石油化学新聞

*THE PETROCHEMICAL PRESS*

旭化成・・・キュプラ繊維、多孔質MOFを高含有化

ガス貯蔵・分離に応用 高付加価値化へ、ナノ粒子複合体も

旭化成は、自社の再生セルロース繊維(キュプラ繊維)「ベンベルグ」の内部に、極めて高い表面積を持つ多孔質材料の金属有機構造体(MOF)を大量坦持させる技術を開発した。高吸着量・高分離性能を有する新材料としてベンベルグ/MOF複合体を提案し、ガス貯蔵・分離などの分野で実用化を目指す。このほか同社はベンベルグとさまざまな機能性ナノ粒子の複合体を開発しており、ベンベルグの新用途開拓、高付加価値化を進める。

  • 積水化成品工業・・・環境配慮型製品に力 生分解・バイオプラ、活用に拍車
  • 日本化薬・・・感熱顕色型非フェノール系量産へ 海外生産も視野に
  • デンカ・・・積水化学工業とのPVA会社を完全子会社化
  • 石油化学工業協会・・・2月の石化製品生産実績
ポリオレフィン業界展望-6-

旭化成

ポリエチレン事業部長
森岡直人氏

  • 機能と品質、さらなる向上が重要
  • 持続可能な安定収益確保を

<特集> 化学各社のエレクトロニクス関連事業-下-

エレクトロニクス分野は化学産業の主要市場であり、最終製品の高度化、多様化が進むなか、多くの化学企業が蓄積した技術力を駆使した製品を投入し、素材技術を通して市場の発展を支えている。足元の市場環境は不透明だが、IoT化の波はモバイルなどの民生機器から自動車や住宅、ヘルスケア分野などにも広がっている。また、5G(第5世代移動通信システム)関連をはじめ、高度な材料技術を発揮できる大型市場も目前に控える。化学技術が活躍できる場は広がる方向だ。

出光興産

  • 5Gリジット基板、来期中の採用にメド
  • SPS、車載電装部品用も強化

ユニチカ

  • 樹脂事業、差別化品で世界展開
  • PAR、PA10T 拡販加速し新系列を

三菱ケミカル

  • 半導体関連、新設本部に集約拡大
  • 折り畳みスマホ向け、高機能フィルム開発

東亞合成

  • 負熱膨張性フィラー、樹脂向け新品種開発
  • 無機イオン補足剤、微細化品にも力

昭和電工

  • 高純度溶剤、顧客密着で基盤強化
  • 投資回収へ、海外展開も本格化

トクヤマ

  • アジア市場、供給体制整備が完了
  • 高純度IPAとTMAH

東レ

  • OLED用発光材、赤と緑を年内投入へ
  • 環境対応印刷システム、軟包装用に世界展開

東ソー

  • 可溶タイプ導電性高分子、世界最高性能を実現
  • コンデンサー向けなど展開

日鉄ケミカル&マテリアル

  • 球状アルミナ、車載放熱用途が拡大
  • 球状シリカ、結晶性タイプで5Gへ

JSR

  • 芳香族ポリエーテル、5Gの層間絶縁材へ
  • 熱硬化PE、リジット基板用に展開

帝人

  • RFID管理システム、工場の業務効率化支援
  • 廃棄ロス削減、コンビニ向けも期待

デンカ

  • 放熱材とAB、車載用途を積極拡大
  • 5G向け、LCPフィルム育成

三菱ガス化学

  • 超純過酸化水素、半導体向け供給強化
  • 米国2工場、相次ぎ立ち上げ

*THE PETROCHEMICAL PRESS*

  • カセイソーダアジア市況・・・半年ぶり高値 供給制限で300ドル近辺
  • 経済産業省・・・エチレン用輸入ナフサ、2月は4万3679円 エチレン換算輸出入1月、輸出2ケタ減
  • CPLスプレッド・・・値差4年ぶり縮小 2019年度平均需給緩和、816ドルに
  • 石油化学工業協会・・・2月の汎用4樹脂の出荷実績
  • 塩ビ工業・環境協会・・・2月のPVC、VCMの生産・出荷
  • 日本ABS樹脂工業会・・・国内出荷10%減
  • 日本触媒・・・アクリル酸など上げ 10円以上
  • タキロン・ローランド・・・アイウエアフレームにアセテートシート

アセテートシート(右半分の黒っぽい生地)と、加工して製品化されたアイウエアフレーム

タキロンシーアイ100%子会社のタキロン・ローランドは、アセテートシートをアイウエアフレーム向けに生産する国内唯一のメーカー。さらなる事業拡大へ海外展開を強化する。5年後には海外向け販売比率を50%(現在25%)に引き上げる方針だ。主なターゲットは欧米の高級ブランド。アプローチを加速するため、営業体制の変革と拡販に向けたPRを推進する。「小さくてもお客様に期待され続ける会社」を目標とする同社の本社工場(兵庫県たつの市)を訪ね、取り組みを探った

*THE PETROCHEMICAL PRESS*

  • 大倉工業・・・新規材料事業を拡大、光学フィルム、車載や5G基板にLCD関連技術生かすOLED用も本格化

新規材料事業の中核拠点である香川県丸亀市内の本社工場

包装フィルム大手、大倉工業の収益のもう一つの柱が光学フィルムをはじめとした新規材料事業である。インフレーションやスリット加工など包装フィルム周辺の固有技術をベースに新事業を創出するとの指針に基づき、87年に同事業部門を設置。それから30年以上経過した現在、フィルムに機能を付与するコーティングなど後加工技術を活用し、車載用ディスプレイや5G用基板向けフィルムなど液晶パネル分野以外へ領域の拡大を図っている。

  • ポラテクノ・・・25年に営業益20億円 利益体質強化、日本化薬と技術融合
  • ユニチカ・・・PE水性分散体、紙コップ塗工用に 減プラ効果訴求
  • 帝人・・・CFRTPがビデオカメラ部品に
  • 住友化学・・・個体型電池実用化へ京都大にラボ・講座
  • 昭和電工パッケージング・・・LiB包材、車載大型を量産化 21年3月
  • BASF・・・PBT新製品、塩ビ窓枠向け
  • エフピコ・・・兵庫県に土地取得 PET食器生産へ
  • 花王・・・ボトルレス化を加速、ごみゼロに貢献
  • 横河電機・・・ナノピペットを採用した 1細胞解析装置「シング ル・セローム・ユニット ・SU 10 」を開発

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