プロパン・ブタンニュース

総合面

菅首相が温室効果ガスの50年ゼロ宣言

業界挙げ「日協指針」への対応を

LPガス
技術革新が急務に
温室効果ガス 菅首相が50年ゼロ宣言
業界挙げ「日協指針」への対応を

菅義偉首相は10月26日に臨時国会で行った所信表明演説で、「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」ことを表明した。「省エネルギーを徹底し、再生可能エネルギーを最大限導入する」など具体的な対策を説明、積極的な温暖化対策を経済成長につなげる意欲を示した。温室効果ガス排出削減の枠組みである「パリ協定」が今年発効し世界的な潮流が加速したことが背景にあると見られるが、日本は地震をはじめとする大型自然災害への対応力(レジリエンス)強化も喫緊の課題だ。日本LPガス協会(荒木誠也会長)はこれら2点に焦点を当てた業界指針「LPガスが果たす環境・レジリエンス等への長期貢献」を6月に公開した。政府は菅首相の声明を受けて、再エネの積極採用などエネルギー構造の改革を急ぐと見られ、LPガス業界は日協指針に照らした対応が求められる。

  • グリーンLPガスを産官学で技術開発へ 日協が研究会立ち上げ
  • 自由化検証でLPガスも対象に 取引監視等委員会で改善点を議論
  • 「保安高度化の先頭に」高圧ガス保安全国大会で功労91者を表彰
<平成、そして新時代へ>ミツウロコヴェッセル・坂西学社長

感度良く変化に対応

治のざっくばらんに
ミツウロコヴェッセル 坂西学社長

田島晃平グループCEOから「エネルギーを見てほしい」と、新しいミツウロコヴェッセルのリーダーとして迎え入れられた坂西社長。整理されたスマートな発言から、若くして石油元売で重責を担ってきたということに納得したのが最初の印象だった。対談中、そんな社長から聞いたのは「変化に対応して、LPガス事業を強化する」という決意だった。LPガスで十分成熟したミツウロコで、さらに本業を深掘りしようというのだ。それだけ肚(はら)を決められるからこそ、グループ80万件の大規模事業者のトップに招かれたのだと思った。

首都圏版

セントラル石油瓦斯、リンナイと

「デリシア料理コンテスト」開催

優勝した「チーム遠州・飯の呼吸」も八木啓之さん(右)と小野田奈津美さん

初の料理コンテスト
「チーム遠州」優勝
セントラル リンナイとコラボ

セントラル石油瓦斯(本社・東京、久保秀樹社長)は10月21日、横浜市のリンナイほっとラボ横浜で第1回デリシア料理コンテストの決勝戦を開いた。コロナ禍が顕在化して以降、リンナイが事業者と共同で料理コンテストを開くのは初めて。

  • 岡谷酸素、顧客向けウェブサービス「岡谷酸素マイページ」開始 情報発信を密に
ガスワングループが電話対応コンテストをリモートで開催

木村陽子さんに栄冠

最優秀賞の木村さん

ジャンピングセール機器販売
目標超え61億8000万円
伊丹産業 販売店と協力し成果

伊丹産業(本社・伊丹市、北嶋一郎社長)は、2~9月までの8カ月間で展開した「第46回イタミジャンピングセール」の結果を発表した。ガス事業部門の機器販売セールは、コロナウイルス感染拡大のため展示会などが開けないなか、60億円の目標に対し61億8千万円で目標を達成した。達成率は103%。第47回はコロナ禍が続くことを踏まえて、ガス増販につながる機器販売を進める。

地方版

  • 北海道=AW北海道、設置が容易な家庭用のLPガス非常用発電システムを開発
  • 東北=白石ハウビング渋谷専務、MaruiGas救援隊訓練の出動要請体験を報告
  • 中部=東邦液化ガス、非接触・非来場セールでLINEを試行的に開設
  • 中部=名張近鉄ガス、ウェブ企画満載 機器「お得パック」も
近畿・四国=伊丹産業、コロナ禍のジャンピングセール

目標越えの61億8千万

伊丹産業(本社・伊丹市、北嶋一郎社長)は、2~9月までの8カ月間で展開した「第46回イタミジャンピングセール」の結果を発表した。ガス事業部門の機器販売セールは、コロナウイルス感染拡大のため展示会などが開けないなか、60億円の目標に対し61億8千万円で目標を達成した。達成率は103%。第47回はコロナ禍が続くことを踏まえて、ガス増販につながる機器販売を進める。

  • 近畿・四国=徳島シティガス、コロナ禍で宅配水拡販はOB客再訪問に力
  • 中国=鳥取県協、「LPガスの日」に街頭で啓発チラシやグッズを配布
  • 中国=山陰酸素、「健康経営マイレージ事業」で知事表彰
  • 九州=福岡県協の販促スタート、コロナ禍の営業支援で賞品総額390万円相当用意
  • 九州=熊本豪雨から4カ月、LPガスに更新依頼も工事業者が不足

住設・新技術

  • ホームハイテック、日を遮り雪害も防止する容器カバーを発売

日を遮り雪害も防止
ホームハイテック(本社・羽曳野市、森川正人社長)は、日本製の「日よけ、防雪カバー(HSR―850)」を発売した。LPガス容器よりも高い位置の壁面に、屋根の要領で傾斜角5度の鋼板製本体カバーを取り付けることで、日差しによる温度上昇防止措置と雪害対策になる。西日に対応できるよう側面カバーを2枚付属しており、側面カバーを活用すれば同社の隔壁板「セーフティーパネル」への接続もできる。

  • 富士瓦斯、置きやすく省エネなLPガス屋外暖房機「DAN」発売
  • シナネンHD,抗菌を楽しく学べる子供用コンテンツを自社サイトで公開

最近の記事一覧プロパン・ブタンニュース一覧