石油化学新聞

*THE PETROCHEMICAL PRESS*

  • 日本化薬・・・感熱顕色剤、福山で来年増産体制 非フェノールは海外も 原料、中間体の安定確保へ
  • デンカ・・・シンガポール、LiB向けAB量産化 高付加価値化を加速
  • ダウ・ケミカル・・・EPDM、TPV用の開発に力 車内装材に高級感
  • ポリプラスチックス・・・COC、増強完了は来春以降 ドイツで5割能力増
  • イワキ・・・輸入医薬品原料、分析センター新設 東京・王子に8月竣工

*THE PETROCHEMICAL PRESS*

業績踊り場 総合化学大手4社

持続的成長に黄信号 業績の下振れリスク増す

株価低迷、低いPER 積極投資の成果しっかり

ここ数年、順調に推移してきた総合化学大手4社の業績が全体的に踊り場にある。19年度は三井化学と住友化学が営業増益を見込むが、日米貿易摩擦の影響など事業環境の悪化で予断を許さず、業績の下振れリスクが増している。株価も低迷。各社が目標に掲げる持続的な成長に黄色信号が灯ってきており、その実現性が問われている。

<特集>加速する化学各社の技術戦略/R&Dトップに聞く〈中〉

クラレ

  • 新事業、強み持つテーマに集中
  • 既存事業、世界で技術シナジー

 

住友化学

  • 次世代事業、重点4分野で創出へ
  • 継続的にイノベーションを

JXTGエネルギー

  • オープンイノベーション、幅広く情報収集推進
  • 低炭素・循環型社会に貢献

KHネオケム

  • 組織再編し目的明確化
  • 新事業、現中計でプラン策定

東ソー

  • コーポレート研究に力
  • 四日市と南陽に新研究棟

三菱ガス化学

  • 既存強化と新事業創出
  • 新潟に統合研究棟 成長支える

ダイセル

  • 新事業創出、5候補で具体化推進
  • イノベーション・パーク、研究機関と連携強化

JNC

  • 自動運転車向けに液晶
  • 技術の価値化へ協業加速

*THE PETROCHEMICAL PRESS*

  • 日本ゼオン・・・フッ素系溶剤、半導体製造向け展開 低パーティクル好評
  • イワキ・・・配線板用薬品事業、譲受が収益を底上げ
  • デュポン・スタイロ・・・XPS、再利用実績を訴求 発プラ断熱材で唯一
  • 日本化薬・・・マレイミド、基地局5G基板に 今秋にも一部採用
  • ダイセル・・・白色EMCを開発 LED反射材用、森六ケミカルズや韓国社と
  • ダイセル・・・セルロース分野で金沢大に研究講座
AEPW「廃棄プラスチックを無くす国際アライアンス」

廃プラ、技術と経験で貢献

左から住友化学の岩田圭一社長、三菱ケミカルH
Dの越智仁社長、P&Gのヴァージニー・ヘリア
スCSO、三井化学の淡輪敏社長

「廃棄プラスチックを無くす国際アライアンス(AEPW)」に参画する三菱ケミカルホールディングス、住友化学、三井化学の各社トップらが都内で記者会見に臨んだ。3社を代表して三菱ケミHDの越智仁社長がAEPWに参画する意義を説明し「廃プラ問題が一番深刻になっているアジアだからこそ日本企業の技術や、欧米企業の持っていない経験を生かせる。積極的に貢献したい」と意気込みを示した。 AEPWは廃プラ問題に取り組むグローバル企業約40社で構成。会長はP&Gのデビッド・テイラー社長兼CEOが務める。今後5年間で約15億㌦を投じ廃プラ問題に取り組む。

*THE PETROCHEMICAL PRESS*

  • JXTGエネルギー・・・来年10月 大阪製油所を停止
  • SABIC・・・世界各地で技術セミナー開催 エンプラ技術で顧客の課題解決
  • クレハ・・・ケンブリッジ大学発のスタートアップ企業へ出資 3Dマルチタッチセンサー開発
  • クレハ・・・ブローボトル事業、共同印刷に売却
  • 三井化学SKC・・・バイオポリオール自動運転車に採用
  • 日本繊維製品消費科学会・・・ウエアブル主題 奈良で9月シンポジウム
  • 日本ポリプロピレンフィルム工業会・・・6月のOPP・CPP出荷実績
  • 日本プラスチック板協会・・・6月のポリカーボネート平板・波板生産出荷実績、6月の硬質塩化ビニル平板生産出荷実績、6月の硬質塩化ビニル波板生産出荷実績

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