プロパン・ブタンニュース

【おことわり】8日号は連休のため休刊とします。次号は15日号となります。ご了承下さい。石油化学新聞社

総合面

GHPフォーラム、4月24日に広島会場で開幕 

地方都市では4年ぶりの開催

GHPコンソーシアム(清水尚之理事長)が主催する「第25回GHPフォーラム」が、「省電力・省CO・省コスト〜いまGHPの特長をいかす〜」をテーマに、4月24日の広島会場(広島市、広島県LPガス会館)で開幕した。翌25日には福岡会場(福岡市、パピヨン24オフィスビル)も開催。広島会場70人、福岡会場75人が参加し、エネルギー需給や災害対応、気候変動問題に対するリスクヘッジの仕組みとして、GHPやマイクロコージェネの活用法を学んだ。

  • 岩谷産業とエネライフ、供給強化へ根岸ターミナル内に新充填所建設へ 24年稼働へ
LPガス振興センター、第2次補正予算補助を全件採択

補助率縮小で

LPガス振興センター(野倉史章理事長)は4月27日、3月31日で第2次締め切りだった2022年度第2次補正予算の補助事業である区分1〜3の各事業について、補助率を縮小することで予算を超過した次点(不採択)申請のすべてを採択することを決め、申請事業者・補助事業者・履行補助者に通知した。

  • ジクシス、2050年にカーボンネットゼロへ脱炭素方針発表
春の叙勲、廣瀬道明氏(旭大)、森川桂造氏(旭重)、秋元耕一郎氏(旭中)らに栄誉

褒章井田氏が藍綬

Loader Loading…
EAD Logo Taking too long?

Reload Reload document
| Open Open in new tab

中田みち会長

トーエル(本社・横浜市、中田みち会長)は4月20日、トーエル炎友会(佃博会長)の研修会で資源エネルギー庁石油流通課から講師を招き、総合資源エネルギー調査会LPガス流通ワーキンググループでの無償貸与・貸し付け配管問題の議論状況を共有。同社が貸与商習慣の変化を見越した顧客防衛・拡大策を提案した。

貸与商習慣は「現役世代で解決」 

トーエル・中田会長が顧客防衛・拡大策示す

4年ぶりの実開催で約200人が出席した

中田みち会長

トーエル(本社・横浜市、中田みち会長)は4月20日、トーエル炎友会(佃博会長)の研修会で資源エネルギー庁石油流通課から講師を招き、総合資源エネルギー調査会LPガス流通ワーキンググループでの無償貸与・貸し付け配管問題の議論状況を共有。同社が貸与商習慣の変化を見越した顧客防衛・拡大策を提案した。

  • 取引適正化、集合住宅の4割が料金情報提供 弊害一掃へ規制是認も

首都圏版

越後プロパン(新潟市)、ショールーム活用で接点強化 

月例イベント「えちぷろラボ」開始

ショールームの活用を推進する

越後プロパン(本社・新潟市、小出薫社長)は4月から、ショールームを活用した月に1回のイベント企画「えちぷろラボ」を始めた。料理教室やワークショップを定期的に開き、地域住民とのつながりを深めていく。
グループの越後天然ガス(同)の新津ショールーム(新潟市)、五泉ショールーム(五泉市)を活用した企画で、ガスのPRよりも場所の提供やイベントを通じた顧客接点の強化と地域交流に重点を置く。イベントは顧客でなくても参加できる。直近では4月4日に県内の老舗から講師を招いた「手作り生みそ講座」を開き、参加者から好評を得た。次回は5月16日に華道教授を招いた生け花教室を予定している。

東京都、LPガス料金の負担軽減策実施へ

臨時交付金を活用

東京都(小池百合子知事)は物価高騰対策の一環で、国の臨時交付金などを活用したLPガス料金の負担軽減策を打ち出す方針を固めた。4月21日に都庁第一庁舎災害対策室で開いたエネルギー等対策本部の第5回会議で明かした。
節電行動や太陽光の導入などを通じて、電力需給ひっ迫への対応や脱炭素化に向けた率先行動を継続するとともに、新たにLPガス需要家や特別高圧契約の中小事業者に対する支援を表明。

  • 桂精機製作所、神奈川工場 ショールーム刷新 研修にも使える施設に
  • サイサン環境保全基金、23年度上期は29件・584万円を助成

地方版

北海道=エネサンス北海道、23年度営業方針を発表 

基盤強化とガス外拡大へ いずみ会で発表

エネサンス北海道(本社・札幌市、今泉光弘社長)は4月21日、札幌市のニューオータニイン札幌で開いた販売店組織のいずみ会(石原幸一会長)で、2023年度の営業方針を発表した。今年度も「顧客・取引先の基盤」「ガス外収益」の拡大を通して、顧客創造につなげていく。

  • 北海道=函館地裁、データ持ち出し事件で佐藤エネルギーが民事でも勝訴
東北=若松ガス、アフターコロナ見据え反転攻勢

ガス衣類乾燥機200台販売へ 「幹太くんクラブ」

4月にさっそく、会津若松市で行われたバスケットボールの試合会場で「ガスレンジャー」がPR

若松ガス(本社・会津若松市、小山征弘社長)は今年度、200台を目標にガス衣類乾燥機の販促に取り組む。昨年度は149台販売し、当初目標に対し62%の達成率だった。「5年間で1千台販売」を掲げ、2019年に販促活動をスタートしたが、想定外だったコロナ禍による対面営業の自粛や商品納期の遅延など達成が難しくなったため、目標を「早期1千台達成」に修正した。
同社は19年にプロジェクト「乾太くんクラブ」を立ち上げ、「5年間で1千台販売」の目標を掲げ販促活動を行ってきた。工事費・部材費込みのセット料金やリース料金を用意し、クラブメンバーが旗振り役となり年間を通して販促活動を展開してきた。

中部=上野ガス、防災力さらに強化 

被害時実務に即し訓練充実

常時、防災への意識を備えるため、年3回訓練を実施

上野ガス(本社・伊賀市)は防災力強化に注力している。中井茂平社長は「少しでもお客さまの役に立ちたいとの思いで強化してきた。防災力の高さは当社の底力でもある」と強調する。
同社は年3回(3月、6月、9月)、社内での災害を想定した訓練を実施するとともに、10年以上前から防災室を設置し、伊賀市消防本部から定年退職者を招き雇用して、防災の質の向上に努めている。
伊賀市消防本部出身の山嵜真一防災室長代理は「ライフラインを担う会社として、安心安全に対するモチベーションの高さを感じている。消防署時代からいろいろな企業で消防訓練の指導をしてきたが、これだけ訓練をしている会社はなかった」と評価した。

  • 中部=サーラコーポレーション、地域通信新会社を設立 事業拡大に弾み
  • 中部=コインランドリー展開のジーアイビー、小松市の町内会と災害時支援で協定
近畿・四国=和歌山県協、「乾太くん」無料モニターキャンペーンで目標大幅に上回る成果

電化からの燃転事例も 全モニター「良かった」

和歌山県LPガス協会(佐伯浩三会長)は昨年6月1日~3月31日まで、ガス衣類乾燥機「乾太くん」の無料モニターキャンペーンを実施した。アンケート回収60件、機器成約30件を目標に設定したところ、168件のアンケートを回収、68台を成約し目標を大きく上回った。成約事例のなかにはオール電化住宅に設置し、給湯需要もLPガスに燃料転換したケースもあった。

  • 近畿・四国=小松島ガス、接点重視で燃転推進 経年電温をリスト化
  • 九州=エズコ(熊本市)、ウェブ明細で効率化 集中監視先の過半が登録
九州=熊本青年委員会、子ども食堂に寄付

廃メーター売却益

はぐくみ食堂を運営する野村順子代表(右)に寄付金目録を手渡す大塚史崇委員長

熊本県LPガス協会青年委員会(大塚史崇委員長)は熊本市の子ども食堂、はぐくみ食堂に3月28日、期限切れガスメーター回収運動で得た収益14万8281円を寄付した。大塚委員長が、はぐくみ地域・子ども食堂大江で運営者の野村順子代表に目録を手渡した。
熊本青年委は例年、産業廃棄物である期限切れガスメーターを回収・売却し、それをボランティア活動の資金に活用している。はぐくみ食堂への寄付は昨年から実施しており、食堂の運営費や食材費に役立ててもらう。
メーター回収運動は昨年11月1日~12月15日に実施。熊本市の県協会、西部ガスエネルギー熊本支店、玉名市の熊本石油玉名ガスセンター、阿蘇市の熊本石油阿蘇充填所、宇土市のNX商事熊本LPガス事業所、人吉市では南九州マルヰ人吉営業所の計6カ所に回収スペースを設け、会員に期限切れメーターの持参を呼びかけた。

<中国特集>

新型コロナウイルスのパンデミック発生から3年が経過した。感染リスクの懸念は依然消えないが、大型連休明けの8日には感染法上の位置づけが季節性インフルエンザと同じ「5類」となり、行動制限もなくなるなど社会生活の回復へ明るい兆しが見えてきた。この3年間で世界はニューノーマルへ大きく舵を切り、脱炭素社会への流れを加速させた。LPガス業界ではウィズコロナで対面とオンラインを併用したハイブリッド型の営業活動が広がり、エコジョーズやハイブリッド給湯器、エネファームなど当面の低炭素化につながる高効率ガス機器の普及に拍車を掛ける動きが積極化している。社会・市場環境が大きく変化するなか、成長を目指して果敢に挑戦する販売事業者を追った。

  • 環境変化に挑戦
    ・ヨシムラ(島根県北栄町)、エネ核に接点強化 「コナンに会える町」振興
    ・つばめガス(岡山市)、「社風の良さ」に定評 希望就職先は岡山県業界で首位
    ・JAしまね斐川地区本部(出雲市)、エネファーム販売200台達成 特別料金とリース奏功
  • 有力事業者の今年の方針と施策
  • 中国LPガス消費マップ

住設・新技術

  • 矢崎ES、ドラレコと一体の高機能デジタコ発売 運行管理も一新
  • ガス警報器工業会、警報器設置マニュアルの英訳版を作成
  • ノーリツ、集合用ハイブリッド給湯が強靭化大賞「優秀賞」に

特集<最新設備導入で効率化進める両元産業>

両元産業(本社・常滑市、後藤元和社長)はタンクローリーの塗装・乾燥とコンポジット容器(LPガス用FRP容器)の耐圧検査後の内部乾燥を計画的に行うことのできる専用室内ブースを本社敷地内に設置した。3月23日に試運転を行い、4月から稼働を始めた。タンクローリー市場での造作の獲得拡大と、今後需要の増加が予想されるコンポジット容器の受け入れを目的としたもので、効率良く手早く行うことで業界のニーズに応えていける体制を整えた。


  • 全塗装・乾燥専用室内ブース稼働開始
  • ローリー塗装、処理日数を大幅短縮 きれいで迅速に
  • 次世代ニーズにも対応 合理化と工夫でフル活用
  • 運送業界発展を支援 安全と安心にメンテで貢献
  • 先を見据え新事業も コンポジット容器普及後押し

最近の記事一覧プロパン・ブタンニュース一覧