プロパン・ブタンニュース

総合面

岡崎市、全小中学校67校の1779教室へGHP導入 25校でLPガス仕様設置へ

西三保安センターが受託

岡崎市(内田康宏市長)は、市内公立小中学校67校(小学校47校、中学校20校)のエアコン設置済み15教室(普通教室、特別支援教室)を除いた1779教室すべての空調をGHPで行うことを決定した。LPガス仕様を25校、都市ガス仕様を42校が導入する。学校空調をすべてガスで賄うのは全国的にもまれな事例。市では、今回の都市ガス仕様を含めた設計から施工、維持管理までの10年間の費用を60億円と見込む。

内閣官房国土強靭化担当官、大分の学校防災設備を視察

LPガスの災対力確認

国土強靭化基本計画が閣議決定され、LPガスの位置づけが明確化されたことを受け、内閣官房国土強靭化推進室の吉田大企画官と青木秀幸参事官補佐が2月22日、LPガスを活用した大分市内の防災設備を視察した。 大分市が災害時の防災拠点校に指定する市立中学校6校の一つ、王子中学校では、昨年8月に導入した電源自立型GHPと災害対応型バルク1㌧を視察。吉田企画官は「LPガスは災害時に大変有用である。公立校の事例は全国でもまだ少ない。極めて先進的な設備であると感じた」と述べ、青木参事官補佐は「避難所の備えは非常に重要。業界の力を借り国土強靭化を推進していきたい」と語った。

 

災対バルク補助、空調・コージェネ設置で最大1億円に引き上げ

18年度補正 空調・コージェネ設置で

2018年度補正予算で確定した「災害時に備えた社会的重要インフラへの自衛的な燃料備蓄推進補助金うちLPガス災害バルクなどの導入にかかる補助金」で、1件当たりの上限額を従来の1500万円から最大1億円に大幅に引き上げることが2月22日、資源エネルギー庁資源・燃料部石油流通課の公表資料で分かった。執行団体募集要領に記述したもので、LPガス災害対応バルクなどの設置のうち、LPガス空調機(GHP)または、コージェネシステムの設置を行う場合の上限額を1億円とした。

  • 一般ガス導管事業でエナキス(上田市)を許可 改正ガス事業法で初
  • 3月CP、プロパン490ドル・ブタン520ドル ともに50ドル高に
  • 東京ガスエネルギー新社長に中村恒氏が就任へ

首都圏版

ニチガス、電力小売りで中部電力エリアに進出 

LPガスとセットの「でガ割」販売

ニチガス(本社・東京、和田眞治社長)は1日、静岡県の中部電力エリアである富士川以西の地域で家庭向け電気小売事業を始めた。LPガスとのセットで「でガ割」を販売し、LPガス顧客件数の増加を図る。
昨年11月に東京電力エリアである関東地方と山梨県、静岡県富士川以東の地域で電気小売事業を開始し、業界最安値を目指す電気とガスのセットプラン「でガ割」を販売してきた。今回新たに供給エリアに加える静岡県富士川以西の地域でも同様に展開する。

  • 健康経営優良法人に鈴与商事・TOKAIHDなど業界から多数認定
  • サンワ会、新時代に積極対応 勝ち残り策推進

地方版

  • 北海道=道協胆振伊達分会、小学3年生に出前教室 マッチ体験に歓声
  • 東北=青森県協八戸、生活支援サービス事業の可能性探る
  • 中部=三重県協が幼児向け食育 食べ物の由来学ぶ
  • 中部=大城エネルギー、来季からカード支払いを標準化 効率化と接点拡大で
  • 近畿・四国=四国の藤田商店が滋賀電力を統合 関西で新電力市場開拓へ
近畿・四国=兵庫県協のシルバーサポート、今期1万2413戸を訪問

安全点検や生活相談

兵庫県LPガス協会(金本州司会長)は今年度実施したシルバーサポート事業の報告書をまとめた。会員が独居老人や高齢者宅を訪問しLPガス機器の安全点検や健康・生活面の相談に応じる事業。今期は275事業所が実施し、1万2413件を訪問した。

中国=ヤマサン会、250トン増販へ

来期燃転555件・機器1000台目指す

山陰酸素工業(本社・米子市、並河勉社長)の販売店会、ヤマサン会(水谷正弘代表理事)は2月8日、米子市のANAクラウンプラザホテル米子で臨時総会を開いた。来期は付加価値提案による顧客の囲い込みと単位消費量の増加を目的に、販促企画「山陰ガスらぶフェア19」に全力を挙げる。通期で燃転を中心としたガス消費機器の増設キャンペーンを展開し燃転555件、燃転を含めたガス機器の新設1千台、LPガス250㌧の需要創出を目指す。

  • 九州=内閣官房国土強靭化担当官が大分の災対施設を視察

住設・新技術

パナソニック、6世代目の新型エネファームを発売

4月 LPガス仕様も拡販

パナソニックは4月1日、戸建て住宅向けとして6世代目となる家庭用燃料電池コージェネレーションシステム「エネファーム」を発売する。新製品は従来機の発電効率39%を40%に、熱回収効率を56%から57%に引き上げ、業界最高の総合効率97%(LPガス仕様機は発電効率39%、熱回収効率58%)を実現した。

  • NTTテレコン、LPWA対応端末2機種を受注開始
  • AIが事故リスク警告 パイオニア、運転支援システムに新機能を搭載

特集<魅力あるツールで取り組むCCP(顧客接点機会)>

守る つながる 顧客接点の創出を

魅力あるツールで取り組むCCP

エネルギー小売の全面自由化や少子高齢化の流れを受け、既存顧客の流出防止や新たな顧客層の開拓が経営課題として浮き彫りになってきた。一方、LPガス販売事業者が取り扱う製品やサービスの差別化は容易ではない。成熟化した市場で、いかに自社の存在感を高めていくかの手法が問われるなか、新しい顧客接点機会(Customer Contact Point)の創出に取り組む動きが各地で広がりを見せている。全国各所で特徴的な付加価値商材やツールを提供する事業者の取り組みをピックアップしながら、先行き不透明な市場を勝ち抜くヒントを探る。

  • 帯広プロパン=地元農産物を世界へ 地域活性化の一助に国際食品展に参加
  • 名古屋プロパン瓦斯=参加型情報誌「ぷらすわん」で交流 紙とウェブ連携で使いやすく
  • 協同ガス=おいしさが絆深める「あごだし」 機器拡販の大きな力に

最近の記事一覧プロパン・ブタンニュース一覧