石油化学新聞

*THE PETROCHEMICAL PRESS*

  • 東ソー・・・CO2排出削減策を加速 発電設備、部材更新やバイオマス混焼
  • 三菱ケミカル・・・新規誘導品、未利用留分から開発 水島に試験設備設置
  • JSRグループ・・・LS事業、領域拡大し成長促進 再生医療やサービス
  • 宇部興産・・・UAを年内製品化へ 対候性が高評価 国産車コート材で
  • 住友ベークライト・・・医療機器、「専門化」で競争力 術式ごと最適製品
  • 帝人・・・JALエアバス最新鋭機で帝人のCFRTPが採用
  • 宇部興産・・・HDL、今夏から本格生産 原料転換し評価進展

創立65周年記念特集第2号 次の時代を支える化学産業

新時代を切り開くR&Dの役割 求められる化学のフロンティア(2~3面)

<座談会>日本の化学技術の可能性

出席者

  • 住友化学常務執行役員 織田佳明氏
  • 三井化学常務執行役員 福田 伸氏
  • 三菱ケミカル常務執行役員 垣本昌久氏

日本の化学技術は、欧米からの技術導入を端緒とし、それを各社が独自に使いこなし、自社技術として進化発展させて現在に至った。一方で、化学はあらゆる産業にかかわり、さまざまな社会的課題の解決への寄与が期待されるだけに、その技術は基礎的な面から応用までより高度なものが求められている。グローバルな技術開発競争が激化するなかで、日本の化学メーカーは新時代にどのような方向性で存在感を示していくのか、3社の研究開発トップに語ってもらった。

三菱ケミカル常務執行役員 垣本昌久氏

三井化学常務執行役員 福田 伸氏

住友化学常務執行役員 織田佳明氏

主要需要分野の課題と展望(4〜6面)

革新支える素材・製品で広がる活躍の場

電気電子・情報通信

  • 裾野拡大、競争は激化
  • 自動車関連、電動化で高成長期待
  • 日系化学企業、先端分野で優位性発揮 5G本格化、着実に取り込みを
  • 事業戦略、グローバル視点が重要 信頼性と技術対応力武器に

健康・長寿社会に幅広い技術で貢献

メディカル

  • 事業拡大へ 各社が経営資源傾注 成長戦略のけん引役に期待
  • 新素材・製品 研究開発も活発化
  • 蓄積した技術・知見生かす

世界規模で対応に迫られる化学業界の勝算

海洋プラスチック問題

  • 政府「プラ循環戦略」を策定 再生材市場に期待の声も
  • バイオマスプラが有望 モノマテ大きな流れに
  • 日本モデル世界に発信 再生・軽量化・素材技術など

自動車産業の大変革をチャンスに/座談会 (8〜9面)

出席者

  • 旭化成オートモーティブ事業推進室長 宇高道尊氏
  • 東レ自動車材料戦略推進室長 石野裕喜夫氏
  • 三菱ケミカル自動車関連事業推進センター長 北原隆寿氏

自動車産業は化学産業にとって最大の市場の一つ。その自動車産業は現在、CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)に象徴されるように100年に一度とされる大変革期にあり、素材・部材などを供給する化学企業にとってビジネスチャンスが拡大している。自動車分野への期待や化学企業の役割などについて、自動車分野の横串組織を担当する旭化成・オートモーティブ事業推進室長の宇高道尊氏、東レ・自動車材料戦略推進室長の石野裕喜夫氏、三菱ケミカル・自動車関連事業推進センター長の北原隆寿氏に聞いた。

旭化成オートモーティブ事業推進室長 宇高道尊氏

三菱ケミカル自動車関連事業推進センター長 北原隆寿氏

東レ自動車材料戦略推進室長 石野裕喜夫氏

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