石油化学新聞

【おことわり】21日号は連休のため休刊します。次号は28日号となります。ご了承下さい。石油化学新聞社

THE PETROCHEMICAL PRESS

  • POWERR(パワー)GX
    多角化で議論深化 設備改造、廃プラ再生など
    ポスト・ホルムズ時代のエネルギー需給構造の強靭化に向けた国の総合パッケージである「POWERR(パワー)GX」で、化学品のレジリエントな供給体制整備に向けた具体的な議論が深化する。ナフサ備蓄は原油の国家備蓄のかたちで長期保管を可能にする方向で検討されており、調達先の多角化や原料多様化ではインセンティブの創設や設備投資支援も視野に議論が深まることになる。従来のグリーントランスフォーメーション(GX)に素材の経済安全保障の視座も加え、年内には具体的な戦略に落とし込まれることになる。
  • 東ソー・・・CO2吸収促進剤を開発 回収設備 小型・省エネ化可能に
  • 大阪ソーダ・・・全個体電池材、尼崎で実証設備建設 28年3月に完成
  • トクヤマ・・・柳井でAlN30%増設 投資額3分の1は国庫補助
  • 東洋紡エムシー・・・ノンハロ難燃品開発 低圧成形封止材 電子部品向け拡販

大倉工業 福田英司社長に聞く

安定供給を強みに存在感向上
光学フィルム 液晶市場の標準狙う
M&A 子会社とシナジー発現
大倉工業は中期経営計画(25~27年)の半分を終えた。26年上期は中東情勢の緊迫が大きな不安定要因となったが、同社の安定供給体制が評価された。これが新規顧客の獲得につながり、価格改定も浸透したことで収益力を高めた。事業戦略では、中国パネル大手と光学フィルムの合弁会社を3月に設立し、M&Aで子会社化したフジコーとのシナジーも表れ始めている。経営ビジョン「Next10(2030)」達成に向けた取り組みについて福田英司社長に聞いた。
―26年上期は収益が改善しました。

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  • 中央化学・・・PET系新素材 水産流通で用途開拓
    陸上養殖用包装など

    中央化学は、新たに開発したPET系素材を中心に水産業向けに用途開拓を加速させる。高発泡PET「CVP」は甲殻類を輸送する食品トレーとして提案し、耐寒・高耐熱PET「NCP」は焼き魚など大量調理の負担軽減を訴求する。陸上養殖では加工センターの併設も増えており、鮮度保持用食品容器の商機として提案活動を強化する。【写真:PET系新素材「NCP」を魚調理用容器として提案】
  • 東洋紡エムシー・・・高摺動性PAを開発 フッ素樹脂フリーで実現
  • 東レ・・・水処理用NF膜、新製品2種を発売 不純物除去性能など向上
  • 東レ・・・CFRPリサイクル性向上 材料設計技術を開発
  • 宇部エクシモ・・・ポリオレフィン繊維 新市場の開拓図
  • 東レリサーチセンター・・・光通信デバイス分析 性能低下要因を解明
  • 東レリサーチセンター・・・半導体界面ナノ解析 構造変化を直接観察
  • 積水化学工業・・・沖縄の自衛隊基地でPSC実証実験開始

    積水化学工業と子会社の積水ソーラーフィルム(SSF)は、沖縄県うるま市にある海上自衛隊沖縄基地隊でフィルム型ペロブスカイト太陽電池(PSC)の実証実験を開始した。実証期間は7月1日から約9カ月間を予定する。
    PSCは軽量で柔軟性を有し、耐荷重の低い屋根や壁面に設置できる次世代太陽電池。再生可能エネルギー導入量を拡大する有力な選択肢として期待されている。防衛省はPSCが平時での商用電力の節減につながるほか、商用電源が途絶した際の代替電源になると評価する。【写真:陸屋根に設置した28枚のフィルム型ペロブスカイト太陽電池】
  • 横河電機・・・コンテナ輸送効率化 素材産業向けに提供
  • 住友化学・・・持続可能な製品・技術で12件新認定

    住友化学は、同社グループの持続可能な製品・技術を認定するスミカ・サステナブル・ソリューション(SSS)で今年度に新たに12件を認定した。
    今回で11年目となる取り組みで、認定件数は累計で101件となり、売り上げ収益は5556億円、全社売り上げ収益に占める割合は24%となった。30年度までに1兆2千億円を目指す。【写真:自動車の非塗装ピラーカバー向けPMMA着色材料】
  • 三井化学・・・バイオポリオールのインソールを開発

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  • ENEOS・・・バイオエタノール実装加速 日本製紙と協業 国産燃料創造図る
    ENEOSがバイオエタノールの社会実装を加速させている。低炭素のバイオ燃料としての実証実験や認知向上に加え、豊富な国内の森林資源を活用した製造スキームの構築を同時並行で進める。国産バイオ燃料の確立は日本のエネルギー安全保障の観点からも重要だとして、事業化に向けた取り組みを強化する。
  • ダイセル・・・歯車用POM、材料選定を効率化 ドイツ規格に登録
  • 旭硝子財団・・・環境危機時計 気候変動への危機意識 2年連続で6分悪化

    旭硝子財団が、地球環境の悪化に伴う人類存続への危機意識を時刻で表す「環境危機時計」が、26年は9時39分となったと発表した。2年連続で6 分進み、9 ~12時の「極めて不安」の領域にある。気候変動や生物圏保全性(生物多様性)への懸念が調査結果に反映された。調査は世界の環境有識者に対するアンケート形式。今年は123カ国の1464人から回答を得た。【写真:(左から)旭硝子財団の島村琢哉理事長、アルピニストの野口絵子氏、東京大学未来ビジョン研究開発センターの江守正多教授、宇宙飛行士の毛利衛氏】
  • 積水化学工業・・・上海に中間膜デザインセンター開設
  • 三井化学・・・レンズコートの新興に追加出資
  • 日東紡など5者・・・郡山市でCCU実証
  • 東洋紡・・・中米子会社の土地譲渡で特別利益を計上
  • カーボンブラック協会・・・6月のカーボンブラック実績
  • 日本プラスチック板協会・・・7月の硬質塩化ビニル平板生産出荷実績、7月の硬質塩化ビニル波板生産出荷実績、7月のポリカーボネート平板・波板生産出荷実績
  • 発泡スチレンシート工業会・・・2026年7月のPSP出荷実績・
  • 日本化学繊維協会・・・7月の合成繊維生産・在庫量

 

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  • 宇部エクシモ・・・FRP製品、足場材、灌水管を拡大 農業水産用に続く柱へ
    宇部エクシモは独自の連続引き抜き成形法による繊維強化プラスチック(FRP)製品で、水産用や農業用の実績と高い機能(軽量、耐久性、強度)を生かして用途を広げ、成長加速につなげる。新規用途として特に注力するのは足場材と灌水パイプであり、足場材は昨年から建築用として採用が本格化した。灌水パイプは猛暑対策に寄与する商材と捉えて既存製品の販売網を発揮できる農業ハウス向けを突破口に拡販し、倉庫や工場向けへも市場を広げていく方針だ。
  • クラサスケミカル・・・東証スタンダード上場 営業利益は30億円を予想
  • 帝人フロンティア・・・短カットわた、タイで設備増設 RO膜用など需要好調
  • 三洋化成工業・・・PFAS不使用AFFF開発  全国へ順次供給 既存薬剤そのまま代替
  • 帝人フロンティア・・・火元かぶせ初期消火 防災毛布を年内発売
  • 三菱ケミカル・・・負膨張フィラー事業化 半導体の発熱課題に対応
  • 室町ケミカル・・・大牟田に3.5億円投じ化学品開発センター
  • 旭化成米工場・・・湿式セパレーターの塗工ラインが完成
  • 日本ゼオン・・・徳山でSWCNT新プラントを着工
  • 日本ゼオン・・・アクリルゴム事業承継の新会社設立
  • 東レ・・・100周年企画展を11月に都内で開催
  • メルク・・・来夏に羽田へライフサイエンス拠点設立
  • ダウ・ケミカル日本・・・新社長に齋藤氏
    ダウ・ケミカル日本の新社長にダウ・東レの齋藤雅則代表取締役会長・CEO兼ダウ・コンシューマーソリューションズ事業本部長が兼務で、1日付で就任した。ジャロッド・トラスラー前社長は米国本社に異動した。
    齋藤氏は上智大学外国語学部ポルトガル学科卒で01年にダウ日本へ入社、17年にパッケージング&スペシャルティプラスチック事業部コマーシャル・ディレクター(日韓)、24年にダウ・コンシューマーソリューションズ事業本部長へ就任し、25年から現職。

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