
プロパン・ブタンニュース 3688号(2026.9.28)
総合版
- 取引適正化ガイドライン案、利益供与上限金額示す 契約期間の2年縛り容認
[総合資源エネルギー調査会資源・燃料分科会石油・天然ガス小委員会LPガス流通ワーキンググループ(座長=内山隆・青山学院大学総合文化政策学部教授)は14日、東京・霞が関の経済産業省別館でオンラインを併用し、第14回会合を開いた=11面に関連記事。取引適正化ガイドラインに盛り込む利益供与などの具体的な基準を審議した。事務局の資源エネルギー庁資源・燃料部燃料流通政策室は、利益供与について過渡的な措置として、戸建てなどには2万円、賃貸集合住宅のオーナーには2500円に消費者戸数を掛けて算出する金額の上限案を初めて提示した。また、契約期間の2年縛りを事実上認めた。 - エア・ウォーター、量から質への転換図る ガバナンス高度化強調
エア・ウォーター(本社・大阪市、千歳喜弘社長=写真=)は17日、都内でメディア向け説明会を開き、グループの不適切会計事案を踏まえた今後の再発防止策と改善計画に基づく経営改革の方向性を明らかにした。千歳社長、唐渡有副社長、白岩啓孝財務・IR部長の3人が出席した。
千歳社長は「当社は東京証券取引所から5月1日に特別注意銘柄の指定を受けた。まずは1年間の改善計画実行で指定解除を目指し、上場維持に向け全社を挙げて取り組む」と述べた。 - サイサン、GasOneサミット開催 卸事業に主軸 GHPなど4商材へ重点

サイサン(本社・さいたま市、川本知彦社長=写真=)は17日、東京・西新宿の京王プラザホテルで「Gas Oneサミット2026」を開き、取引先から300人が出席した。川本社長は各地区Gas One会会長らと登壇し結束を確認。「引き続き卸売事業に軸足を置き、販売店の皆さまとともに歩む」と表明。再生可能エネルギー由来も含めた電力、宅配水、ガスとのセット販売と▽GHP▽ハイブリッド給湯器▽衣類乾燥機▽蓄電池―の4商品の販売を重点的に支援し、低圧系統用蓄電所の設置にも挑戦する考えを示した。
7月28日の熊本地震時にLPガス漏洩が疑われる爆発事故が発生したことや千葉県での未撤去バルクからの漏洩で「逆風下にあるが、同じ業界の事業者として他人事ではない」との認識を示し、第一種保安物件の自主点検の実施を報告。千葉のケースに対しては「供給を終えたら速やかに撤去しているが、処理漏れがないか念のため再確認している」と説明した。 - 市原のLPガス漏洩事故、安全弁の不具合か イオンが詳細を公表
- 台風25号、千葉や神奈川を中心に被害甚大
- JGEトークコン関東大会 激戦制して全国切符 亀甲氏(エネアーク関東)、依田氏(熱海ガス)に栄冠

ジャパンガスエナジー東日本支店(工藤剛士理事支店長)は14日、東京・千代田区のアルカディア市ヶ谷で「JGEトークコンテスト関東地区大会」を開いた。テーマは「LPガスで新規開店! 夢のカフェ経営」。エントリーした11選手が2会場に分かれて接客スキルやLPガス需要維持につなげる技量を競い、激戦の末、亀甲裕美氏(エネアーク関東、A会場)と依田亜夢斗氏(熱海ガス、B会場)がゴールド賞に輝いた。両選手は11月13日に都内で開かれる全国大会に駒を進め、栄冠を目指す。【写真:ゴールド賞を獲得した亀甲裕美氏 ゴールド賞を獲得した依田亜夢斗氏】 - &LPGエキスポ2026 堀川雅治実行委員長に聞く〈下〉
首都圏版
- サンリン、スキルアップコンテスト開催 電話対応で牧野志織さんが最優秀賞に
サンリン(百瀬久志社長)は8月25日、長野県山形村の本社でスキルアップコンテストを開き、全社から33人が参加した。電話応対部門は管理本部の牧野志織氏=写真=が最優秀賞を、中信支店の宮澤待子主任が優秀賞を受賞。営業部門は角田佳尉上田支店係長と松本支店の織田貴晴氏が同点で優秀賞を獲得した。 - 群馬県ガス事業協同組合、消防に衣類乾燥機寄贈 山間部の活動を支援
地方版
- 北海道=エナジティックフォーラムでエネルギーと環境議論 LPガスは「いつでも砦」に

北海道エナジティック(本社・札幌市、尾関豪社長=写真=)といわせき(同・岩見沢市、堀川孝幸社長)共催のエナジティックフォーラムが9日、札幌市の札幌パークホテルで開かれた。フォーラムには、特約店など200人超が参加した。24回目を迎えたフォーラムは副題に「エネルギーと環境を考える」を掲げ、足元の需給状況や環境についての情報を共有した。 - 東北=タプロス、70周年式典で決意新た 地域と歩み続ける

タプロス(本社・秋田市、佐藤寛樹社長=写真=)は10日、秋田市の秋田キャッスルホテルで創立70周年記念式典を行った。佐藤社長は「次代へつなぐ、感謝のともしび」のキャッチフレーズを掲げ「70年は通過点であり、この先の未来こそが大切」と述べ、感謝と笑顔を忘れず地域に寄り添い続ける決意を示した - 中部=JGEトークコン中部・北陸大会、2会場で熱戦展開

ジャパンガスエナジー(本社・東京、田中信昭社長)は9日、名古屋市の熱田神宮会館で2026年度JGEトークコンテスト中部・北陸地区大会を開催した。「LPガスで新規開店!夢のカフェ経営」をテーマにした今大会には中部、北陸地区から11選手が出場。A、Bの2会場に分けて熱戦が展開された。A会場では藤井琢磨選手(新日本ガス)、B会場は國原豊選手(明石エネライフ)がゴールド賞を獲得。11月に東京で開催される全国大会への切符を手にした。【写真:ゴールド賞を獲得した藤井琢磨選手の演技】 - 近畿・四国=鳴門ガス、即湯サービス300件達成 他熱源対応で顧客開拓
鳴門ガス(本社・鳴門市、中岸真史社長)が2021年から展開する「即湯(そくとう)サービス」が提供先300件目を達成した。5日、300件目の濱野慎也さん宅を訪問し、記念品の贈呈式を行った。エコキュートなどの他熱源給湯設備の故障時、LPガスで仮設給湯を行う同サービス。販売事業者が新たな顧客層を開拓する方策として、着実に地域に根付き始めている。 - 近畿・四国=<滋賀から八代へ・仮設風呂プロジェクト(上)>熱意とノウハウを結集

滋賀県LPガス協会(平井通会長)の会員事業者有志6人は6~8日、熊本地震支援のため八代市に仮設風呂2台を搬送、避難所の市立太田郷小学校に設置した。道程800㌔㍍を超える支援は、販売事業者の熱意と県協会の支援、プロジェクトリーダーが持つボランティアのノウハウ、八代市のLPガス事業者の協力がすべて揃ったからこそ実現した。出発式で平井通会長がプロジェクトチームを激励。地元テレビも取材に訪れた - 中国=三愛オブリ、「事例共有プレゼンコンテスト中国・播州予選会」で競い合う

林祐輔氏

吉開大輝氏
三愛オブリ(本社・東京、隼田洋社長)は8月21日、LPガス販売事業会社の社員が営業・業務の事例を共有する「事例共有プレゼンコンテスト中国・播州予選会」を倉敷市の三愛オブリガス西日本岡山営業所で行った。5人が出場し、三愛オブリガス播州営業部エネルギー事業課ライフパートナー係の林祐輔氏と、三愛オブリガス西日本西中国支店卸売課の吉開大輝氏が30日、三愛オブリ本社で開催されるコンテスト決勝大会への出場を決めた。
- 九州=鹿児島・宮崎県協未来創造委が合同会議 災害対応で意見交換

鹿児島県LPガス協会未来創造委員会(肥後大輔委員長)と宮崎県LPガス協会未来創造委員会(渡辺浩希委員長)は8月27日、鹿児島県プロパンガス会館で今年度の合同会議を開き、災害対策の取り組みについて意見交換した。オブザーバーを含め両県合わせて16人が参加した。 - 九州=コーアガス日本70周年式典、地域貢献へ誓い新た
住設・供給機器 / 新技術
- パーパス、新風呂給湯器を10月上市へ 既存配管のままでエコジョーズへ

パーパス(本社・富士市、髙木裕三社長)は、「ECOMAGIC(エコマジック)」シリーズの風呂給湯器を10月から発売する。エコジョーズ導入の大きな課題となっていたドレン排水工事を不要にし、既存配管のまま省エネ型給湯器へのスムーズな取り替え工事ができる。エコジョーズ標準化が遅れている既築賃貸集合住宅などでの決定版商品として期待が持てる。 - リンナイ、「温水式乾太くん」を発売 ガス衣類乾燥機のラインナップ拡充
- 岩谷産業、卓上炉ばた焼き器新モデル発売 屋内外で食卓演出
GHPとコ・ジェネ
- 学校体育館空調化、導入へ議論活発化 地方では整備計画前倒し検討も
真夏の酷暑下で発生した2026年7月の熊本地震は、指定避難所での空調整備の必要性や、大規模停電時での避難所運営の課題を改めて浮き彫りにした。これを受け全国各地の自治体議会などでは、避難所として指定されている公立学校体育館の空調化に関する質疑が相次いでいる。自治体側からも「可能な限り早期の整備を進める」との前向きな姿勢が目立つなど、これまで空調化に慎重だった地域でも整備計画が大きく動き出す可能性が出てきた。GHPの採用拡大に向けた積極的な啓発活動が求められる。 - 8月のGHP販売、LPガス仕様機が大幅減少 都市ガス仕様も伸び悩み

秋季特集

= 主な紙面=
☆次代の保安へ一手 (12面)
☆業界潮流6テーマ (13、15面)
☆カメラアイ (18~19面)
☆秋の商戦 事業者ルポ (21~23面)
☆ガス機器メーカーの戦略 (25面)
- 取引適正化明朗に 5項目の具体的基準審議 現実的着地点探る
・利益供与・契約期間で賛否 ゼロ目標へ道筋を
・残存価額・付合の明確化へ 最高裁判決に準じる - 次代の保安へ一手 災害リスクと人手不足に挑む
・滞留場所へ警報器設置を経産省が要請 保安業務の実施体制点検も
・経産省、「現場ファースト運動」開始 LPガス団体も参加 - 業界潮流~時代を読む
・中東情勢=エネ政策、ホルムズ危機で暗雲 中東依存度により明暗も
・改正物流効率化法=幅広い事業者が対応 LPG業界では特定一種に30社超
・エッセンシャルサービス=経産省、認定ES制度を検討 地域課題の解決が評価に
・JLPA高齢者雇用=若手の技能継承課題 年齢・体力応じ職務設計を
・高効率給湯器標準化=35年度75%普及目標 分野超え省エネ価値訴求
・M&A・資本提携=成長戦略として増加 新興企業へ投資の動きも - 都道府県別大相撲番付2026年秋場所
- 全国マップ/販売事業者・保安機関・バルク払い出し設備・保安認定販売事業者数
- カメラアイ/次代作りへ LPガス普及
- 秋の商戦/事業者ルポ
・ホクタン=伝統の展示会を再構築 顧客の希望を素早く捉え提案
・八戸液化ガス=商材別の強化月間導入 展示会とDM連動で販促
・NEXT・カワシマ=「困ったらカワシマへ」 大感謝祭「楽しませる」を重視
・清水燃料=保安第一に機器拡販 顧客との信頼を重視
・東海ガス=地域との交流拠点開設へ ガス衣類乾燥機に特化
・岡谷酸素=関係強化へ感謝祭 複数企画で成約の導線
・藤本産業=地域の盛り上げに貢献 企業・団体と連携強化
・ファミリーガス=乾太くんでオール電化開拓 手応え掴んだ初個展
・広島ガスプロパン=団地内活性化に貢献 増えるペット飼育先にも対応 - ガス機器メーカーの戦略/付加価値で挑む秋商戦
・リンナイ=家事ラクと安心提供 厨房と給湯で価値創出へ
・ノーリツ=課題解決型の提案強化 節約と快適性を両立
・パーパス=機器とITで需要開発 民生から業務用まで支援
・パロマ=高付加価値品を訴求 販売店と連携 知見を横展開
