石油化学新聞

THE PETROCHEMICAL PRESS

三洋化成工業・・・イオン液体、新規用途開拓に拍車

CO2 固定化の事業性検証

三洋化成工業は独自のイオン液体の用途開発に拍車をかける。かねて検討されていたCOを吸着・固定化するシステム向けで本格事業化に向けた各種検証に乗り出した。また、主力用途のアルミ電解コンデンサー用電解液では、需要増大に対応して供給能力を増強する。多彩な用途展開が想定されるイオン液体で新たな事業の柱を形成する構えだ。

DIC・・・PPSコンパウンド 車両用新材料開発へ

カーボンニュートラル対応にも注力

DICは、世界トップシェアにあるポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)コンパウンド「DICPPS」で、車両用を中心としたモビリティ関連を強化するとともに、カーボンニュートラル(CN)への対応としてCO排出量削減や循環型経済に寄与する製品・技術の開発にも注力する。自動車の電動化、自動運転化やCNの現実化に伴って材料へのニーズも変化すると考え、変化に沿った技術開発に取り組む。

  • 三井化学東セロ・・・BOPE、モノマテ包材向け開発 23年に市場投入
  • ポリプラスチックス・・・LCPコネクター用、世界で優位性堅持 誘電率制御品にも力
  • デンカ・・・SCGCと合弁、アセチレンブラック タイで25年初から生産
  • ユニチカ・・・PAR、PCアロイ用に力 国内外で評価進む
  • ダイセルと熊本大・・・ワンタイムエナジー共同研究講座を開設
  • クラレ・・・再生炭、ベルギーの新系列稼働 欧で7〜8割増産
  • 石油化学工業協会・・・9月の石化製品生産実績

<特集>高成長軌道への 回帰期待される 合繊原料 (2〜3面)

合成繊維原料はの世界需要は21年以降、調整局面に入っている。最大市場の中国での新型コロナ感染拡大に伴うロックダウンなどによる需要低迷が要因だ。中長期的には衣料品市場などの成長に伴い合繊原料需要が拡大し続けるのは間違いなく、早期の高成長軌道への回帰が期待される。各合繊原料の市場動向などをまとめた。

パラキシレン( P X )
世界需要、22年5%増の見通し 中長期、アジア需給は均衡化
高純度テレフタル酸(PTA)
22年、アジア稼働率80%に 過当競争リスクは低下
カプロラクタム(CPL)
スプレッド 22年度、2年ぶり縮小 中国で輸出本格化の兆し
アクリロニトリル(AN)
世界需要、22年は1%成長に鈍化 炭素繊維用など好調維持
モノエチレングリコール(MEG)
設備稼働率、長期的に60%台継続 国内値決め、原料連動型に移行

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住友化学・・・LCP、増産見据え拡販

高周波や車載強化

住友化学は愛媛工場で来夏に完成を予定する液晶ポリマー(LCP)「スミカスーパー」のポリマー増設を見据え、既存用途の拡販に加え高周波関連や車載用といった新規成長分野の取り込みを強化する。拡販に不可欠なコンパウンド能力もグループ企業、住化宏和テック(奈良県)などで増産対応を進める方針だ。新系列(推定で年産3千㌧)の円滑な立ち上げを実現し、次期増産計画の早期具体化と一層の事業拡大につなげる。

  • ソルベイ・・・サルホン系端緒に再生エンプラ提供
  • 双日プラネット・・・プラ循環スキーム 大倉工業と構築へ
  • ASP(旭化成、シンガポール子会社)・・・バイオPPE来年から生産
  • 旭化成とTIS・・・高級品偽造防止サービスを開始 まずアパレル向け
  • 信越化学工業・・・シリコーン皮膜形成エマルジョンを開発
  • 三井化学・・・再生PE生産へ 廃プラ由来エチレン調達
  • 石油化学工業協会・・・事故防止へ保安会議
  • 藤森工業・・・130億円を投じ電子部材事業を強化
  • 積水化学工業・・・「自然に学ぶ」助成対象14件を選出
  • 日本ゼオン・・・統合生産センター 高岡工場内に竣工
  • 東洋紡・・・三次元網状繊維、船舶プレミア席に
  • AGC・・・インドネシア子会社再生エネ電力を購入
  • 帝人・・・工事現場に燃料電池 東急建設と実証
  • エレファンテック・・・調達資金70億円に
  • 東洋スチレン・・・社長にデンカ石塚賢二郎氏
  • 化学製品値上げ
    ・デンカ・・・OPSや包材シート 11月1日納入分から
    ・東レ・・・合成繊維と不織布 11月出荷分から
    ・プライムポリマー・・・溶液法LLDPEを12月1日から

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