石油化学新聞

THE PETROCHEMICAL PRESS

  • UBE・・・PIフィルム、端材をパウダーに変換 アップサイクル技術開発 30年に実用化へ
    UBEは、自社のポリイミド(PI)フィルムの生産工程で発生する端材をPIパウダーに変換する技術を開発した。現在は廃棄している端材を物性変換の機能付与によって価値あるものに変えるアップサイクル技術として30年の実用化を目指す。
  • 帝人・・・難燃PC、PFASフリー拡充 幅広い用途に対応
  • クラレ・・・正極材向け炭素材 ベンチ設備を新設 鶴海事業所で27年稼働
  • プライムポリマー・・・カーボンネガティブ PP材料の展開加速
  • トクヤマ・・・診断事業、30年に350億円規模へ グループ内で体制構築
  • クラサスケミカル・・・中期的にROIC6%の収益体制へ
  • カーボンブラック(カー黒)協会・・・AD調査政府に要請

新社長インタビュー 大洋塩ビ 亀崎尊彦氏

「国内ではインフレや金利上昇、海外ではホルムズ海峡の紛争があり、経済情勢はどのような時期でも不透明感はあるが、座して待つのではなく課題については粘り強く対応していきたい」。こう抱負を語るのは、塩化ビニル樹脂国内大手、大洋塩ビの社長に6月22日付で就任した亀崎尊彦さん。親会社、東ソーの取締役常務執行役員から転じた。塩ビ業界が直面するのは需要低迷が続く国内と不透明な海外という内憂外患。国内需要は25年が前年比6・8%減の78万6756㌧と4年連続で前年実績を下回り、67年以来58年ぶりに80万㌧を割った。新築住宅着工件数の低迷や人手不足による公共工事の遅延を背景に、最大用途のパイプなど硬質用の需要低迷が続く影響が大きい。
26年度に入って「ホルムズ海峡の紛争によるナフサ調達の懸念から、上期は国内需要家からの仮需が発生したが、下期は上期の仮需の反動で基調の弱さが継続するだろう」とみる。

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  • 旭化成・・・シリコーン系樹脂、光導波路向けに展開 ガラス代替で評価加速
    旭化成は、光電融合の中核を担う光導波路用途で、高機能シリコーン系透明樹脂「YKT1106」の展開を加速させる。高い耐熱性と加工性、透明性を兼ね備え、一般的なスピン塗布と既存の露光装置で数㍈レベルのパターンを形成できる。光導波路の主流であるガラスは加工性に課題があり、代替素材として提案を強化する。
  • 東亞合成・・・剥離接着剤、耐熱新製品27年上市 半導体仮固定用途で
  • 住友化学と九州大学・・・CPO光変調器基幹材料 KNN優位性実証
  • 積水化学工業・・・CO変換装置初受注 CCUの実装へ検証開始
    積水化学工業は、CO2をCO(一酸化炭素)に変換する「ケミカルルーピングCO2→CO反応装置」を日本コークス工業から受注した。企業への納入につながる初の受注案件で、CO2回収・利用(CCU)の実装に向けた取り組みとなる。日本コークス工業は小型試験装置を用いて、事業活動などで排出されるCO22を活用したCCUの検証やCO2削減効果の試算を行う。【写真:KNN薄膜基板】
    同装置は積水化学が独自開発したもので、CO2をCOに変換する反応で90%以上の高収率を実現する技術を確立している。COは製鉄、化学品、合成燃料の製造などに利用される基礎原料。
  • 中央化学・・・高発泡PETで耐熱持ち帰り用容器発売
  • 帝人フロンティア・・・美容繊維使用ナイトウエアなどを発売
  • 東レリサーチセンター・・・半導体材料熱特性評価サービス開始
  • JSP成長戦略 半根隆巳常務執行役員に聞く
    次期中計 海外展開も視野 発泡技術で新市場を開拓
    JSPは押出事業で食品容器や断熱材、電子部品向け包装材など幅広い製品を展開している。国内市場が成熟局面を迎えるなか、発泡技術を生かした高機能化と新用途開拓で持続的な成長を目指す。27年度から始動する次期中期経営計画では、海外展開も重要なテーマに据える考えだ。同事業本部長を務める半根隆巳常務執行役員に成長戦略聞いた。
    ―押出事業の需要動向について。
    押出事業本部は、生活資材事業部、産業資材事業部、建築土木資材事業部の三つで構成している。国内市場全体を見ると人口減少や住宅着工戸数の減少などから拡大は期待しにくい環境にある。顧客が求める性能は年々高度化しており、発泡技術を活用した高機能製品にはまだ大きな可能性を秘めている。用途を広げ、新たな市場を創出することが今後の成長につながる。
    ―中東情勢の緊迫化の影響が広がっています。

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  • 塩化ビニル樹脂(PVC)のインド向け10月積み輸出価格・・・3ヵ月連続高 フレート急騰など影響
  • 石油化学工業協会・・・第44回保安推進会議を都内で開催 3社ともデジタル事例発表

    石油化学工業協会は会員会社の保安・安全に関する意見交換を目的とした第44回保安推進会議を都内で開催。オンライン配信視聴者約70人を含む約220人が参加した。【写真:筑本学会長(前列中央右)、中島保安・衛生委員長(同左)と保安表彰受賞者】
    保安・衛生委員会の中島一宗委員長(旭化成上席執行役員)はあいさつで、24年の漏洩事故増加を受け「今年度は漏洩事故の通報体制、初期行動体制のあり方について検討を進める」と方針を示した。
    講演では3社が取り組み事例を発表した。出光興産は集積したデータを網羅的に活用できる仮想統合データベースによる安全性向上の取り組みを紹介した。旭化成はデジタル技術による経験知の継承に向けた取り組みを報告。JNC石油化学は簡易デジタルツインによるスマート保安の将来ビジョンを発表した。
  • 財務省貿易統計・・・2026年8月石化品輸出実績、2026年8月石化品輸入実績
  • 日本スチレン工業会・・・2026年8月受払表
  • カーボンブラック協会・・・7月のカーボンブラック実績
  • 石油化学工業協会・・・8月の石化製品生産実績、8月の汎用4樹脂の出荷実績
  • 塩ビ工業・環境協会(VEC)・・・8月のPVC、VCMの生産・出荷
  • 日本ポリプロピレンフィルム工業会・・・8月のOPP・CPP出荷実績
  • 発泡スチレンシート工業会・・・2026年8月のPSP出荷実績
  • 化学製品値上げ
    ・ブルーキューブジャパン・・・エピクロルヒドリン(ECH)とエポキシ樹脂を1日納入分から値上げする。上げ幅はECHが1㌔㌘30円、エポキシ樹脂がビスフェノールA型の液状・固形タイプ、固形と溶剤カットタイプ、臭素化タイプ、各種の特殊タイプともに50円。
    ・エア・ウォーター・パフォーマンスケミカル(AWPC)・・・無機系化学品18品目を1日納入分から値上げする。対象製品と上げ幅は、酢酸ナトリウム(無水)が1㌔㌘26円以上、酢酸カリ液が28円以上、無水亜硫酸ソーダが60円以上など。

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  • 宇部エクシモ・・・光通信資材、2製品を次期増産へ 独自技術で日米拡販
    宇部エクシモはAIデータセンターの新増設などを背景に拡大する光通信資材の拡販を日本、北米市場を重点に加速させる。主力は光通信ケーブル用の被覆引抜成形法によるテンションメンバーと高密度ケーブルの識別バンドルテープ(識別糸)で、ともに拡大基調。需要動向や原材料の安定確保などを考慮した上で次期増産へ計画を具体化していく。新規商材も開発し逐次ラインアップに加えシナジーにより点(単品)ではなく面で光通信関連の市場を広げていく。
  • 日精樹脂工業・・・木粉配合のPLA量産まで一貫支援
  • 三菱ガス化学・・・国内メタノール燃料船 輸送船「国隆丸」竣工
  • クラレ・・・半導体向け水処理膜増産 EDLC用活性炭も
  • 三菱ガス化学など3社・・・蔵王地域で地熱資源の開発可能性調査
  • 三井化学など4社・・・アンモニア混焼85%ナフサ分解炉で達成
  • リケンテクノス・・・タイ工場の隣接地取得
  • コグナイト・・・12兆円ビジネス価値創造めざす

    ノルウェーの産業向けデータ・AIソフトウエア大手のコグナイトが9月17日、東京都千代田区のパレスホテル東京でユーザーカンファレンス「Impact Tokyo」を開催した。創業者のジョン・マーカス・ラービック氏は「17年に創業した当社は、ソフトウエアの開発に約5億㌦を投資してきた。現在では世界中にエネルギー分野を中心とする200社以上の顧客企業を抱え、そのうち10%以上が日本にあり、その数は昨年から急速に増えている」と述べた。日本法人の江川亮一社長は「コグナイトが35年に15兆円規模のビジネス価値を、顧客とともに創出することを目標としている」と強調した。
  • ダ イ セ ル・・・AVITAとフィジカルAIを活用 生産現場の改革へ
  • 信越ポリマ・・・マレーシアの精密成形品メーカー買収
  • 住友化学・・・タタ・エレクトロニクスと半導体材料を協業検討 インド市場を射程
  • コスモ石油など4社・・・SAF併産ナフサの活用を開始
  • 出光興産と環境エネルギーの合弁会社のケミカルリサイクル・ジャパン(CRJ)は1日付で社名を出光ケミカルリサイクル・ジャパンに変更した。出光グループの一員であることをより明確にするとともに、ブランド価値向上と事業認知の拡大を図る。使用済みプラスチックのケミカルリサイクルを通じて循環型経済の実現に向けた取り組みを一層推進していく。

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