石油化学新聞

THE PETROCHEMICAL PRESS

東レ・・・ラージトウ炭素繊維 アジアに拠点新設検討

風力発電翼向け今期判断

東レは、アジアにラージトウ炭素繊維生産拠点を新設する検討に入った。風力発
電機翼用途の旺盛な需要に応える。現在はメキシコとハンガリーに生産拠点を有
し、うちメキシコで23年に新設備を立ち上げ生産能力を増強するが、供給が早期に不足するとみている。次期増産投資を22年度中に判断する考えだ。

  • 三菱ガス化学・・・環境循環型メタノール 24年度数万㌧規模に ライセンス開始
  • デンカ・・・球状シリカ増設検討 半導体封止材向け需要好調
  • デンカ・・・抗原検査キットを五泉事業所で増産
  • ダウ・・・LNGプロジェクトに出資 独工場内に輸入拠点
  • エボニック・・・PA12 新系列は年内稼働へ 独で5割超増産
  • 東洋紡・・・神経再生器具を 米国へ積極展開
旭化成「魂で変革に挑戦」 次の 100 年へ新中計始動

24年度 営業益 2700 億円目標に

工藤幸四郎社長

成長牽引10事業 3年で6000億円投資
「当社は元来、動物的野心( アニマルスピリット) で新事業を開拓してきた。創業100周年を迎える今、この旭化成・魂を呼び起こして変革に挑戦し、次の100年のファーストステップを踏み出す」。
旭化成は22〜24年度の新中期経営計画「ビー・ア・トレイルブレイザー=先駆者)」を始動した。1日付で就任した工藤幸四郎社長は11日の新中計説明会でこう強調しつつ、全社員を鼓舞する。かつて野武士集団と呼ばれた同社も大企業病に陥ってしまったのか。答えはそうではなかろう。業容拡大や組織・制度の進化を経て洗練されつつ、社長を含め誰に対しても「さん」付けで呼び合う風通しの良さなど、同社らしいカルチャーは今も息づいている。工藤社長は「研究開発や素材、材料は良いものを持っている。これらを如何に早く世に出すか。課題は『戦術』にある」と自己分析する。

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マイクロプラ 欧でタイヤくずも対象に

新素材など基準作りの動き

摩擦や劣化によって発生するタイヤくずをマイクロプラスチック(MP)の主な発生源の一つとみなし、その対策に向けた検討作業が欧州で始まった。対策案の一例が新素材を含めたエコデザイン、摩耗に関する基準の制定。欧州の動きは世界に影響を与え、日本の化学メーカーは商機に結びつける取り組みが欠かせない。

  • DIC・・・藻類から新成分開発へ スキンケア材料 米ベンチャーと連携
  • 積水化学工業・・・BRエタノール実証へ 可燃性ごみ原料 岩手に設備完成
  • 日本ゼオン・・・4工場で再エネシフト CO約8万㌧削減
  • 帝人フロンティア・・・ナノファイバー短繊維 ゴム補強用を開発。 肌側に吸水性持つ撥水生地を開発
  • 住友化学・・・環境型エチレン、BRエタノール原料 千葉に試験設備完成
  • 東洋紡と神戸大・・・環境技術などで協定 産学連携を強化
  • ハイケム・・・PLAポリオール日本市場で発売
  • カネカ・・・垂水市、生分解性樹脂製買い物袋導入に協賛

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  • 基本液状エポキシ・・・価格高水準を維持 アジア4200㌦前後 BPA下落も
  • フタル酸系可塑剤 値上げ浸透進む
  • シンガポール経済開発庁 ジュロン島環境改善CO排出減に拍車
  • 日本ABS樹脂工業会・・・国内出荷減少も1.9万㌧台を回復
  • 日本銀行・国内企業物価指数2月 石化系基礎製品物価指数5㌽上昇
  • 旭化成・・・LIBセパレーター 車載用引き合い強く 海外も視野に増設検討

生産拠点のグローバル展開が期待される「ハイポア」

旭化成は、車載用リチウムイオン電池(LIB)向けに需要増が続く湿式セパレーター「ハイポア」の次期増設に向けて検討を加速させる。
相次ぎ実施している能力増強で23年末には日向工場と守山工場の2拠点合計で年産13億5千万平方㍍体制を構築する。しかし「24~25年ごろの市場を見据えるととても足りない」(工藤幸四郎社長)。安全性と信頼性が求められる車載LIB用セパレーターの中でも同社のハイポアに対する評価は極めて高く、グローバル市場からの引き合いは一段と強まっている。工藤社長は「今年度中か来年度初頭には、方法も含めて次期増設を示すタイミングが来る」と明言した。

化学製品値上げ
・昭和電工・・・酢酸ビニルを30円
・三井化学・・・EGとEA15日から。TDI類を120円
・三菱ケミカルホールディングスグループ・・・機能性フィルム。イオン交換樹脂など
・DIC・・・PPSを90円
・ジェイ・プラス・・・可塑剤を74円以上
・昭和電工マテリアルズ・・・感光性フィルム12%
・三井・ダウポリケミカル・・・機能性樹脂を20円
・トーヨーカラー・・・IJインキ200円超
・帝人フロンティア・・・ポリエステル繊維
・信越化学工業・・・シリコーンを10%

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エボニック・・・PA12 CO2排出4割減

CR原料で実現

エボニックはケミカルリサイクル(CR)で得たバイオメタンをベースに、石油ベースのポリアミド12樹脂(PA12)「ベスタミド」と比べLCA(ライフサイクルアセスメント)でみたCO排出量を平均40%削減できる新規PA12「ベスタミドRFP」を開発した。物性は既存品と同等。既にグレードの選定など商業化に向けた具体的検討を進めており、近々ドイツで生産し世界市場で展開する方針だ。

  • UBEグループ・・・30年度目標 温室効果ガス半減 環境貢献製品6割超
  • 三井化学・・・ESG経営を加速 GHG4割減へ投資 1400億円。 バイオマスリサイクル ブランド立ち上げ
  • ポリプラ・エボニック・・・共重合PA 金属複合化を促進 接合強度高く
  • 大日本印刷・・・5G用フィルム型アンテナを開発
  • 住友化学とパイロット・・・プラ包材の印刷層無色化技術開発へ
  • 信越化学工業・・・新製品 電動車放熱向けシリコーンゴムシート
  • 横河ソリューションサービスとNTTコミュニケーションズ・・・AI運転支援提供スタート
  • 国際化学五輪 日本代表4生徒決定

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