プロパン・ブタンニュース

総合面

岩谷産業 気を引き締め一斉訓練

MaruiGas災害救援隊 全国73会場に2019人 設備復旧、発電機稼働など確認

訓練本部では各地の会場をつなぎ、状況を把握

岩谷産業(本社・東京、大阪、谷本光博社長)と販売店組織のマルヰ会は21日、同日の「MaruiGas防災の日」に併せ、全国73カ所の同社LPGセンターなどで「MaruiGas災害救援隊・全国一斉訓練」を実施した。「マルヰガス災害救援隊マニュアル」に沿い、出動や受け入れ、LPガス設備の復旧、非常用LPガス発電機の動作確認、燃料電池自動車やハイブリッドカーからの給電などを行った。68会場では炊き出し訓練も行い、救援隊員2019人が各地で訓練を行った。

台風19号被害 流出・埋没容器200本超に

全L協 充填所に対策要望

全国LPガス協会(秋元耕一郎会長)は、各地で立ち入り禁止区域が多く残っているため、台風19号の被害状況について情報収集を続けている。24日時点で、LPガスに起因する爆発などの事故は発生していない。充填所は、宮城1カ所、福島4カ所、静岡1カ所で浸水が発生したとの報告を受けている。住宅の軒下などから流出・埋没したLPガス容器の報告が24日時点で200本以上あり、今後も増える見通しだ。

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  • 消費者保安推進大会で功労98者を表彰 安全・安心を着実に提供
  • 高圧ガス保安大臣表彰で36者の功績讃える
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  • <考・事業継承①>息子と社員の幸せ願った社長の選択

首都圏版

次世代通信/LPWAセミナー LPガス新時代へ
2019年11月25日(月)13:00~17:00(展示開始は正午から)

新関東エース会 ロープレで営業力向上

トークコン 優勝は竹内氏(サンワ)

優勝した竹内氏の演技

アストモスエネルギー関東北陸統括支店の特約店の営業推進組織、新関東エース会(木下和弘会長)は23日、浦安市のアストモスアカデミー関東で「セキュリティーサービストークコンテスト2019関東大会」を開いた。同コンテストは参加企業のスキル向上や、大会を通じた相互研鑽とノウハウの共有を通じてグループ全体の販売力を強化することを目的に実施している。

ガス栓 日豊、再稼働へ全力

台風19号 東松山工場が浸水

窓まで水に漬かり流されたワゴン車(三浦道男氏提供)

工場内には標語の「ス」の上まで水がきていたことが分かる

12日の朝に伊豆半島に上陸した大型台風19号は、東日本各地で河川の氾濫による水害を発生させた。東松山市でも市内を流れる越辺(おっぺ)川の堤防が決壊し、住宅や店舗、工場に大量の水が流れ込んだ。同地にあるガス栓メーカー日豊(本社・和光市、黒木喜文社長)の東松山工場も甚大な被害を受けた。同社の製品製造は東松山工場で部品を製造し、小金井工場で組み立てる分業体制となっており、部品工場が稼働しないと製品の製造ができなくなる。

  • 埼玉県協青年委、衣類乾燥機や最新こんろなど「ラク家事」を研修

地方版

  • 北海道=道協弟子屈分会、町の防災訓練で炊き出し 電源車も展示し災対力をアピール
東北=若松ガス 「eneyou」で飛躍

60周年機に 来年から新ブランド

若松ガス(本社・会津若松市、中川勝博社長)は、来年1月から「eneyou」(エネユー)のブランド名で事業を展開していくことにした。14日、本社で行ったガス展の会場で中川社長が発表した。
今年は同社の創立60周年の節目の年。これに合わせ「プロジェクト60」を組織し将来ビジョンを検討した結果、エネルギーを供給するだけでなく、生活に関わる商品やサービスを提供する方向へ事業領域を拡大していくことを決めた。

 

中川勝博社長

会場では「eneyou」のそろいのシャツで接客

東北=台風19号

被害は広範囲に いまだ全容確認できず

台風19号による被害は岩手、宮城、福島で発生し、浸水域が広範囲に及び、消費先の設備だけでなく事業者の店舗や在庫品なども被害を受けた。土砂崩れで通行できない地域や、いまだに水が引いていない地域があるため、被害の全体像が確認できず、今後さらに被害が増える可能性がある。

東邦液化ガスグループは9日、名古屋市の東邦液化ガス名港LPG基地で「2019年度配送コンテスト・名港LPG基地防災訓練」を行った。コンテストは池本薫弘氏(東液供給センター愛知事業部岡崎事業所)が優勝。同氏に配送マイスターの称号とエンブレム付き制服を授与し、過去コンテストの優勝者7人にも同様の名誉を与えた。

中部=配送マイスター 池本薫弘氏に

東邦液化グループ 競技と防災訓練

配送コンテストで優勝した池本氏

東邦液化ガスグループは9日、名古屋市の東邦液化ガス名港LPG基地で「2019年度配送コンテスト・名港LPG基地防災訓練」を行った。コンテストは池本薫弘氏(東液供給センター愛知事業部岡崎事業所)が優勝。同氏に配送マイスターの称号とエンブレム付き制服を授与し、過去コンテストの優勝者7人にも同様の名誉を与えた。

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九州=ツバメガス連合会総会 三位一体で繁栄へ

燃転推進・機器拡販 「継続こそ力」

ツバメガスフロンティア(本社・福岡市、寺田光一郎社長)の系列組織、ツバメガス連合会(宮原洋人会長)は11日、宮崎市の宮崎観光ホテルで第52回総会を開いた。今年度は、引き続き燃転を強力に推進するとともにガス増販機器の拡販を強化する。

住設・新技術

理研計器 最小・最軽量を実現

CO・CO2センサー 手首や腕に装着

理研計器(本社・東京、小林久悦社長)は世界最小・最軽量クラスで作業を妨げずに使用できるポータブルガスモニター「GW―3型」を4日発売した。来年2月末から出荷する。
新製品は超小型で手首や腕に装着できるウエアラブルデバイスタイプ。従来機種の機能と性能を維持・向上させながら約45㌘の超軽量を実現、共通の筐体で6機種を揃えさまざまな現場や用途に対応する。

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特集記事 <大阪府流通マップ特集>

切り口多彩に需要開拓
LPガス流通マップ特集は今回、大阪府に焦点を当てた。府内のLPガス需要は減少傾向にあり家庭業務、工業、自動車の各用途で大きく減らしている。一方で昨年、箕面市が小中学校全20校の体育館にLPガスGHPと非常用発電機を導入した。直後に発生した西日本豪雨や台風災害時に避難所として機能し、猛暑対策にも威力を発揮している。今夏、泉佐野市も体育館へのLPガス空調と非常用発電機の導入を決めた。全国の自治体から注目を集める商都・大阪府を起点にLPガス需要の創出を図りたい。
大阪府LPガス協会会長・大先明氏、常設常用提案を促進
大阪府流通マップ‐LPガス充填所・オートガススタンド・容器再検査所・生産輸入基地

特集記事<大阪府流通マップ特集>

設置「当たり前」の環境整備
警報器工業会 新リメイク運動に拍車 20年目標達成を後押し

ガス警報器工業会(髙橋良典会長)は2018~20年度の3年計画で新たなガス警報器設置・交換運動「リメイク運動」を展開している。今年度から新たに船出した橋新体制の下、都道府県LPガス協会などと積極的に連携を図りながら実施している。スローガンに「やっぱりすすめて良かったガス警報器 更なる普及を目指します。」を掲げ、全国LPガス協会主催のLPガス快適生活向上運動と連動して取り組みを進めている。10月24日に経済産業省とLPガス安全委員会が東京・一ツ橋の如水会館で開いたLPガス消費者保安推進大会では、18年度の「実質設置率」「向上率」「期限切れ一掃率」「業務用換気警報器(CO警報器を含む)設置率」の4部門で高いポイント数を上げた地域の都道府県協会を表彰した。本特集は4部門で上位に輝いた協会の活動を紹介し、ガス事故ゼロへ「付けていて当たり前」の文化の構築に粘り強く取り組むガス警報器設置・交換運動の最前線をクローズアップする。

リメイク運動で上位に入った都県協会の代表者ら

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