石油化学新聞

THE PETROCHEMICAL PRESS

  • クレハ・・・ライフサイエンス、35年度売上収益400億円に 現状比4倍へ新製品育成
    クレハはライフサインス(LS)領域の売上収益を35年度に現状比4倍の400億円規模へ拡大する。新規農業用殺菌剤、微生物農薬、バイオスティミュラント、手術に使う臓器癒着防止フィルムといった大型新製品を立ち上げ、事業ポートフォリオを拡充する。これに必要な経営資源は積極的に振り向ける。

新社長インタビュー 三井化学 市村 聡氏

現場起点で変革加速
〝三井化学〟らしさを定義
「真のグローバルスペシャリティカンパニーとして顧客から選ばれるには、当社の強みを明確にする必要がある。そのために社内で『三井化学らしさ』を定義し全社員で共有する。現場での実践と顧客対話を通じ、当社グループの価値を発信したい」。
市村氏は4月1日付の社長就任以来、国内主要工場や海外拠点を回り、現場の危機感と変革意欲を確認してきた。中東情勢の緊迫化による厳しい環境下でも、化学製品が社会基盤を支えているという社員の責任感の強さを感じている。
経営の軸は、橋本修会長(前社長)が推進してきたポートフォリオ変革の加速だ。グローバルの全社員には「自ら考え、誠実に行動する」ことを求める。現場が自律的に判断し、変化を先取りして動く組織への転換を進める。判断力と行動力を身に付けた「個の強さ」を、組織力の基盤と位置づける。
市村氏は入社後18年間にわたり工場で生産技術に従事し、現場起点の意思決定の重要性を体得した。その後、ヘルスケア事業のM&Aを主導するなど経営企画にも携わり、現場と経営の両面を熟知した人物として舵取りを任された。

  • トクヤマ・・・高純度IPA 台で第2期設備建設 年産3万㌧ 28年9月営業運転
  • UBE・・・スペシャリティ、積極投資で拡大加速 世界視野に成長持続
  • 石油化学工業協会・工藤幸四郎会長・・・認知度をGXの糧に 価格と需要がリスク

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  • JSP・・・EPP事業、グローバル戦略を加速 成長市場で増強計画
    JSPは主力製品である発泡ポリプロピレン(EPP)「アープロ」でグローバル戦略を加速させる。自動車・非自動車用途とも需要拡大が続いており、供給体制の強化を図る。北米で生産能力の増強を計画するほか、南米で新工場投資、中国と台湾では設備増強を視野に入れる。一方、欧州ではリサイクル原料を使用したグレードの拡販に加え、射出成形事業の基盤構築を進める。こうしたエリア戦略により市場成長を取り込む方針だ。
  • MSC・・・難処理プラ、再資源化設備稼働へ 高品質再生材を生産

    リサイクル事業を手掛けるM S C(仙台市)は、汚れやにおいの付着で処理が難しい容器包装プラスチックを再資源化する独自プラントを富山環境整備(富山市)で6月に本格稼働する。年間約3万㌧(一般家庭8万~9万世帯分に相当)の容器包装プラを処理し、高品質再生材「MC―Re」を量産する。【写真】高品質再生材「MC―Re」を生産する押出プラント
    4月の資源有効利用促進法改正により、企業には再生資源の利用強化が求められ、マテリアルリサイクル(MR)など再資源化ルートの確保が課題となっている。一方、容器包装リサイクル法で回収される容器包装プラ(24年度約41・5万㌧)のうち、約半分(同約21・5 万㌧)は汚れや臭気、アルミ蒸着フィルム、複層素材、紙シール付きフィルムなどでMRが困難で、焼却による熱回収や埋め立て処理に回る状況にある。
  • 帝人フロンティア・・・ポリエステル新繊維、松山で羽毛代替品生産 量産設備を新設

    帝人フロンティアは松山事業所(愛媛県松山市)で衣料・寝装品の羽毛代替の中綿素材としてニーズが高まる高機能ポリエステル繊維「オクタエア」の量産設備を新設する。【写真】「オクタエア」の断面
    27年3月に稼働する予定で、生産量は年数百㌧でスタートし、30年ごろに約1千㌧を予定する。投資額は数億円。
  • 出光興産・・・SPSコンパウンド、印社と戦略的協業 新興市場向け販売開始
  • 積水化成品工業・・・高機能ゲル、排泄予測センサーに採用 装着安定と快適さ両立
  • 横浜ゴム・・・O T R タイヤ印と墨に新工場
  • 信越ポリマー・・・シリコーン補修材、家庭向けシリーズ発売
  • リケンテクノス・・・車電線塩ビ被覆材 再生新技術を開発
  • 旭化成ホームズと旭化成リフォーム、LIXILの3社・・・使用済みアルミ部材 循環スキーム構築
  • 旭化成エンジニアリング・・・プラント日常点検支援アプリを発売
  • 三井化学・・・DXで倉庫リスク調査時間9割短縮

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  • アクリル酸エステル・・・安定供給に全力 国内メーカー原料調達当面メド 
  • 日本ゼオン・・・合成ゴム、原料調達不安定化受け生産量最適化図る
  • 日本化学工業協会・岩田圭一会長・・・任期2年間を総括「GXが一層加速」
  • 三井化学と石塚化学産業・・・再生プラ安定供給へ集約拠点構築を検証
  • 東日本プラスチック製品工業協会・住田嘉久会長・・・資源循環とCN対応業界の大きなテーマ
  • 国際化学五輪・・・日本代表の2人ともに銅メダル
    高校生を対象とした最難関の国際化学コンクールである国際メンデレーエフ化学オリンピック(IMChO)の第60回大会が4月15~23日にロシア国立モスクワ大学で開催された。日本代表生徒2人が国内から遠隔形式で参加し、両者とも銅メダルを獲得した。
    日本代表生徒は野中亮汰さん(筑波大学付属駒場高校3年)と藤倉崇成さん(海城高校2年)で、日本化学会が選抜した。
  • 日本ソーダ工業会・・・2026年3月と25年度のカセイソーダ出荷内訳
  • 日本ABS樹脂工業会・・・ABS樹脂の4月国内出荷
  • 発泡スチレンシート工業会・・・2026年4月のPSP出荷実績
  • カーボンブラック協会・・・3月のカーボンブラック実績
  • 財務省貿易統計・・・25年のプラスチックくずの輸出量
  • 化学製品値上げ
    ・UBE・・・過酸化水素は過酸化水素製品を20日納入分から全濃度で1㌔㌘34円以上値上げする。酢酸塩類20日から
    ・三菱ケミカル・・・酢酸塩類を20日納入分から値上げする。上げ幅は酢酸ナトリウム(結晶)が1㌔㌘30円以上、同(無水)が39円以上、粉末酢酸が42円以上。
    ・日本触媒・・・21日出荷分から酸化エチレン(EO)と直鎖型第2級アルコールを1㌔㌘60円以上、エチレングリコールとエタノールアミンを40円以上値上げする。4月1日に実施した90円の値上げに追加して行う。
    ・日本ポリエチレン・・・ポリエチレン(PE)を25日納入分から1㌔㌘50円以上値上げする。
    ・日本ポリプロ・・・ポリプロピレン(PP)を25日納入分から50円以上値上げする。
    ・ジェイ・プラス・・・アジピン酸系可塑剤を25日納入分から1㌔㌘52円以上値上げする。対象はDOA、DINA。4月10日に実施した値上げに続く追加値上げ。
    ・レゾナック・・・6月1日納入分からグリシンを1㌔㌘80円以上値上げする。
    ・三菱ケミカル・・・ポリエステル系シュリンクフィルムを6月1日出荷分から1㌔㌘40円値上げする。
    ・クラレ・・・水添スチレン系エラストマーとブロック化エラストマーを6月1日出荷分からグローバルに1㌔㌘33㌣値上げする。
    ・東ソー・ファインケム・・・アルキルアルミニウムを6月1日納入分から1㌔㌘170~210円以上値上げする。

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  • 日鉄ケミカル&マテリアル・・・ビニル系樹脂、高周波基板向け拡販 低Df化ニーズ充足
    日鉄ケミカル&マテリアルは、通信インフラの高速化を背景に拡大する高周波基板向けを独自開発のビニル系樹脂で拡大する。低誘電正接(低Df)をはじめ同用途で求められる高度な物性が評価されAIサーバー向けなどで急拡大しており、関西地区の既存設備に加えて27年秋口には九州製造所(北九州市)に新系列を完成させる。Df0・0005未満の材料開発も進めており、2拠点で低Df化のニーズと拡大する需要に応えていく。
  • 日本化薬・・・ドローン関連拡大 エアロ事業立ち上げ
  • クラサスケミカル・・・ROIC長期目標10% 定修周期6年に延長 CCU・CR 炭素循環型事業へ
    クラサスケミカルは中長期的な事業戦略と目標をまとめた。石油化学専業メーカーとしてナフサクラッカーをはじめとするプラント設備群の高度安定・安全操業の強みを最大限に発揮し、収益力を高めることを最大のポイントとする。誘導品群は高付加価値領域への展開をさらに強化し、触媒技術のライセンスや触媒販売を新たな収益源とする。カーボンニュートラル戦略の一環で独自のCCU(CO回収・有効活用)技術の実装を目指し、海外原料や化石燃料の依存度低減と地産地消型の炭素循環型事業へのモデル転換を図る。
  • DIC・・・ケミトロニクス好調 AI半導体需要追い風
  • 積水化学工業・・・今期、営業益最高更新へ 売上高は5期連続
  • 旭有機材・・・5ヵ年中計、半導体・エリア戦略強化 営業益最高更新へ
  • DIC・・・PVCフリーインキグローバル展開強化
  • DIC・・・新興協業へスイスに投資管理子会社設立
  • 東海カーボン・・・今期カー黒業績予想を上方修正
  • 旭有機材・・・鋳造用R C Sインドに新工場

アジア石油化学工業会議(APIC 2026・福岡大会)


アジアの石油化学産業が福岡に集結(2026年 5月28日(木)~29日(金)福岡開催)
石油化学工業協会(本社:東京都中央区新川)は、アジア最大の石油化学産業の国際会議「APIC 2026」を2026年5月28~29日に福岡で開催します。世界各国の石油化学会社トップマネジメントなどが一堂に会し、世界40数か国以上から1,500人以上が公式参加予定のこの会議では、業界の持続可能な未来に向けた取り組みについて議論されます。
※APICはAsia Petrochemical Industry Conference の略称です。

【APIC2026開催概要】
公式サイト: https://apic2026.jp/
参加登録 : https://apic2026.jp/ja/registration.html
開催日時 : 2026年5月28日(木)~29日(金)
開催場所 : ヒルトン福岡シーホーク https://fukuokaseahawk.hiltonjapan.co.jp/
主催   : 石油化学工業協会 https://www.jpca.or.jp/
大会テーマ: 化学の力でつながり、持続可能な未来を共創する
United by Chemistry for a Sustainable Tomorrow

 

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