石油化学新聞

THE PETROCHEMICAL PRESS

  • 帝人・・・新たな医療材提案へ 体内埋め込み可能 顧客ごとの仕様に対応
    帝人は、体内への埋め込みが可能な新たな医療用材料の提案に乗り出した。さまざまな素材の繊維やファブリックなどを顧客ごとの仕様に応じて提供する。医療機器メーカーなどBtoB(企業向け)事業として早期の立ち上げを目指す。
    繊維は帝人グループの繊維事業を源流とする紡糸技術を駆使し、PET、ポリ乳酸(PLA)、ポリグリコール酸(PGA)、乳酸・グリコール酸共重合体(PLGA)、ポリカプロラクトン(PCL)など、熱可塑性素材から生体吸収性素材、生体由来材料まで多様な素材に対応する。繊維の太さ、形態、断面形状などを制御することにより、求められるテクスチャー(質感)と機能をオーダーメードで設計。医療材料のレギュレーションを順守した高性能な素材として提供する。
  • ダイセル・・・PPSコンパウンド インド内に供給拠点  デリーで27年から
  • 東亞合成・・・高分子凝集剤で2工場新設 生産集約で基盤強化
    国際競争激化 業界再編は最終幕に
    東亞合成は高分子凝集剤の生産体制を再編する。坂出工場(香川県)と名古屋工場(愛知県)にそれぞれ新工場を建設し、既存の供給拠点を集約化する。供給体制を絞り込むことで生産性向上を図り、事業基盤を強化する。縮小均衡が続く高分子凝集剤業界で大型の設備投資が行われるのは久々のこと。国際競争の激化が続くなか、生き残りをかけた業界再編の最終幕を迎える。【写真:エマルション系高分子凝集剤】
  • 宇部フィルム・・・易カットフィルム開発 リサイクル原料材料に
  • ADEKA・・・PLA用可塑剤発売
  • 三井化学・・・車向けPPコンパウンド 世界トップへ舵切る
  • 東レ・・・コーヒーフィルター 生産体制構築急ぐ 競争力ある事業化準備

THE PETROCHEMICAL PRESS

  • プライムポリマー・・・CPP向けPP開発 透明モノマテ包装材実現
    プライムポリマーはリサイクルしやすいモノマテリアル包装材を実現する原料ポリプロピレン(PP)のラインアップを拡充する。新たに高剛性・高耐熱無延伸PPフィルム(CPP)向け新グレードを開発した。これで作るCPPは、アルミナやシリカの透明蒸着によるバリア機能とシーラント機能を両立する。これに基材である2軸延伸PPフィルム(OPP)を組み合わせることでオールPPの透明包装材が実現する。食品包装を主要ターゲットに市場開拓を進めており、27年度の上市を目指す。
  • 東レ・・・廃材からPPS回収 30年メドに有償販売開始
  • 積水化成品工業・・・HIPS系発泡シート開発 紙コップふた用提案
    積水化成品工業は、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)を発泡させたシート「エスレンシートFL」を開発した。HIPS特有の柔軟性と発泡構造を生かし、割れにくく変形に追随しやすい特性を持たせた。非発泡のHIPS製品に比べ約40%の軽量化を実現し、高い断熱性も有する。サンプル提供を進めており、早期上市を目指す。HIPSはゴム成分などを含むため、汎用ポリスチレンに比べ発泡させにくいとされる。積水化成品は独自の発泡技術と配合技術を駆使し、HIPSの発泡シート化に成功した。発泡構造とHIPSの柔軟性により、折り曲げても壊れにくく、また変形に対してもしなやかに追随する。美しい白色で外観も良く、PSとしてリサイクルも可能だ。
  • サンノプコ・・・セラミックス微粒子水系分散剤を開発
  • 東レ・・・耐熱フィルム使用コンデンサー実証
  • DICと東洋インキ・・・脱墨・剥離性 軟包装リサイクル評価 業界共通プロトコル策定
  • 信越化学工業・・・シリコーン製 防水粘着シート開発 水害時の浸水防止用
  • 東レ・・・シンガポールの廃水再利用でRO膜受注
  • 東ソー・・・免疫測定装置に中型機を追加
    東ソーは、がんなどの疾患の診断支援に用いる全自動化学発光酵素免疫測定装置「AIA―CL」シリーズに中型機「AIA―CL600」=写真=を追加し、国内販売を8日から開始した。既存の大型機「同2400」、準大型機「同1200」、小型機「同300」と合わせ、測定目的や設置環境に応じた、より柔軟な提案が可能となった。
    AIA―CLシリーズは1台で6~40項目を同時測定でき、測定可能な項目はがん、糖尿病、心疾患、感染症など63項目に及ぶ。東ソーはバイオサイエンス事業の主力製品の一つとしてAIA―CLを手掛け、その試薬も展開している。
  • ユニチカ・・・低誘電ビスマレイミド樹脂 半導体基板向けに開発
  • 三井化学・・・高酸素透過性持つ培養プレート発売
  • 住友化学・・・パラグアイで新規殺菌剤を海外初上市

THE PETROCHEMICAL PRESS

  • アジアAN価格・・・中東情勢で高値維持 誘導品需要は低迷続く
  • 環境省・・・資源循環システム確立へ 実証で2事業を採択
  • 韓国・・・石化の脱炭素化加速 28年電炉クラッカー実現へ
  • POPRC第22階会合・・・DBDPE・TBPH規制へ議論進む
  • 日本政府・・・原油の安定調達へ 3法案を閣議決定
  • 旭化成・・・日米欧の医薬事業会社の社名を統一
  • 日本ABS樹脂工業会・・・4ヵ月連続前年割れ
  • 日本ソーダ工業会・・・2026年8月カセイソーダ出荷内訳、2026年8月のソーダ工業薬品需給状況
  • 日本プラスチック板協会・・・8月の硬質塩化ビニル平板生産出荷実績、8月の硬質塩化ビニル波板生産出荷実績、8月のポリカーボネート平板・波板生産出荷実績
  • 日本化学繊維協会・・・8月の合成繊維生産・在庫量
  • カーボンブラック協会・・・8月のカーボンブラック実績
  • 化学製品値上げ
    ・東亞合成・・・11月1日出荷分から硫酸を1㌔㌘25円以上、亜硫酸ソーダを60円以上値上げする

THE PETROCHEMICAL PRESS

  • 三菱ガス化学・・・熱可塑性PI、低誘電部品に集中 30年に年数百㌧で量産
    三菱ガス化学は独自開発の熱可塑性ポリイミド樹脂(TPI)「サープリム」により、高い耐熱性や良好な加工性を最大限に発揮できる高付加価値市場を拡大する。低誘電特性も保持するため、これを生かした次世代のテストソケット向けに開発資源を集中して国内外で提案を強化し、2~3年後の本格採用を見込む。同用途を重点とした拡販で30年メドに年産数百㌧の量産体制を整備し、これをステップに世界で応用分野を広げ、早期に1千㌧規模の生産体制を確立する考えだ。
  • 三洋化成工業など3社・・・ポリオールCRで連携 再生品利用拡大で協業

    豊通ケミプラスと三洋化成工業、エボニックインダストリーズの3社は、ポリウレタンフォームの原料であるポリオールのケミカルリサイクル(CR)による再生品の利用拡大に向けて協業を開始した。豊通ケミプラスがコーディネーター役として全体のスキーム構築と事業推進を担い、エボニックは自社保有のCR技術を共有し、三洋化成のポリオール設計・プロセス技術と融合させ、同技術の高度化を図る。エネルギー負荷が低く、高純度で安定したリサイクルポリオールの製造技術の確立を目指す。【写真:ケミカルリサイクルパイロットプラント(ドイツ)】
  • 理研計器・・・SD―3RIPシリーズ ガスを高速で検知

    理研計器は、センサー構造を一新し、高速応答と堅牢性を実現した信号変換器付きガス検知器部「SD―3RIPシリーズ」=写真=を開発し、販売を開始した。
    本体内部に測定用と参照用の2種類の新型赤外線センサー「IRSセンサー」と赤外線光源ランプを搭載。本体外部のミラーで赤外線を反射させ、ガスによって吸収される赤外線の減少量からガス濃度を算定する。ガス導入部はミラー保持部のみのオープンな構造のため、通気性が良く高速での応答を実現した。
    センサー筐体はステンレススチールとサファイアガラスの窓板で構成され、防塵・防滴に優れ、さまざま環境でのガス検知を可能にした。またヒーター内蔵で結露による誤警報を防止。センサー劣化や故障・寿命、通信異常、ガス導入部の異物チェックなど自己診断機能を充実させた。センサーの交換周期は最大10年(保証期間は3年)に設定している。
  • デンカとトクヤマ・・・水素・アンモニア混焼設備を導入

    デンカとトクヤマはカーボンネガティブコンクリートのキーマテリアルとなるCO2固定型混和材の試作製造で、低炭素エネルギーである水素とアンモニアを重油に混焼する燃焼設備を導入した。安定した燃焼と製造ができることを確認している。セメントにCO2を固定化する際の重要素材となる新規混和材の製造でも、CO2排出量削減の取り組みを加速していく。同設備はトクヤマの徳山製造所でセメント製造を行う南陽工場に設置された。低炭素燃料の混焼率は非開示。【写真:特殊混和剤の試作プラント】
  • 東ソー・・・HDIモノマー確保へ 南陽化成を子会社化
  • 東レ・・・100周年繊維総合展開催 日本の繊維を元気に
    東レは14~16日の3日間、東京都立産業貿易センター浜松町館(東京都港区)で「東レ100周年繊維総合展」を開いた。繊維事業本部のスローガン「Beyond GOUSEN,Change our Lives.素材を超える、GOUSENは暮らしを変える存在に」をコンセプトに据え、今年迎えた創業100周年を機に、繊維事業が100年間に培ってきた技術やものづくりの歩みと、次の100年に向けた挑戦を発信した。繊維事業本部傘下の5事業部に加え、東レと北陸などの繊維関係事業者でつくる企業共同体「東レ合繊クラスター」が参加し、部署や企業の根幹を越えた連携により、東レの繊維事業が持つ総合力を紹介した。会見した西村友伸常務執行役員繊維事業本部長=写真=は「東レの強みの一つは生産・販売・技術・研究の距離が非常に近く、それぞれの知見を結びつけながらアイデアを素材として形にできるところだ。こうした混ざり合いを繊維総合展で具現化して表現した。この展示会をきっかけに東レの100年の歴史と今の現実の姿に加えて、日本の繊維を元気にしたい強い思いを感じてほしい」と語った。
  • 東レ・・・再生材93%配合複合繊維開発
  • 日東紡・・・CO2分離膜用材料ノルウェー社と開発
  • 積水テクノ成型・・・蒲郡市に車両部品工場新設
  • 積水化学工業・・・「自然に学ぶものづくり」で23件助成

最近の記事一覧石油化学新聞一覧