プロパン・ブタンニュース

総合面

TOKAI、水と電気を完全自給 近未来ハウス「OTSハウス」

戸建てと設備を発売

TOKAI(本社・静岡市、小栗勝男社長)は23日、水と電気の完全自給自足を実現するとともに自然災害などによる停電・断水発生時にも平常と同じ生活が可能な近未来の住まい像として、コンセプトハウス「OTS(On The Spot)ハウス」(特許出願中)の販売を開始した。規格住宅としての戸建て住宅と、水・電気の自給自足を実現する設備(パック)の2パターンを用意する。

TOKAIが販売を開始した「OTSハウス」

 

  • 燃焼器具の未交換が6万台超に(全L協調査)
  • バルク20年検査実施状況、81%が廃棄入れ替え
  • <トップインタビュー>全国LPガス協会・村田光司専務理事、消費者目線で発展へ
  • エネ研がホルムズ海峡巡り油価分析 危機見据え備えを
IMOのSOx規制強化で船舶燃料費が高騰

LPガス業界で年100億円の負担増か

IMO(国際海事機関)が決定した舶用燃料中の硫黄分の規制強化が2020年から導入される。08年に海洋汚染防止条約が改正され、20年から船舶用燃料中のSO x濃度を現行の3・5%から0・5%に引き下げるよう義務付けられる。社会的な影響は大きく、海運各社はサプライチェーン全体で応分の負担を求めたい考えだ。年間LPガス需要量の7割超を海上輸送に頼るLPガス業界にとっても影響が懸念される。

<平成、そして新時代へ>

大丸エナウィン・古野晃社長、設備工事力で給湯守る

若き日を振り返る古野晃社長の話にいつの間にか引き込まれていた。今だから話せる失敗談を織り交ぜた柔らかい語り口のためだけではない。数えきれない現場を踏み、腹をくくって挑戦してきた一人のガスマンの姿が目に浮かぶからだ。配送、工事、営業、経理などあらゆる分野に携わった経験を「人がいないからやるしかなかった」と笑いながら話す。だが、その経験こそが経営者としての古野社長を作ったのだと感じた。高齢化とエネルギー競争の逆風のなかでLPガス事業者が生きる道を、古野社長は「設備工事力」と断言する。現場を深く知る経営トップの言葉には確かな重みがあった。

首都圏版

  • 千葉県協、ロードマップ「ライフパートナーへの道」の説明会開く
  • サンリン会が経営者セミナー、衣類乾燥機の導入事例など学ぶ
  • 山久プロパン(須坂市)、須坂「まちゼミ」でこんろ掃除法を紹介

地方版

北海道=登別市、防災訓練をLPガス導入の鷲別小で実施

分散型エネの災対力示す

登別ガス協同組合(本所・登別市、斎藤正史理事長)は20日、登別市立鷲別小学校で実施した同市の総合防災訓練に参加した。隔年実施の訓練は、LPガスで強靭化を果たした鷲別小が会場となったため、訓練を通じLPガスの災対力を市民1500人超はじめ業界内外にアピールした。

東北=仙台市、ガス民営化を本格検討

推進委設置し 12 月にも答申

仙台市は22日、ガス局の民営化の基本的な考え方を検討するとともに、譲渡先選定を適正に行うためガス事業民営化推進委員会を設置した。委員長には東京理科大学大学院経営学研究科教授の橘川武郎氏が就いた。同日、市役所で第1回目の委員会を開いた。

  • 中部=富山県協の「ふれあいサポトート」今期6000件訪問 高齢者の困り事解決へ
  • 中部=サーラeパワー、バイオマス発電所稼働 地域挙げ再エネ普及へ
近畿・四国=宇陀市、菟田野小にLPガスGHP

電気式と総合比較 費用対効果決め手に

宇陀市(髙見省次市長)は8月末、菟田野小学校の普通教室にLPガス仕様GHP2台(50馬力)を設置する。快適な学習環境の整備へ小中学校に空調設置を進める市は「同校でLPガスと電気式空調のコストを総合的に比較した結果、GHPの方が費用対効果に優れると判断しLPガス空調を採用した」(教育総務課)。文部科学省のブロック塀・冷房設備対応臨時特例交付金と奈良県の公立小中学校空調設備設置緊急支援補助金を活用し実質負担を補助対象総事業費の20%に抑えた。

  • 近畿・四国=滋賀県協、東近江市に避難所施設への空調とGHP採用を要望
  • 中国=ガス衣類乾燥機で暮らし改革提案! 岡山県協岡山が研修
  • 中国=ENEOSグローブ中国、雑談・質問力を強化の販促研修
九州=ガスエネルギー大分、AEDの使用方法など

救急救命へ全社員講習

ガスエネルギー大分(本社、大分市・今村眞男社長)は10~11日、本社で人命救助講習を行った。大分市消防本部の隊員2人を招き、人工呼吸とAED心肺蘇生講習を実施。全社員49人が参加した。
同社は大分市や国東半島、佐伯市、湯布院など大分県内の広域で配送業務を展開しており、車両走行中や配送先で救命救急対応が必要になる状況を想定して講習を行った。

住設・新技術

「カセットフー」 スリムな2機種発売

岩谷産業 50周年を記念

岩谷産業(本社・東京、大阪、谷本光博社長)はカセットフー発売50周年を記念し20日、カセットこんろ「カセットフー 達人スリムⅢ」と「カセットフー プチスリムⅡ」の販売を開始した。全国のホームセンターや大型スーパーなどで取り扱う。価格は両機種ともにオープンで、年間販売目標は達人スリムⅢが80万台、プチスリムⅡが20万台。

パロマ、消火安心や両口温度維持の機能

ビルトインこんろ「シスト」に新搭載

パロマは2口ガスビルトインこんろ「シスト」をリニューアルし9月10日に発売する。安全性や機能、清掃性を高めた。
新たに「こんろ30分消火あんしんモード」を搭載し、全口のこんろ消し忘れ消火時間を初期設定値の120分から30分へ一括変更できるようにした

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