石油化学新聞

*THE PETROCHEMICAL PRESS*

  • ダイセル・・・新規自動車安全部材、日米を拠点に世界展開 2025年売上高50億円へ
  • クラレ・・・自動車関連、外部と縦横連携推進 ソリューション提案強化
  • 東ソー・・・PPS、金属複合で車用拡大 電装化や軽量化支援
  • 大阪ガス・・・昼間も冷え続ける新放射冷却素材を開発

オランダのPPコンパウンド拠点

三井化学・・・PPコンパウンド、欧州初拠点の建設着々 来秋メドにフル稼働

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<特集>グローバル展開を加速するTPEメーカー

熱可塑性エラストマー(TPE)メーカーがグローバル展開を加速している。海外生産拠点の新設や増強を推進。自動車分野をはじめとする海外の成長需要の獲得に動いている。もちろん、新グレードや新製品の育成にも積極的に取り組んでいる。TPEは合成ゴムと樹脂の特性を兼ね備えており、他の材料にない数々の強みを生かし、自動車、家電、建材、日用品・雑貨、メディカルなど幅広い分野に採用されている。足元は米中貿易摩擦による世界経済の減速の影響が出ているが、中長期的には今後も順調に成長していくと見られている。オレフィン系、スチレン系を中心に手掛けるメーカーの事業の現状と今後の取り組みを紹介する。

  • クラレ・・・差異化戦略一段と強化 タイ工場、2021年末に完成
  • 三井化学・・・米国新設備、2019年度下期稼働へ 貴族拡販と新製品育成に力
  • 旭化成・・・輸液バック向けなど重点 グループシナジー発揮へ
  • 三菱ケミカル・・・オレフィン系、高ゴム弾性の新製品 インドにエアバック用工場建設
  • 住友化学・・・中国や欧州にも生産拠点 PPとのシナジーも追及

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17~23年 世界の石化製品需給 経済産業省まとめ

経済産業省製造産業局素材産業課は、世界の石油化学製品の今後(17~23年まで)の需給動向をまとめた。それによると、世界の石化製品の需要と生産能力は拡大を続けるとしたものの、ここにきて世界経済の先行きに不透明感が強まっていることや米中貿易摩擦が長期化の様相を呈していることを反映して、前回予測に比べて需要の伸び率を低く抑えた。一方、中国や韓国で石化プラントの新増設が加速していることを受けて、生産能力の伸び率は前回予想を大幅に上回るものとした。この結果、世界的な供給過剰が一段と拡大するとの見通しを示した。ここ2、3年、好調に推移してきた世界の石化産業にも遂にダウントレンドの波が押し寄せようとしている。

  • ベンゼンの需要・生産能力・生産量・需給バランス
  • トルエンの需要・生産能力・生産量・需給バランス
  • キシレンの需要・生産能力・生産量・需給バランス
  • パラキシレンの需要・生産能力・生産量・需給バランス
  • PTAの需要・生産能力・生産量・需給バランス
  • エチレン系誘導品需要・生産能力・需給バランス(エチレン換算値)
  • 世界のエチレン(モノマー)生産能力
  • 日本のエチレン需給見通し(エチレン換算)
  • 日本とアジアのエチレン系誘導品の製品別需給バランス(エチレン換算)
  • プロピレン系誘導品需要・生産能力・需給バランス(プロピレン換算値)
  • 世界のプロピレン(モノマー)生産能力
  • 日本のプロピレン需給見通し(エチレン換算)

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  • クラレ・・・光ファイバー細径化 照光用、織り編み加工容易に
  • 日本化薬・・・エアバックIF、世界シェア10%目標 新製品で顧客拡大
  • 住化ポリカーボネート・・・波長選択グレード、ニーズ対応を強化
  • 東レ・・・折り畳み対応伸縮フィルムを開発
  • デンカ・・・AB生産を継続 デンカ大牟田
  • ソルベイ・・・インドでPES稼働
  • 東洋紡STC・・・超高強力PE繊維でフェンシング用生地
  • 東洋紡・・・包装用、ナイロンフィルム 部分バイオ品開発
  • 住友化学・・・硝安を30円値上げ

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  • マテリアルリサイクル研究開発プロジェクト・・・革新技術開発へ 旭化成とライオン共同PJ
  • 石油化学工業協会・・・保安推進会議、安全操業へ意欲新た
  • 石油化学工業協会・・・9月の石化製品生産実績、9月の汎用4樹脂の出荷実績
  • 日本スチレン工業会・・・2019年9月受払表

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