プロパン・ブタンニュース

総合面

岩谷産業「MaruiGas災害救援隊」が全国一斉訓練実施 体制万全に

71ヵ所約1600人が参加

今年で26回目となるMaruiGas災害救援隊の全国一斉訓練。岡崎LPGセンターではデリステを使った炊き出し訓練も行われた

岩谷産業(本社・大阪、東京、間島寬社長)は、MaruiGa
s防災の日である10月22日、LPG基幹センターなど全国71カ所で「MaruiGas災害救援隊全国一斉訓練」を実施した。全国一斉訓練は今年で26回目となる。
訓練は、昨年に続き新型コロナ対策を徹底し、ソーシャルディスタンスなど対策を講じながら、大阪本社を訓練本部に、北海道9カ所、東北6カ所、関東・首都圏20カ所、東海・北陸8カ所、近畿9カ所、四国5カ所、中国4カ所、九州8カ所、沖縄1カ所の計71カ所で救援隊メンバーなど総勢1594人が参加した。

  • 消費者保安大会、安全貢献90者を表彰 優秀事業者に丸彦小野商事(札幌市)
  • 日本LPガス協会、オンラインセミナーでLPガスの未来探る 三位一体でCN化を
  • 温暖化対策計画が閣議決定 30年度の家庭用エネCO2削減目標は66%減
  • TOKAI、初期費用ゼロで太陽光システムを設置できる新サービス開始
「過大な貸与に歯止めを」

エネ庁・橋爪企画官が東京都LPガス協会理事会で講演

東京都LPガス協会(尾崎義美会長)は10月25日、東京・千代田区の主婦会館プラザエフで開いた理事会(オンライン併用)の席上に橋爪優文・資源エネルギー庁石油流通課LPガス産業担当企画官を招いて講演会を開いた。橋爪氏は「賃貸集合住宅への無償貸与の問題」と題して講演。入居契約前の消費者にLPガス料金情報を提示することが消費者トラブルの解決となり、過大な無償貸与に歯止めをかけられるとの認識を示した。

首都圏版

  • サンワ(前橋市)、新中計始動 構造改革推進で収益基盤強化
  • ガスワングループ電話対応スキルアップコンテストで田邊玲奈さんが最優秀賞
  • 青木酸素商店(南房総市)、採用活動強化でベトナム人材を工事部で採用

地方版

  • 北海道=北海道省エネ大賞に、リンナイ新型ハイブリッド冷暖房・給湯システム
  • 東北=山形県協、行政や地域住民迎え中核充填所稼働訓練を実施
  • 中部=三重県協、中核充填所稼働訓練をウェブでつなぎ11カ所で同時開催
中部=福井ツバメ商事、FC勉強会スタート

機器販売強化でリフォーム展再開

タカラスタンダード福井ショールームで開いたリフォーム展。目的買いの来場者が熱心に見学

福井ツバメ商事(本社・福井市、斎藤裕貴社長)は改めて機器販売の強化を図っている。9月から月1回エネファーム(家庭用燃料電池=FC)の勉強会をスタートし、10月17日には2年ぶりにリフォーム展を開催した。
勉強会は、世の中がカーボンニュートラルに向けて動き出し、脱炭素や省エネがクローズアップされるなか、同社もエネファームを戦略商品と位置づけ提案に力を注ぐために始めた。岩松君典開発営業部次長は「エネファームはまだまだ嗜好品という向きが強いが、お客さまにこれからの時代に必要な商品として認知していただくためには自分たちがもっと知識を習得する必要がある」と説明する。若手営業担当者を中心に毎回7~8人が本社で半日かけて行う勉強会に参加。外部講師を招き、基礎知識や販売方法などを学び、ロールプレーを交えスキルアップに励んでいる。

近畿・四国=岩谷産業、カセットこんろ一堂に

アウトドアグッズ前面にコンセプトショップを開設

カセットこんろとアウトドアグッズが並ぶ

岩谷産業(本社・大阪、東京、間島寬社長)は10月26日、大阪市内に同社初のコンセプトショップ「IwataniOutdoorShopBASE」を開設した。アウトドアグッズを前面に出しながらカセットこんろの全ラインアップを展示。化粧品や洗剤などの扱い商品も紹介した。
同社はカセットこんろの国内シェア82%を占め、アウトドアショップや量販店など多くの販路を持つが、全カセットこんろを揃える店はなかった。新店は家庭用からアウトドア向けまでカセット容器を使う調理器具24アイテムを揃え、顧客は見て触って最適の商品を選ぶことができる。
立地は中央区安土町の自社ビル1階。植栽や小川をイメージしたレイアウトにバッグパックや水筒など同社が扱うアウトドア品が並ぶ。別室には化粧品や洗剤、栄養食品を展示しアイテム数は100を超える。キッチンを使った使用体験、ゴーグル装着によるバーチャルリアリティーの体験イベントも企画する予定。

  • 近畿・四国=<人財~OnlyOne>キョウプロ営業部・佐々木望さん
  • 中国=岡山県協、停電・道路寸断を想定し中核充填所防災訓練を実施
九州=リボンガス・内海代表、「営業力五輪書」を改定 

非対面時代に対応を

「営業の存在意義を改めて考えていただきたい」と内海代表

リボンガス(本社・熊本市)の内海久俊代表は10月1日、昨年2月に著した「激変の時代を勝ち抜く 創造的営業力五輪書」の改訂版を刊行した。昨年来の新型コロナウイルス感染拡大による企業や営業を取り巻く環境の変化を踏まえ加筆した。これに合わせ、コロナ禍で中断していた各種セミナーも順次再開する。内海代表は「対面の営業活動が難しくなるなか、貴重な現場での営業力を磨くことや、情報ネットワークを最大限活用することの重要性がさらに増した。改訂版はその点を踏まえて加筆訂正を加えたもの。自宅待機、テレワークなど営業を取り巻く環境が激変しているなか、改めて営業の存在意義と自分のなすべきことについて考えてみる端緒にしていただきたい」と語る。

住設・新技術

ビースマイル、LPガス事業者向けに提案

「ガス屋さんのリフォームパンフレット」

ビースマイル(本社・東京、佐々木亮社長)は、リフォーム営業ツール「ガス屋さんのリフォームパンフレット」をLPガス業界に提案する。観音開き構成の紙媒体で、ガス機器や住設機器の魅力を訴える。ゼロから同様の媒体を作るより安価で、手間も時間もかからずにツールを用意し、リフォーム営業に活用できる。

  • タマダ(金沢市)、FRP容器開発に着手 2027年発売を目標

<特集>警報器工業会リメイク運動

ガス警報器工業会(髙橋良典会長)は2012年度からガス警報器設置・交換運動「リメイク運動」を展開している。ガス警報器の設置率向上によるガス事故の減少への寄与を目的に、今年度は「ずっと眠らず見守ります
皆様のそばにガス警報器」をスローガンに掲げた。LPガス分野では全国LPガス協会の「LPガス安心サポート推進運動」に歩調を合わせ、都道府県協会とも連携し根気強く推進する。10月28日に東京・千代田区の如水会館で開かれたLPガス消費者保安推進大会(経済産業省、LPガス安全委員会共催)では、20年度に「実質設置率」「向上率」「期限切れ一掃率」「業務用換気警報器(CO警報器を含む)設置率」の4部門で高いポイント数を上げた都道府県協会を表彰した。本特集は各部門で上位に輝いた協会に加え、先進事業者の取り組みに光を当てた。事故撲滅を目指し〝付けていて当たり前〟の環境整備に不断の努力を重ねるガス警報器設置・交換運動の最前線を追う。

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