石油化学新聞

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THE PETROCHEMICAL PRESS

ADEKA・・・潤滑油添加剤 グローバル展開加速

塗料用乳化剤海外生産の検討も

ADEKAは、機能化学品事業の主力製品である自動車エンジンオイル用潤滑油添加剤のグローバル展開を加速させる。同製品の省燃費効果やCO排出量削減効果を訴求し、現状は低いシェアにとどまる交換用オイル(AM油)向け市場などに拡販する。水系塗料・粘接着剤の原料となる反応性乳化剤もグローバルに拡販を進め、海外で生産拠点を新設する検討に入った。

タフマー増設で事業高度化
三井化学はシンガポールで展開するフェノール
チェーン事業から撤退を決めた。世界的な石化メーカーでフェノール事業でも大手の一角を成す英イネオスに事業会社のミツイ・フェノールズ・シンガポール(MPS)の株式を売却するもので、譲渡対象となる製品は、1系列年産31万㌧のフェノールと併産する同18万6千㌧のアセトンとα―メチルスチレン、2系列合計15万㌧(1系列は14年に休止)のビスフェノールA(BPA)。株式譲渡額は3億3千万米㌦で、1㌦=130円換算だと約450億円ということになる。

シンガポールのフェノール 事業から撤退する三井化学

市況3製品の資産縮小 残るウレタンは難しい判断

かつてはアジア最大のフェノールメーカー。今は高機能エラストマーで事業成長を目指す

タフマー増設で事業高度化
三井化学はシンガポールで展開するフェノール
チェーン事業から撤退を決めた。世界的な石化メーカーでフェノール事業でも大手の一角を成す英イネオスに事業会社のミツイ・フェノールズ・シンガポール(MPS)の株式を売却するもので、譲渡対象となる製品は、1系列年産31万㌧のフェノールと併産する同18万6千㌧のアセトンとα―メチルスチレン、2系列合計15万㌧(1系列は14年に休止)のビスフェノールA(BPA)。株式譲渡額は3億3千万米㌦で、1㌦=130円換算だと約450億円ということになる。

  • 東ソー・・・分離精製剤、充填済みカラム事業化 医薬向け、米に新工場
  • ADEKA・・・中計の営業利益目標を上方修正
  • 東洋紡・・・包装用PETフィルムインドネシアで増設 合弁に汎用品移管
  • 日本化薬・・・エポキシ、CFRP改質を拡大 半導体用に次ぐ柱へ
  • UBE・・・コンポジット タイに特殊品設備 建屋も新設、24年稼働

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日鉄ケミカル&マテリアル・・・熱可塑性CFRP メッシュ型の用途拡大

軽量保護帽に採用

用途開拓に加え、品揃えの拡充も進むテプレグ

日鉄ケミカル&マテリアルが独自開発した熱可塑性プリプレグ「NS―テプレグ」の新規用途展開が加速している。炭素繊維と有機繊維をメッシュ状に編んだ基材に独自のフェノキシ樹脂を含侵させたメッシュ・テプレグを新開発。これをインナーに採用した頭部保護帽を特殊衣料(本社・札幌市)が開発し、9月から販売を開始した。当面は法人向けの作業用軽量保護帽「アボネットJOB」として展開される。一方、日鉄ケミカル&マテリアルでは、今回のコラボレーションを機に、医療用保護材や装具などへの応用展開も視野に入れ、市場開拓に弾みをつける。

  • ダイセル・・・酢酸セルロース、海洋プラ対策に活用 カキ養殖資材に
  • SABIC・・・GF強化PP、自動車向け新製品 構造部品を軽量化
  • 東レ・・・PA6粒子、3D印刷用を発売 高品位造形が可能
  • デンカ・・・ウエアラブル汗センサーで米社と協業
  • DIC・・・プラ容器包装リサイクル、完全循環型実現へ協業
  • 東レ・デュポン・・・TPEEに新型コロナ不活化確認
  • 三洋化成工業・・・卵由来液体肥料開発会社と提携
  • 三菱ガス化学など・・・廃プラガス化・メタノール化の実証開始

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  • レンズ用樹脂・・・車載向け期待大 スマホカメラ減少傾向
  • UBE・・・8月CPL1980㌦
  • 石油化学工業協会・・・7月の石化製品生産実績、7月の汎用4樹脂の出荷実績
  • 財務省貿易統計・・・2022年7月石化品輸出実績、2022年7月石化品輸入実績
  • 日本スチレン工業会・・・2022年7月受払表
  • 塩ビ工業・環境協会・・・7月のPVC、VCMの生産・出荷
  • 日本プラスチック板協会・・・7月の硬質塩化ビニル平板生産出荷実績、7月の硬質塩化ビニル波板生産出荷実績、7月のポリカーボネート
    平板・波板生産出荷実績
  • 日本化学繊維協会・・・7月の合成繊維生産・在庫量
  • 日本ポリプロピレンフィルム工業会・・・7月のOPP・CPP出荷実績
  • 日本ABS樹脂工業会・・・ABS樹脂の7月国内出荷
  • カーボンブラック協会・・・2022年カーボンブラック需要年央見直し
  • 化学製品値上げ
    ・クラレ・・・液状ゴムを100円 PVBを月から
    ・UBE・・・液安と安水1日から しゅう酸70円など
    ・宇部MC過酸化水素・・・過酸化水素20円以上
    ・UBEエラストマー・・・BRを80円以上
    ・トクヤマ・・・ソーダ関連4製品
    ・東ソー・・・次亜ソーを10~20円
    ・三井化学・・・ホルマリン系を16円
    ・出光興産・・・水添石油樹脂
    ・東レ・・・ポリエステルフィルム
    ・タキロンシーアイ・・・熱収縮フィルム FRP10月3日から
    ・三菱ケミカルグループ・・・PS系収縮フィルム アクリルフィルム 酢酸塩類15日から
    ・ユニチカ・・・包装用フィルム
    ・デンカ・・・PVAを60円 球状シリカなど
    ・東洋紡・・・PBO繊維5~11%

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ダイセル・・・接合材ではんだ代替

パワーデバイス照準

ダイセルはパワーデバイス向けなどに、はんだを代替する金属(銀、銅)接合ペーストの事業化を目指す。高い接合信頼性を保持しながら、融点を下げることで従来よりも低温(150~200度C)で焼結でき、高い熱伝導率と低い電気抵抗を実現するペーストを開発し、サンプル評価中だ。顧客の評価は高く、市場や周辺技術を固めペーストの供給体制なども整え、新たな接合材料として自動車関連を中心に採用を広げる。

  • 昭和電工・・・フィルム接着剤量産 異種接合用、来年
  • 昭和電工マテリアル・・・CMPスラリー増産
  • UBE・・・PCDタイ3期増設 世界3拠点で年2.2万㌧に
  • 三井化学・・・α―オレフィンコポリマー シンガポール増設
  • 東レ・・・単一素材OPP、ガスバリア・耐熱性兼備 食品包材向け
  • 住友化学・・・半導体向け工場米で24年度稼働
  • DICグラフィックス・・・低温乾燥でCO減 オフ輪インキ新製品
  • 三菱ガス化学・・・イノベーション拠点木場に来年10月開設
  • 出光興産・東ソー・トクヤマ・ゼオン・・・周南地区 アンモニア拠点検討
  • 東レ・・・廃LIBからリチウム回収 NF膜を新開発
  • 三井化学・・・廃食用油会社に出資 アジア最大級
  • 積水化学工業・・・明治大学と新規高分子材料MI活用し探索
  • 日本ゼオン・・・ALS治療創薬新興企業に出資
  • エフピコ・・・東南ア参入、マレーシア同業最大手を買収

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