の樹脂合弁解消

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