
プロパン・ブタンニュース 3672号(2026.6.1)
総合版
- 高市首相がLPガス料金支援を明言 地方交付金を積み増し
前期補正2兆円枠から
高市早苗首相は5月25日、東京・永田町の首相官邸で会見し、中東情勢を踏まえ3兆円規模の補正予算を編成し国会に提出する考えを示した。6月上旬の成立を目指す。財源は赤字国債を発行せず、全体の発行予定額を調整して対応する。LPガス料金や高圧電力への支援には重点支援地方交付金を積み増す考えを示した。同交付金は2025年度補正予算で2兆円を計上している。 - ミツウロコ会、60周年へ絆強化 みらいプロジェクト総仕上げ
- 6月CP,プロパン10ドル高の760ドル 極東スポット上昇
- シナネンHD、100周年へロゴ刷新 増客へサービス多彩に

シナネンホールディングス(本社・東京、中込太郎社長=写真=)は5月22日、東京・港区のSNビルで決算説明会を開いた。リテールサービス推進プロジェクトで重点項目に掲げる①サービス拡充②顧客拡大③ブランド強化④競争力強化―のうち2026年度は顧客拡大を最重要課題に掲げ推進する。グループの新しいロゴも発表し、7月から順次変更する。
トップインタビュー ガスパル・黒澤秀起社長

<トップインタビュー>ガスパル・黒澤秀起社長
保安最優先 事業成長積み上げ
地域密着 全体見渡す人材育む
4月1日付でガスパル社長に就いた黒澤秀起氏。現場でキャリアを重ね、初の内部昇格を果たした経営トップが描く成長戦略とは。LPガス需要開拓、雇用や多様な働き方への対応などを中心に聞いた。
―これまでの経歴を教えてください。
地元の埼玉県熊谷市で都市ガス会社のサービスショップに勤務したのが原点だ。機器修理や販売に従事し「腕一本で生きる」という気持ちで仕事に没頭した。ただ、当時は修理のあり方が大きく変わり始めた時代。調整や補修という対応から、アッセンブリー交換が主となりつつあった。次第に「これからはエネルギーそのものを提供する側の仕事に軸足を移すべきでは」と考えるようになり、2004年にガスパル関東の熊谷販売所に入社した。
―入社後の歩みは。
第38回世界LPGフォーラム・イスタンブール大会とトルコガスエネルギー事情調査団
「Resilience in a Changing World(変化する世界におけるレジリエンス)」をテーマに、第38回世界LPGフォーラム・イスタンブール大会をメインとするイベント「リキッドガスウイーク2026」が10月12⽇〜16⽇の⽇程で開かれます。トルコ共和国・イスタンブール市での世界LPGフォーラム開催は1995年以来2度目です。トルコのLPガス市場は年間消費量約450万トンのうち自動車用が約350万トンを占めるのが特徴で、480万台を超えるLPG車が走行し、10,000カ所以上のオートガススタンドが整備された世界有数のオートガス大国です。 石油化学新聞社(プロパン・ブタンニュース)は、10月12⽇から18⽇までの7⽇間の⽇程で、「第38回世界LPGフォーラム・イスタンブール大会とトルコガスエネルギー事情調査団」を編成・派遣します。フォーラムでは会議セッションへの参加や併設の技術展示会の見学を通して、脱炭素化やイノベーションの潮流におけるLPガス産業の課題、今後の市場展望などの注目テーマについて視察します。 また、会議セッションに参加されないお客様にも楽しんでいただけるよう、⽇程の合間に観光ツアーを組み込むなど、参加者の皆様にご満足いただける内容となっております。 本フォーラムは世界のLPガス産業動向を包括的に把握できる絶好の機会です。LPガス業界をはじめ、関連業界各位の参加をお勧めします。
首都圏版
- アストモスの関東特約店組織、関東エース会に改称 リブランディングに力
アストモスエネルギー関東地区の特約店営業推進組織、新関東エース会は5月21日、東京・大手町のTKP東京駅大手町カンファレンスセンターで2026年度の総会を開き、関東エース会に改称することを決めた。総会後には保安管理や需要開拓に向けた同社のサポートに関する説明を受けた。 - 東海ガス、クリッピープラザ藤枝15周年誕生祭開く 来館30万人記念も
- エネクル、草加市との共同企画防災イベントに700人
地方版
- 北海道=道協の支部総会スタート 日高、持続可能な業界に 胆振、安全確保へ周知を
北海道LPガス協会地方支部の定時総会が、5月21日に日高支部、胆振支部、同月19日には石狩支部でそれぞれ開かれた。今期は改選期で、日高は武岡大佶氏、胆振の濱中實氏、石狩は田中明氏がいずれも支部長に留任した。 - 東北=酒田市の飛島が定期船故障で供給不安 荘内エネルギー、事業継続に支援必要

昨年から山形県が特例を認め、資格者を置かなくてもLPガス供給を続けられるようになった酒田市の離島、飛島。供給する荘内エネルギー(本社・酒田市、酒井見吾社長)は、市営の定期船でLPガスを運んでいるが、その定期船がエンジンの故障で3月から運航をストップしている。代替船には危険物のLPガスを載せることができず、LPガスを安定的に運べない状態が続いている。【写真】4月6~19日の代替船は新潟県の粟島汽船の『きらら』だった(荘内エネルギー提供) 4月に行った容器交換の様子(荘内エネルギー提供) - 東北=宮城県協青年部会、未来創造部に改称
- 中部=就職先人気ランキングでエネチタが今年も人気 2年連続でベスト10入り
エネチタ(本社・愛知県阿久比町、後藤康之社長)は来年3月卒業・修了予定の全国の大学生、大学院生を対象とした就職先人気ランキングで10位に入った。昨年の6位から順位を下げたが2年連続ベストテン入りし人気は健在だ。
同ランキングは日本経済新聞社とマイナビが毎年実施する就職希望企業調査の結果を集計したもの。エネチタは大手電力会社や都市ガス会社が上位を占める電気・ガス・エネルギー部門で昨年に続き、LPガス会社で全国1位の座を守った。【写真】社屋の「チームエネチタ」スローガンをバックに採用ブランディング事業部の亀井麻貴部長(後列左端)とスタッフ - 中部=北日本物産が新行動指標宣言「ちょといい人でいたい」
- 近畿・四国=三宅産業、中古住宅の買い取り販売始動 リノベ再販課を新設
三宅産業(本社・観音寺市、三宅慎二社長=写真=)は今年度から中古住宅の買い取り・再販事業を本格始動した。物価高騰の影響で若年世帯が新築住宅を購入しにくい社会状況を背景に、中古物件を活用し「手が届きやすい価格帯」の住まいを提供する新事業に着手。ブランド名を、三宅産業の頭文字Mを配し、住まいを再構築する意図から「M ‘s Re‥LIFE(エムズ・リライフ)」とした。 - 中国=中四国JGE会、春季総会開く 変化に対応し安心安全を

中四国JGE会(青木透会長)は5月12日、岡山市のホテルグランヴィア岡山で春季総会を開き、2025年度活動・会計報告の件、26年度活動計画、予算の件など全議案を可決・承認した。ジャパンガスエナジーから販売促進策「CRUISE(クルーズ)2026」の説明もあった。【写真】並河副会長の乾杯の発声で宴会に入った - 九州=九液協、他工事事故防止を呼びかけ 業者間で意思疎通を
住設・供給機器 / 新技術
- リンナイ、エアバブル技術を食洗器にも搭載
リンナイ(本社・名古屋市、内藤弘康社長)は5月25日、エアバブルテクノロジーを搭載した食器洗い乾燥機(ウルトラファインバブル食洗機)を発売した。エアバブルテクノロジーは微細な泡を水に溶け込ませる同社独自の技術。これまで給湯機器に展開し、家事負担の軽減などのニーズを受けて2025年9月には累計販売台数が15万台を突破した。 - パロマ、笑顔プロジェクトフォトコンテスト入賞作品を東京・大阪メトロ駅に掲出
パロマ(本社・名古屋市、中山能勝社長) は「笑顔は〝いきる〟エネルギー」をテーマに実施した「パロマ笑顔プロジ
ェクト 第10回フォトコンテスト」の入選作品を決め、東京メトロと大阪メトロの看板広告として掲出した。 - ハマイ、ボールバルブ 総合カタログ一新 機能と安全性訴求
ハマイ(本社・東京、河内茂社長)はボールバルブ総合カタログをリニューアル=写真=した。
新製品情報の追加に加え、同社製ボールバルブの特長や、安全対策を行わなかった場合に発生しやすい事故・労災事例なども掲載している。同社ホームページからダウンロードできる。
<特集>関東液化石油ガス協議会40周年
関東液化石油ガス協議会(関液協、堀川雅隆会長)は2日、東京・千代田区の如水会館で第40回通常総会と創立40周年記念祝賀会を開く。関液協はLPガス消費者事故の高止まりが社会問題化するなか、自主保安体制の確立や取引適正化を活動の軸に、業界発展を推進する団体として歩みを進めてきた。1986年にスタートした安全器具普及促進運動やマイコンメーターⅡの普及にも尽力しCO中毒事故の撲滅運動や各種マニュアルの作成、「地震等被害速報システム」の構築など活動は多岐にわたる。現在は「LPガス安全高度化計画2030」への取り組みや激甚化する自然災害への対策など課題が山積しており、首都圏を網羅する関液協がこれらの解決に果たす役割に注目が集まる。

課題解決へ業界リード
自主保安の旗振り役 事故9割減目標達成
CO・誤開栓・他工事 新たな事象に対応
安全高度化計画30 取引適正化完遂へ
堀川雅隆会長=事故防止へレベルアップ 他エネに伍せる業界に
2020年の会長就任以来3期6年となったが、当時はここまで長く務めるとは思わなかった。コロナ禍が始まった当初で、書面で選出されてのスタートだった。
23年5月、新型コロナ感染症が行動制限のなくなる5類感染症の扱いになるまでは、委員会や各種研修会が思うように開催できなかった。コロナの影響を回避しつつ事故を減らすため、いかにレベルアップを図るかに努めた6年だった。
私が所属する会社は保安を最優先としており、同じような考えで各社が取り組めば事故が減り、他のエネルギーに伍していける業界になると信じている。人手不足などの事情から委託も増えているが、保安はLPガス事業者の根幹にかかわる部分だ。自社で行える点を極力多く残すことが差別化につながると思う。


歩みを力に次の10年へ/正副会長座談会
石油化学新聞社/プロパン・ブタンニュースは「関液協 歩みを力に次の10年へ」をテーマに座談会を開いた。出席者は堀川雅隆会長と赤津正弥、尾日向竹信、清水達之介各副会長。DXや人材育成、保安高度化、災害への備えなど、変化し続ける環境下で関液協の果たす役割や課題について語った。(4月28日、東京・千代田区の主婦会館プラザエフで収録)

【写真】堀川氏 赤津氏 尾日向氏 清水氏

会挙げ期限管理推進 堀川氏
保安とイメージ向上 赤津氏
現場の人手不足懸念 尾日向氏
業界アピールの好機 清水氏
ガス事業法と整合を 堀川氏
若手向け研修重要に 尾日向氏
事故の怖さ体験教育 赤津氏
再発防ぎ現場に周知 清水氏
料金低廉化へ一工夫 赤津氏
待遇改善で持続成長 堀川氏
現場社員プライド回復 堀川氏
最終供給保障 担保を 尾日向氏
一層有意義な団体に 赤津氏
規模と範囲両立難しく 清水氏
