プロパン・ブタンニュース

総合面

日団協事業計画 懸案解決へ「覚悟と実行」

エネファームやFRP容器に力

日団協事業計画
懸案解決へ「覚悟と実行」
エネファームやFRP容器に力

日本LPガス団体協議会(会員5団体、会長=岩井清祐・日本LPガス協会会長)は3月28日の理事会で、2019年度事業計画を承認した。事業方針では、「平成最後の年になった今年度も、5団体の絆をより強めて、業界発展のための覚悟と実行力をもって事業計画の継続と懸案事項の解決を図る」との決意を示した。

  • 「令和」時代へ決意新た LPガス1500万トン達成に期待
  • 4月CP、プロパン25ドル高の515ドルに ブタン535ドル 需給ひっ迫で上昇
  • 大陽日酸、太陽光利用の水素充填システムが川崎に年末完成へ
岩谷産業、日系初となる水素ステーションを米国で運営

加州4拠点を買収

水素ステーション
日系初 米国で運営
岩谷産業 加州4拠点を買収

岩谷産業(本社・東京、大阪、谷本光博社長)の100%子会社で米国現地法人の米国岩谷会社は、カリフォルニア州でメッサー社が運営する水素ステーション4カ所を買収し、米国で日系企業として初となる水素ステーションの運営を開始した。

 

<平成、そして新時代へ>

名古屋プロパン瓦斯・後藤庄樹社長

多彩な人材育つ業界に

後藤庄樹社長と話していていつも感じることは、LPガス業界が開かれた業界して消費者に身近に感じてもらえる存在となるようにイメージアップを図っていきたいとの熱い思いである。休日はマイカーでドライブしながら、フィルム式カメラで自然の中で咲く花や城郭の撮影を楽しむ。遠くから見てきれいだと思う花もレンズの焦点を合わせ、より接近して見てみると、また違った美しさや発見があるという。物事を一点から見つめるのでなく、あらゆる角度から捕らえる柔軟性は、そうした趣味の世界からもインスピレーションを受けているのかもしれない。

首都圏版

  • 静岡県協、相模湾地震も想定し中核充填所稼働訓練
君津市、給食施設に災対バルク設置

補助金活用し発電機も導入

運用を開始した君津市学校給食共同調理場
2・9㌧災対バルクを設置した

給食施設に災対バルク
君津市 補助金活用、発電機も

君津市(石井宏子市長)は経済産業省の2018年度災害対応バルク補助金制度を活用し、新築の学校給食共同調理場に2・9㌧災対バルク貯槽を設置した。可搬式LPガス発電機2台(1・5㌔㌾㌂、0・9㌔㌾㌂各1台)、投光器2台、災害用煮炊き釜5釜も導入した。1年がかりの建設工事が1月に完了し、今月から市内の小中学校に給食を配送している。
ボイラーや厨房機器の燃料として常用するLPガスを備蓄し、災害時に対応できる環境を整備した。

地方版

北海道=木古内町のホテルがLPガスで強靭化

災害時は町の避難所に

災対バルクや非常用発電機を備えたホテル・クラッセイン木古内

 

LPガスで施設強靭
木古内のホテル
災害時、町の避難所に

木古内町で3月28日にオープンしたホテル・クラッセイン木古内が、LPガスで強靭化した施設として注目を集めている。災害対応型バルク貯槽、LPガス仕様非常用発電機などをスペックインし、災害時には避難所として機能する合意書を町と取り交わしている。
クラッセイン木古内は地元の商工業者が共同出資で立ち上げた木古内ホテル企画が建設し、道内でホテルやスーパー銭湯などの企画・運営を数多く手がけるアンビックス(本社・札幌市)が運営する。ホテルは、北海道新幹線が1日計8本停車するJR木古内駅、道内でも人気の高い「道の駅みそぎの郷きこない」がいずれも徒歩圏内という好立地にある。

東北=栗原市の高齢者福祉施設「いちょうの里」が災害に備え給湯・空調など更新

3補助金で災害に備え 岩谷仙台が提案

栗原市の高齢者施設
3補助金で災害に備え
給湯・空調も更新 岩谷仙台が提案

昨年9月に災害バルクを設置した栗原市の福祉施設「いちょうの里」は、災害時への備えだけでなく、老朽化した給湯と空調の設備の更新まで図る複合提案の成功事例だった。宮城県と環境共創イニシアチブ(SII)、計三つの補助金を活用した。岩谷産業エネルギー仙台支店(野瀬智生支店長)が提案した。

  • 中部=ミライフ西日本、三河品川燃料を傘下に 競争力強化し新事業創出へ
  • 近畿・四国=伊丹産業、前期増収で1156億円超 今期はグループで1415億目指す
近畿・四国=LPガスGHPを湖南市に要望

滋賀県協甲賀支部、小中学校体育館に

谷口茂雄教育長(左)に要望書を手渡す鈴木利浩支部長

LPガスGHP
小中学校体育館に
滋賀県協甲賀 湖南市に要望

滋賀県LPガス協会甲賀支部(鈴木利浩支部長)は3月26日、湖南市教育委員会を訪問し、小中学校の体育館へのLPガス仕様GHP導入を要望した。鈴木支部長、小林保副支部長に県協会事務局の片淵文雄専務理事、駒井敬一総括部長が同行し、谷口茂雄教育長らと面談した。

中国=ヤマサン会のエリア対抗戦スタート

衣類乾燥機を普及へ

青年部会が開いた第1回エリアリーダー会

衣類乾燥機を普及
ヤマサン会
エリア対抗戦スタート

山陰酸素工業(本社・米子市、並河勉社長)の販売店会、ヤマサン会の青年部会(足立透部会長)は3月5日、同社の本社会議室でヤマサン会事業「山陰ガスらぶフェア19 乾太くんエリア対抗戦」開始へ第1回エリアリーダー会を開いた。
ヤマサン会は今年度、LPガス取扱量の増加へ燃転を中心としたガス消費機機器の増設企画「G―UP1000台キャンペーン」を展開している。ガス衣類乾燥機の普及は重点項目の一つ。

  • 九州=佐賀県協神埼、神埼市と吉野ヶ里町に炊き出しかまど寄贈
  • 九州=防災需要掘り起こし 岩谷産業エネルギー福岡が「防災セミナー」

住設・新技術

  • マイコンメーター、18年度は前年度超えも予想下回る
パーパス、業界初の「LINE」活用したWeb会員サービスを提供開始

クラウドAZタワー Web会員S+

パーパス(本社・富士市、木裕三社長)は、ガス事業者向けに提供しているクラウドAZタワー「Web会員サービス」の新プランとして、LPガス系の基幹システムでは業界初となる「LINE」を顧客サービスに活用するパッケージ「Web会員サービス+(プラス)」の提供を開始した。併せて同社では、LINE公式アカウントの開設・運用サポートも提供。「Web会員サービス+(プラス)」は、従来のWeb会員サービスと並列提供していく。

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