プロパン・ブタンニュース

総合面

〝GHP復権〟へ高まる期待 全国縦断フォーラム閉幕

7会場650人が拡販戦略共有

7月4日の名古屋会場を皮切りに、全国7都市を巡回したGHPコンソーシアム(安岡省理事長)主催「2019年全国縦断GHPフォーラム(後援=日本LPガス協会、日本コミュニティーガス協会、全国LPガス協会、LPガス振興センター、石油化学新聞社)」が1日の東京会場(港区の東京ガス本社)で全日程を終了した。今年のフォーラムには、7会場で650人が参加。4~6月の出荷統計で前年同期比174%の1万826台と好調なGHP販売状況を受け、各会場とも〝GHP復権〟を印象づける盛り上がりを見せた。

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<平成、そして新時代へ>

河原実業・河原勇司社長、新たな成長へ常に挑戦

「現実主義」―。河原勇司社長は自身の経営姿勢をこう評する。ビジネスは業界内で理想論を掲げるより、業界の枠を超えた広い視野から「どの選択が最適か」を常に考えたほうが良い。そのためには、業界の常識や慣習、同業他社のやり方に捉われてはいけない。自分自身で正しいか否かを価値判断する眼を養うことが大事だ―と。今やLPガス事業で営業所32カ所、顧客13万件を抱え、関東有数の大企業に成長した河原実業だが、発せられる言葉には地域密着の販売店さながら、厳しい市場を戦い抜いてきた泥臭さとリアリティーがある。草の根で築き上げた実績は簡単に崩すことができないという確信こそ、自由化の先頭をひた走る原動力につながっていると感じた。

 

首都圏版

小中学校にGHP 全28校の半数LPガス

飯田市、年内に空調整備

今年度内に小中学校の普通教室への空調設備の導入を進める飯田市(牧野光朗市長)は、全28校の半数に当たる14校でLPガス仕様GHPを採用する。昨年度の補正予算で文部科学省の冷房設備対応臨時特例交付金を活用し、地方債と合わせ13億1494万円の空調整備費を計上。5~6月に小学19校の空調整備を終え、うち10校でLPガスGHPを採用した。対象教室271室のうち151室をLPガスで空調する。中学9校も11月までに空調整備を進める計画で、うち4校でLPガスGHPを採用する。

ニチガス、新サービスを運用開始

コールセンターの検索・受け付け一元化

ニチガス(本社・東京、和田眞治社長)は7月26日、情報通信技術(ICT)を活用したコールセンター向けのワンストップサービスを開発し運用を始めたと発表した。ICT先進国エストニアの技術「X Road」と、仮想通貨などで応用例が多い「ブロックチェーン」技術を用いた。

鈴与商事、静岡市と事業化

余剰電力買い取り供給

鈴与商事(本社・静岡市、加藤正博社長)は2017年2月に静岡市(田辺信宏市長)と締結した「静岡市 エネルギーの地産地消業務委託基本契約」に基づき、固定価格買い取り制度の買い取り期間が満了を迎える太陽光発電の余剰電力(卒FIT電源)を地産電源の一つに組み込み市内の全小中学校や市有施設に電力供給する「自治体による卒FIT電源の利活用事業」を開始する。

  • 18年度のオール電化への移動は0.28%、都市ガス化は0.13% 転換が縮小
  • 8月CP、プロパンは5ドル安の370ドル ブタン5ドル高の360ドルに

地方版

  • 北海道=GHPフォーラム札幌会場、GHP普及加速へ提案ノウハウ学ぶ
  • 北海道=道協の懸賞企画がスタート 応募拡大を期待
東北=JA福島、折衝能力と提案能力向上目的に営業コンテスト

最優秀賞に五十嵐氏

JAグループ福島クミアイプロパン事業研究会(佐藤勝則会長)は7月18日、福島市のJA福島ビルで「JAグループ福島クミアイプロパン営業コンテスト」を行った。昨年より1人多い6人が出場し、JAあいづ燃料の五十嵐純一氏が最優秀賞に選ばれた。
同会はLPガス事業拡大をテーマにJA全農福島と農協、関連会社でつくる研究組織。実践的な折衝・提案能力の向上を目的とするコンテストは今年で8回目になる。

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近畿・四国=橿原市、小中4校でLPガスGHPが稼働

363馬力 地元協組がLPガス供給

橿原市(森下豊市長)は市内公立小中学校22校への空調整備で香久山小、新沢小、真菅北小、橿原中の4校にLPガス仕様のGHPを導入し、7月1日に稼働した。4校にヤンマー製GHPを計363馬力整備。橿原プロパンガス商工協同組合(橋本元志理事長)がLPガスを供給している。
橋本理事長は「LPガスGHPの採用物件は、都市ガス導管を延長しにくいエリアの学校。LPガスの分散型特性が、都市ガスとの費用比較で優位性があった」と語る。

近畿・四国=商都繁栄へ篝火奉納 

伊丹産業が天神祭に

伊丹産業(本社・伊丹市、北嶋一郎社長)は7月24~25日、大阪市で開かれた日本3大祭りの一つ「天神祭」に篝(かがり)を奉納した。25日は本社と門真、尼崎支店、伊丹産業設備から要員を派遣。2日間で延べ約100人体制を敷き、篝の熱源用LPガスの供給と保安に努めた。
同祭は大阪天満宮に祭られる菅原道真公の御神霊が、天満宮から外を出て大阪市内を巡り、地域のさらなる繁栄を祈願するもの。1千年の歴史を有し、25日の本宮では100隻の船が大川を行き交う「船渡御」が有名。また5千発の花火が打ち上げられ、100万人以上が訪れる大阪の夏を彩る風物詩である。

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住設・新技術

低温COで収穫増 ノーリツと誠和

施設園芸のシステム「真呼吸」を共同開発

ノーリツ(本社・神戸市、國井総一郎社長)はハウス栽培・施設園芸ソリューション企業の誠和(本社・下野市、大出祐造社長)と施設園芸分野の収穫量増加に貢献する低温CO2局所施用システム「真呼吸」を共同開発し、8月1日に誠和から発売した。昨年10月に締結した施設園芸高度化に向けた業務提携に基づき、全国10カ所でモニター実証を進めていた。7月25日に東京・新宿の新宿住友スカイルームで両社と施設園芸のスマート化に通信分野で協力するKDDIの3社が共同で記者発表した。

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特集記事 <わが社のイメージキャラクター2019>

新しいカタチのコミュニケーション

 

  • パーパス=「ふろクマ」
  • 東上ガス=「エネルキッズ」(クリン・ジェット・アッチ)
  • かもめガス=「かもめ」
  • 関彰商事=「セッキーくん」
  • エネサンスホールディングス=「エネさん」
  • 日通商事=「ニッピー」
  • シャイニングサービス=「シャイン君」「シャイニーちゃん」
  • ダイプロ=「ダイちゃん」「御用聞之助」「まめのすけ」

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