石油化学新聞

THE PETROCHEMICAL PRESS

東ソー・・・機能性ウレタン増設へ

塗料硬化剤とエラストマー

東ソーは南陽事業所(山口県周南市)で機能性ウレタン製品の増強投資に乗り出す。ウレタン系塗料硬化剤のヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)系ポリイソシアネートと、ポリウレタンエラストマーそれぞれの生産設備を増設する検討に入った。
23年内にも意思決定し、25〜26年の完成を目指す。これらの需要が好調な高付加価値製品の拡販により、ウレタン事業の収益性を高める。

  • ENEOSとプリファードネットワークス・・・原子レベルシミュレーター、最新版で機能強化
  • 上野製薬・・・LCP原料、既存設備で最大限増産 中間工程含め改造
  • 樹脂パレット、環境対応で市場拡大 再生プラやEPS製荷役効率化製品も
化学業界の下期展望 収益堅調も停滞感

当面の市場動向を注視

在庫適切管理に腐心 住宅関連需要に明るさか
世界経済に不透明感が増すなかで会計年度ベースでの下期がスタートする。化学産業を取り巻く市場環境は、長期化する自動車減産や電子情報関連市場の息切れなど、好材料を見いだせないなかでズルズルと停滞する状況が続きそうだ。建設関連市場がほぼ例年並みで推移し、基準地価の全国平均が住宅を含む全用途でわずかながらも3年ぶりプラスに転じたことが唯一の明るい兆しとなるか。当面の市場動向と化学各社の収益状況が注視される。

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水とCOから化学品製造
人工光合成 技術開発を推進
太陽光エネルギーを利用して水から水素と酸素を作り、さらに水素とCOからオレフィンなどの有機化合物を作る人工光合成技術。化学工業のカーボンニュートラル実現に貢献する同技術の実用化に取り組む三菱ケミカルグループ、三菱ガス化学、人工光合成化学プロセス技術研究組合(ARPChem=アープケム)の3者共同の長期プロジェクト(22年3月~31年3月)がNEDOのグリーンイノベーション基金事業に採択された。事業規模約430億円、支援規模約300億円の一大プロジェクトであり、産官学連携で研究開発を加速させ40年代の実用化を目指す。
三菱ケミG・三菱ガス化・アープケム40年代実用化めざす

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日本化薬・・・色素材料、環境対応製品を拡大

2タイプを来年投入

日本化薬は、色素材料事業で環境対応型製品の需要拡大を本格化する。インクジェット(IJ)プリンター用インクでは、世界的な溶剤規制に応えた水系インクを23年上期にも市場投入する考え。また、海外を中心とする法規制などに応えて開発したノンフェノール系の感熱顕色剤では、国内外も機能面を含めて評価が進んでおり、来期からの採用拡大を見込む。

  • 東レ・・・車用吸音材、チェコで10月量産化 欧州EV向け拡販
  • トクヤマ・・・窒化アルミ、フィラー品量産化へ 柳井に検討設備
  • ダウとムラテクノロジー・・・CR施設を独に設置 処理能力12万㌧
  • 東洋紡・・・三次元網状繊維構造体、西九州新幹線に採用 自由席の全座席に
  • 積水化成品工業・・・高耐熱発泡体で高難燃グレード
日本ペイント栃木工場 ルポ

塗料生産 機能と環境性を両立

東日本を中心に製品を供給する栃木工場、製造工程が公開されたパーフェクトトゥルーマット

「パーフェクトシリーズ」 10周年でリニューアル
日本ペイントは建築外装用塗料の主力ブランド「ニッペパーフェクトシリーズ」の10周年を記念してブランドリニューアルをするとともに、東日本エリアを中心に製品を供給する栃木工場の生産ラインを報道陣に公開した。リニューアルに合わせて販売開始したつや消し水性塗料「パーフェクトトゥルーマット」の溶解工程と充填ラインの見学が行われた。

  • 日本ポリプロピレンフィルム工業会・・・8月のOPP・CPP出荷実績
  • 日本プラスチック工業連盟・・・7月のプラスチック原材料の在庫月数
  • 化学製品値上げ
    ・信越化学工業・・・クロロメタン製品
    ・PSジャパン・・・PSを10円以上
    ・東洋スチレン・・・PS10月1日から
    ・三井化学・・・TDIを40円以上

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