
プロパン・ブタンニュース 3682号(2026.8.10)
総合面
- 熊本地震、避難所でGHP稼働 宇土市の体育館「ガス怖い」の声も

安全性啓発が急務
酷暑下で初の大規模地震となった令和8年熊本地震の被災地は、4日時点で8千人超が避難所生活を強いられている。熊本県内は3日に熊本市で観測史上最高気温の40・3度Cを観測、八代市も同39度Cとなった。県によると3千人以上が避難している同市を中心に、熱中症の疑いで救急搬送される人が増加している。【写真:宇土市立網田小学校の体育館㊦併設されている電源自立型GHPとバルク貯槽(7月31日撮影)】
被災地で各自治体が避難所を開設しているが、空調設置済みの施設は限定的だ。特に大規模災害時に多数の被災者を受け入れる公立小中学校体育館の空調設置率は低く、文部科学省がまとめた26年5月1日時点の県内公立小中学校体育館の空調設置率は20・4%。保有573件に対し導入済みは117件で、この中には大空間の室温管理には適さないスポットクーラーが含まれる。 - 経産省、イオンモール爆発事故で福岡酸素の報告公表
- 熊本県内のLPガス販売事業所ほぼ復旧 顧客宅の安全点検も
<令和8年熊本地震>

- 被災地の状況速報 震度7観測の小川町からリポート
リボンガス(熊本市)の内海久俊代表から電話があり、震度7を観測した宇城市小川町に行くという。「エコワン」設置先の顧客から地震でエコワンが損壊したと連絡があり様子を見に行くとのこと。便乗させてもらった。
リボンガス顧客の今井昌造さんは63歳。自宅のすぐ近くを日奈久断層が走り、付近の道路は亀裂や地割れがひどく通行止めになっている。
発災の瞬間は理髪店にいたという今井さん。「散髪している時にドーンと来た。備品類がバラバラと落ち慌てて店を飛び出した。自宅に帰ろうとしたが道路の隆起がひどく車が通れない。知り合いの家に車を置かせてもらい徒歩で帰った」 - 熊本県協、現地で被害状況調査 熊本地震復旧支援へチームLPG派遣へ
熊本県LPガス協会(山口智弘会長)は、7月28日に発生した令和8年熊本地震で、被災地域の販売事業者から情報を集めながら復旧支援に当たる方針を固めた。被災地では停電や断水が発生しており、被災事業所からの要請があり次第、災害支援組織「チームLPG」が派遣できるよう体制を整えている。 - イオンモール爆発なぜ起きた 白昼の衝撃と依然残る謎
- マルヰガス救援隊出動 設備点検、物資供給も
- 県内事業者のいま
首都圏版
- エルピオ(市川市)、芝山町と災害協定 充填所からガス・物資供給

エルピオ(本社・市川市、牛尾紀子社長)は7月30日、千葉県・芝山町(麻生孝之町長)と「災害時におけるLPガス等物資の供給に関する協定」を結び、芝山町役場で締結式を開いた。エルピオが自治体と協定を締結するのは初めてで、発災時に多角的な支援ができる体制構築を目指す。【写真:】協定を締結した牛尾紀子社長(左)と麻生孝之町長 - 岩谷産業、カセットガスの新アイテム一堂に商品セミナー
- サンワ(前橋市)、「フジロックフェスティバル」支援 COLPガス供給
地方版
- 北海道=道南の販売店が事業登録取り消し 事業者不在で意見聴取
LPガス法が定める容器交換時等供給設備保安点検の未実施などで昨年9月30日付で販売事業資格の登録取り消しとなった道南の事業者から、北海道に対し行政不服審査法に基づく審査請求があり7月28日、函館市で意見聴取が行われた。事業者からの請求だったが、欠席のため事業者不在で聴取は進行した。 - 東北=立ち入り検査は最高裁判決を反映 青森県協の保安講習で県説明

青森県と県LPガス協会(川守田利文会長)は7月6~27日、県内6会場で保安講習会を開いた。県担当官が今年度の立ち入り検査方針を説明し、昨年末の最高裁判決を踏まえて契約解除時の高額な貸与設備買い取り条項などを設けてないか、契約解除時に貸付配管費用を請求してないかを確認するとした。エアコン室外機問題にも言及し、県内電気工事業者に対し働きかけを行うとした。【写真:保安講習会は県内6カ所で開催。最終日は八戸会場】 - 中部=髙井宏康・新日本ガス会長の旭日双光章受賞祝賀会 関係者185人が祝福

昨年11月に発令された秋の叙勲で旭日双光章を受章した髙井宏康=写真=・新日本ガス会長の受章記念祝賀会が7月28日、岐阜市の岐阜グランドホテルで開かれた。祝賀会には、江崎禎英・岐阜県知事をはじめ、柴橋正直・岐阜市長、平野恭子・岐阜県議会議員の来賓に加えて駆け付けた業界関係者、取引先関係者ら185人が出席。盛大に髙井会長の受章を祝福した。
10人の発起人を代表してあいさつした野田久貴・岐阜県LPガス協会会長は「(髙井会長は)それぞれの立場で職務を全うし、その卓越した見識と行動力、何よりその温かい人柄で多くの人から厚い信頼を集めてきた」と髙井会長の人柄について言及。これまでの功績を披露したうえで「積み重ねてこられた功績が高く評価されて受章につながったことは、われわれにとっても大変誇らしく心から敬意を表したい」と述べた。

【写真:2人の孫から髙井会長に花束が贈られた】 - 中部=名張近鉄ガス、住まいの終活セミナー開催 空き家管理と相続学ぶ
- 近畿・四国=油藤商事(滋賀県豊郷町)、熊本地震被災地に軽油託す

油藤商事(本社・滋賀県豊郷町、青山裕史社長)は7月29日、熊本地震の被災者支援とボランティアの活動用に軽油を提供した。31日に第2弾、8月2日には第3弾の支援を行った。
青山社長は東日本大震災の際、自らタンクローリーを運転し被災地に軽油を運んだ。それ以来、各地の災害時に燃料を提供、能登半島地震ではGLOBE大丸会の会員とともに輪島市に仮設風呂を設置した。 - 近畿・四国=伊丹産業、天神祭に篝奉納 LPガスで荘厳演出

伊丹産業(本社・伊丹市、北嶋和子社長)は7月24~25日、大阪市で開かれた日本3大祭りの一つ「天神祭」に篝(かがり)を奉納した。25日に本社、門真、尼崎の各支店、伊丹産業電設から要員を派遣。2日間で約70人の体制を敷き、篝の熱源用LPガスの供給と保安の確保に努めた。 同祭は大阪天満宮に祭られる菅原道真公の御神霊が天満宮の外に出て大阪市内を巡り、地域のさらなる繁栄を祈願するもの。1千年の歴史を有し25日の本宮では100隻の船が大川を行き交う「船渡御」が有名だ。3千発の花火が打ち上げられ、130万人以上が訪れる大阪の夏を彩る風物詩となっている。 - 近畿・四国=OSG、万博で使用した給水機高石市立小中全10校に

OSGコーポレーション(本社・大阪市、山田啓輔社長)はペットボトル削減を目指す「ステハジ」プロジェクトの一環として、高石市の全小中学校10校に大阪・関西万博で使用したウオータークーラー(給水機)を設置した。6月2日には加茂小学校で除幕式を行い環境啓発授業も開いた。
同社は家庭外でマイボトルに給水できる給水スポットの普及を図っている。今回の設置で児童・生徒が熱中症を予防するとともに、環境負荷低減につながる行動を日常的に実践できる環境が整った。加茂小学校では4年生が海洋プラスチック問題や地球温暖化を学び、ざるとスコップで砂に埋まったプラスチックごみを回収する「プラ干狩り」を体験した。 - 中国=食協アポロ会、ゼミや研修計画 一丸で難局に対応へ
食協(本社・広島市、武信和也社長)とグループ販売店、取引先メーカーで組織する食協アポロ会(花岡恭史会長)は7月3日、神戸市で生演奏を聴きながら神戸港を巡るランチクルーズを楽しんだ後、有馬温泉「有馬グランドホテル」を会場に第62回通常総会を開いた。24社が参加した。 - 九州=コミュニティーガス九州支部、熊本・福岡で保安講習会 防災気象情報にも対応
日本コミュニティーガス協会九州支部(石丸浩支部長)は7月10日に熊本市、13~14日に福岡市で保安講習会を開いた。安全高度化や事故再発防止に関する協会からの情報提供と、防災気象情報についての気象庁の講演を行った。 - 九州=山代ガス「 ドゲンジャーズ」新作放映スタート 静岡舞台に新ヒーローも
山代ガス(本社・佐賀市、大塚浩司社長)がLPガスの普及啓発事業の一環で企画したヒーロー「ヤマシロン」が出演する特撮番組「ドゲンジャーズ」の最新シーズンの放送が7月12日から始まった。
7シーズン目のタイトルは「静岡発☆福岡着!ドゲンジャーズツーリズム」。これまで九州・福岡を舞台としてきたが、今シーズンは初めて活動エリアを静岡県に広げ、「ツーリズム」をテーマとした新章となる。主演は静岡県出身の俳優・加藤諒氏で、新たなヒーロー「ハナマルマン」を演じる。
住設・供給機器 / 新技術
- リンナイ、ウルトラファインバブル給湯器の寒冷地向け9月発売

UFB-FFふろ給湯器
リンナイ(本社・名古屋市、内藤弘康社長)は「Air Bubble Technology(エアバブルテクノロジー)」を搭載したウルトラファインバブル給湯器「RUF―UE」シリーズを拡充し、FF方式・屋内壁掛け型ガス風呂給湯器(24号フルオート、オート、20号フルオート、オートの計4機種)を9月1日に発売する。
- テレネット(飯田市)、無線機2機種発売 有事の情報共有支援
- 新コスモス電機、産休・育休後の職場復帰率100%を継続
