石油化学新聞

*THE PETROCHEMICAL PRESS*

プライムポリマー・・・メタロセン高機能PE

第3系列建設検討へ

21〜22年にフル稼働見込むシンガポールの「エボリュー」設備

プライムポリマー 25〜27年稼働メド
アジア、北米で可能性探る

プライムポリマー(三井化学65%、出光興産35%出資)は、包装分野を中心に需要が拡大するメタロセン高機能ポリエチレン(PE)「エボリュー」の第3系列の建設の基礎的な検討を開始した。原料エチレンの安定調達を最大のポイントに、アジアに加え北米も候補に可能性を探る。21〜22年ごろから検討を本格化し、25〜27年の稼働を目指す。23年をメドに長鎖分岐型「エボリューE」も上市する計画で、第3系列の具体化に弾をつける。

  • ナイロン原料CPL・・・中国で新増設計画続く 2020年は3社計60万トン増か
  • ユニチカ・・・LCP添加剤向けに力 高耐熱PAR、靭性向上に効果
  • 塩化ビニル樹脂(PVC)・・・3月アジア価格、3ヵ月連続上昇
クラレ・・・真の高収益企業へ正念場

全社員が強い危機感を

決算説明する伊藤社長

中計目標と大きな乖離

クラレが真の高収益企業に向けて正念場を迎えている。
20年の営業利益の予想は前期比11%増の600億円。全部門で増益を見込み、2期続いた減益に歯止めをかける。ただ、現中期経営計画「PROUD2020」(18〜20年)において利益を伸ばせず、20年の営業利益目標の900億円を大きく下回ることになる。

*THE PETROCHEMICAL PRESS*

  • ポリプラスチックス・・・COC、包材向け世界で拡大 単一素材化追い風に
  • 出光興産・・・小型量産設備を新設 全個体LiB用電解質 千葉で21年度1Q
  • 出光ユニテック・・・30年度経常益2.5倍に ジッパー北米生産化などで
  • 三菱ケミカル・・・生分解性PBS、今期販売3倍増の9000トン 容器など新用途伸長
  • DIC・・・大型脱気モジュール、市原で5割増強 超純水用が拡大
  • 中央化学・・・食品容器、PP系新素材を採用 タルク51%以上配合
  • 日本プラスチックス工業連盟・・・理科用副素材を発行 全国の中学校に配布
  • 日本触媒・・・アルカリ水電解用セパレーター開発 有機無機複合型
  • ダイセルポリマー・・・セルロース強化樹脂特許がWIPO登録
  • ソルベイ・・・PEEK粉末が電気外科用採用

*THE PETROCHEMICAL PRESS*

  • カセイソーダ・・・価格上昇の兆し、中国輸出停滞 アジア需給締まる
  • 日本プラスチック工業連盟・・・台湾プラ輸出2.5%増 2019年1~4月
  • 石油化学工業協会・・・1月の石化製品生産実績、1月の汎用4樹脂の出荷実績
  • 硝酸需給・・・タイト化、三菱ケミカル4月生産停止 宇部興産が値上げ
  • 塩ビ工業・環境協会・・・1月のPVC、VCMの生産・出荷
  • 日本スチレン工業会・・・2020年1月受払表
  • 日本ABS樹脂工業会・・・国内出荷、7%マイナス
  • 経済産業省・・・エチレン用輸入ナフサ、6.8%高の4万3117円、エチレン換算輸出入2019年実績

*THE PETROCHEMICAL PRESS*

  • JXTGエネルギー・・・低誘電LCP粉末、5G基板の添加剤に 20年度に市場投入
  • 日本触媒・・・カーボン複合、亜鉛電池を開発 セパレータも
  • クラレ・・・PA9T、車両用拡大を加速 摺動や高電圧部品
  • 東亞合成・髙村美己志社長・・・3ヵ年中計 投資回収、収益を改善 第4の柱創出へ
  • 帝人・・・身体を暑熱順化、訓練システム提案 スポーツ向け開始
  • DIC・猪野薫社長・・・巻き返しを強調 付加価値品で収益向上
  • 三洋化成工業・・・車向け電着塗料原料 タイで商業生産開始
  • 三菱ガス化学・・・4つのカンパニー、基礎と機能化学品 2事業部門に再編
  • 日清紡HD・・・樹脂改質剤など拡販 化学品、業績回復見込む
  • 三菱エンジニアリングプラスチックス・・・駒谷隆志氏が社長昇格

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