石油化学新聞 5329号
THE PETROCHEMICAL PRESS
- クラレ・・・PA9T、車両向け拡販に本腰 主要顧客で登録完了
- 石油化学工業協会・岩田圭一会長・・・「当面厳しさ続く」競争力高め安定操業を
- カネカ・・・生分解性樹脂、CO2から合成へ 3社と技術開発推進
- AGC・・・フッ素製品、千葉で生産能力増強 25年まで350億円投資
- 凸版印刷・・・透明バリアフィルム チェコに工場新設
- 石油化学工業協会・・・2月の石化製品生産実績
<特集>化学企業のエレクトロニクス関連事業 ㊦
日本触媒
- 「エポスター」 量子ドットで採用拡大
- 「AOMA」24年に量産化へ
三菱ケミカルグループ
- 半導体材料、積極投資の手緩めず
- ディスプレイ材 OLEDに力
東ソー
- GaNスパッタ材、パワー半導体向け開発
- CVD法からの代替狙う
カネカ
- PIフィルム、5Gスマホなどで伸び
- 光学材料 画像センサー向け開拓
日本ゼオン
- SGCNTで用途開発
- NRAMや次世代電池など
丸善石油化学
- EUV材料、最先端向け堅調に推移
- 量産設備完成 研究開発体制も強化
東レ
- 新材料、有機ELとLEDに力
- 感光性PI 東海工場で増設
三菱ガス化学
- 超純過水 半導体向け供給拡大
- 佐賀と米2工場で増産投資
トクヤマ
- 窒化アルミフィラー 柳井で4月から量産
- 逐次能力拡大27年売上高20億円へ
ENEOS
- 低誘電LCP 用途に応じた材料供給
- 高周波・高速通信向け拡充
東亞合成
- 低誘電接着フィルム 実装化段階まで進展
- 次世代品 将来の大型商品に
THE PETROCHEMICAL PRESS
- UBE・・・CPL50㌦安の1720㌦ 3月、値差縮小
- DIC・・・バイオ法ポリフェノール 米新興と共同事業化
- 島津製作所・・・3ヵ年中計 研究開発に730億円
- 積水化学工業・・・両面テープ、高耐熱で薄膜 低VOC性も
- 日本化学工業協会・福田信夫会長 「経済回復を期待」
韓国との関係改善も
日本化学工業協会の福田信夫会長(三菱ケミカル代表取締役)は定例会見で23年の見通しについて「自動車向けや電気電子部品の在庫削減が進んでいるものの、本格的な経済回復は23年後半になるだろう」と述べ、クラッカー稼働率改善も後半に期待するとした。韓国との関係改善が日本の化学産業に及ぼす影響にも言及し、3品目の対韓輸出規制撤廃は「半導体材料や電気電子部品など機能商品系を中心に良い材料だ」との見方を示した。 福田会長は「22年度前半の化学産業は堅調だったが、後半は世界経済全体が鈍化。特に中国のコロナによる影響やエネルギー価格高騰を中心とする世界的なインフレで製品の荷動きが下落した」と総括。
- 三井・ケマーズフロロプロダクツ・・・新社長に丸山氏
三井・ケマーズフロロプロダクツの社長執行役員に4月1日付で丸山剛・積水フーラー社長が就任する。池谷望社長執行役員は退任するが代表取締役会長職を継続する。
丸山剛(まるやま・たけし)氏
91年同志社大学法学部法律学科卒、出光興産入社。00 年日本GEプラスチックス、05年日本自動車産業本部長などを経て10年SABICジャパン社長、16年アマゾンジャパンハードラインベンダーリレーション部長、17年積水フーラー副社長、20年社長。55歳。
- 石油化学工業協会・・・2月の汎用4樹脂の出荷実績
- 日本化学工業協会・・・CO2排出削減目標2千万㌧に上方修正 30年度、13年度比
- 化学製品値上げ
・日本ポリエチレン・・・4月からPE
・日本ポリプロ・・・PPを10円以上
・レゾナック・・・除害筒再生費