プロパン・ブタンニュース

総合面

容器流出防止措置済み45% 

全L協が安全機器普及率調査

全国LPガス協会(山田耕司会長)は2022年度燃焼器具交換・安全機器普及状況等調査報告書(23年3月31日現在)を集計した。猶予期間が来年6月1日までになっている容器流出防止地域への対応については「洪水浸水想定区域の施設数」327万7288施設のうち「容器流出防止措置済の施設数」148万5144施設(45%)だった。洪水浸水想定区域問わず容器流出防止措置済みの施設数は299万3022施設。

  • 岩谷産業、コスモエネルギーHDの筆頭株主に 追加取得で2割弱へ
経産省、商慣行で「通報フォーム」開設 

匿名可、抜け駆け阻止

経済産業省は1日、LPガス商慣行改革の皮切りとしてウェブ上に「LPガス商慣行通報フォーム」を開設した。LPガスの消費者に不利益をもたらすと考えられる商取引の情報を受け付ける。情報提供者の属性は問わず、匿名による通報も可能。来年夏の制度改正前に過大な営業行為を活発化させるなど一部事業者の抜け駆け行為が懸念されたため、通報窓口の早期開設に踏み切った。
情報提供には、不当な取引の疑いがある事業者名を挙げたうえで、「いつ( 日時)」「どこ( 場所)」で「誰」に対し「どのような行為」が「どのような方法」で行われたかについて、可能な限り明確になるよう記入する。電子ファイルを参考資料として添付する機能もある。LPガス事業者に限らず、物件オーナーや仲介業者、管理会社など不動産関係者に関する情報も受け付ける。

  • 新生アストモスリテイリンング社長に南部泰司氏 東京、愛知の2本社体制に

アストモスリテイリング(本社・東京)と大陽日酸エネルギー(本社・愛知県蟹江町)は2024年1月1日付で事業統合を行い、現アストモスリテイリング社長の南部泰司氏が引き続き社長に就く。大陽日酸エネルギー社長の栗下敏一氏は取締役会長に就く。このほか、栗原好宏・アストモスエネルギー上席執行役員国内事業本部長が非常勤取締役、小山明寿・同執行役員コーポレート本部副本部長兼リスクコントロール部長と丹羽善之・大陽日酸理事経営企画・ICTユニット長が非常勤監査役を兼任する。
 本社所在地は東京とするが、当面は東京本社(東京都千代田区丸の内1―7―12)と愛知本社(愛知県海部郡蟹江町大字蟹江本町エノ割3―1)の両本社体制とする。本社には管理本部、営業本部、プロジェクト推進本部を設置。販売拠点はカンパニー制とし、各拠点にエリアカンパニー社長を設ける。
南部泰司(なんぶ・たいじ)氏
1993年3月駒澤大学法学部卒、同年4月三菱液化瓦斯入社、2014年1月アストモスエネルギー国内事業本部販売部長、17年4月コーポレート本部人事部長、21年4月アストモスリテイリング取締役副社長営業・保安担当、22年4月アストモスエネルギー執行役員兼アストモスリテイリング社長。1969年12月25日生まれ、53歳。

首都圏版

  • 岩谷グループ関東4社が保安競技 イワタニ関東小山の松﨑一貴氏に栄冠
  • 富士瓦斯、麻布台ヒルズ店舗にCNLPガスを供給
堀川産業、動画サイト「すごいぞLPガスちゃんねる」開設

将来像を描ける業界へ

橘川武郎・国際大学学長のインタビュー動画

堀川産業(本社・草加市、堀川雅治社長)は4月にユーチューブに「すごいぞLPガスちゃんねる」を開設し、ガス機器を使った挑戦コーナーやエネルギー関連情報を提供している。販売店支援に加え、自社のみならずLPガス全体のイメージアップを図っている。
今秋は橘川武郎・国際大学学長をインタビューし「LPガスは人々を幸せにするか」「なぜ温暖化ガス削減に貢献できるのか」「カーボンニュートラル時代へのLPガス業界の対応」「LPガスの知識を深めた理由」などについて話を聞いた動画を上げた。橘川氏はグリーンLPガスの開発・実装を条件に「LPガスを届ける仕組みは変わらない。ビジネスモデルは2050年、2100年になっても変わらない」と述べ「伸びしろがあることを業界で働く若い人に気づいてもらいたい」とエールを送った。

地方面

北海道=エア・ウォーターLS、具知安のバルク拠点が完成 で道内初

タンク交換式効率よく 観光需要増に対応

稼働したバルク供給センター。トレーラーで乗りつけた大型タンク(左端)から充填設備を介しバルクローリー(右端)に充填する

エア・ウォーター・ライフソリューション(AWLS、本社・札幌市、諸澤高広社長)は倶知安町の倶知安ハローセンター内に新方式のバルク供給センターを完成し11月28日に運用を開始した。固定式のストレージタンクを設けず、輸送用タンクを入れ替えるエクスチェンジ方式を道内で初めて採用した。

  • 北海道=道協道南支部、クリスマス企画で親子4組がツリー型パン作成
東北=ENEOSグローブエナジー青森、CNLPガスを供給開始

青森中央学院大学に EGE青森 供給先第1号

石田憲久・田中学園理事長(左)にCNLPガス供給証明書を手渡す石丸勝浩常務執行役員北日本支社長

ENEOSグローブエナジー北日本支社青森支店(工藤康支店長)は、青森市の青森中央学院大学・青森中央短期大学にカーボンニュートラル(CN)LPガスの供給を開始した。同支社の消費先へのCNLPガス販売はこれが第1号。11月30日、大学が受け入れ式を行った。

中部=美濃加茂ガス、感謝祭に1696人

ガスの利便性訴求

振る舞い餅に大勢が詰め掛けた

美濃加茂ガス(則竹陽介社長)は11月18~19日、美濃加茂市の本社で「ふれあい感謝まつり」を4年ぶりに開いた。初日午後から一時的に嵐となったが、寒いなか多くの人が来場。2日間で578世帯・1696人が足を運び、当初目標の800万円を上回る840万円を売り上げた。

機器販売コーナーでは商談が活発に繰り広げられた

中部=梶野商店(敦賀市)、「不易保安」スローガンに安心供与に全力

集中監視9割普及

梶野紀和社長

梶野商店(本社・敦賀市、梶野紀和社長)は「不易保安」をスローガンに掲げ、システム化にも早期から着手し保安業務に全力で取り組んでいる。電力への意識が高い原発の町、敦賀でたくましく商売を続け、顧客に安心してLPガスを利用してもらうよう事業に邁進している。
梶野社長は学校卒業後に10年間、他社で経験を積んだ後に独立し、1969年5月に創業した。54年の歴史を持つ。不易とは、いつまでも変わらないことを意味する。梶野社長は「保安は時代がどう変わろうとも質を変えてはいけない、おろそかにしてはいけないものであり、お客さまに安全・安心にガスをご使用いただくために絶えず細心の注意を払うべきもの」と保安の大切さを強調する。

安全確保への思いは不変だ

スローガンは敦賀市ゆかりの俳人、松尾芭蕉が示した俳諧の理念「不易流行」から引用した。芭蕉は1689(元禄2)年の旧暦8月14~16日にこの地に滞在し、気比神宮、金ヶ崎、金前寺、色ヶ浜、本隆寺を渡り歩き、当時のことを「奥の細道」に記している。
梶野社長自身、新しいものを積極的に取り入れ、時代に先駆けた企業経営を心がけてきた。
企業努力を継続してきた結果、これまでに多くの表彰を受けた。経済産業省大臣官房商務流通保安審議官表彰は2022、23年と2年連続で受賞している。

北倉雄二総務部長

保安担当の北倉雄二総務部長は「保安の維持にはコストがかかるが、マイコンメーターを設置し、ガス漏れ警報器を取り付けて連動させ、緊急時に遮断・通報管理できる双方向通信システム体制を整えることは最低条件であり、システム化の最終形ではないか」と話す。年月が経ち人が変わり状況が変わっても維持すべきものであり、人手不足の深刻化が予想されるなか、LPWAを取り付けていくことは安全性を高めることにつながると考える。
古き良き教えを大切にする不易保安の信念とシステム化という先取の気質を掛け合わせながらLPガスの保安に万全を期す方針だ。

近畿・四国=高知・山口県協、「LPマン」と「えるちゃん」共演

コラボCM第2弾放映

「SDGs編」は高知市の桂浜で撮影

「井戸
端会議編」は生活を支えるエネであることをPR

高知県LPガス協会(公文秀明会長)と山口県LPガス協会(床西悟会長)は、高知協会のキャラクター「LPマン」と、山口県協のキャラクター「えるちゃん」が共演するCM第2弾を作成し、両県で放映を開始した。
高知県協会は2013年、走るLPガス容器をテーマに、両手足、顔が露出したバルブプロテクターを備えた50㌔㌘容器を模した着ぐるみで、親しみやすさや機動力、自主保安の高さを象徴したキャラクターを作成。山口県協は19年に県協会広報部長として「えるちゃん」を誕生させ、子供達から興味を集めるテレビCMを流している。両県は昨年、構想から5年をかけてコラボレーションが実現し、「えるちゃん、君も仲間編」を制作した。

  • 近畿・四国=草津市、25年春までに小中学校20校体育館にGHP導入へ
中国=広島県協福山が合同地区会開催 

信頼される事業者へ活動報告など行う

広島県LPガス協会福山地区協議会(藤本哲文会長)は11月13日、福山市の福山ニューキャッスルホテルで今年度の合同地区会を開いた。県協会と地区協議会の上期の活動報告や災害バルク補助金に関する講演を行った。
藤本会長は「県はLPガス料金高騰対策支援として9月検針分から3カ月間、値引きを行っている。大変な事務作業だが引き続きよろしくお願いする。充填容器の流出防止策も早めの対応をお願いする。LPガス販売事業者が長年行ってきた無償貸与の商慣行について議論され、経産省は過大な営業行為の制限と三部料金制を徹底する方針を示した。悪しき商慣行を是正し、消費者から信頼されるエネルギー事業者にならなければいけない」とあいさつした。

中国=保安なくして販売なし 中村設備産業、全戸に集中監視

高齢者見守りサービスも

中村誠社長

中村設備産業(本社・広島市、中村誠社長)は今年、LPガス消費者保安功績者技術総括・保安審議官表彰を受賞した。2000年4月にLPガス販売を開始してから供給先事故もLPガス法上の違反もなく、08年に「保安なくして販売なし」の取り組みが評価され、保安優良LPガス販売事業者として高圧ガス保安協会長表彰を受賞。
12年には広島県高圧ガス関係保安功労者として知事表彰、15年には中国四国産業保安監督部長表彰、22年には経済産業大臣表彰を受けるなど、二十数年間でLPガス保安に関する官公庁表彰をすべて受賞した。

保安関連の表彰を総ざらいした

マイコンメーター、ガス漏れ警報器などの安全機器を全消費先に設置。期限管理はすべてコンピューター管理し、期限超過は皆無だ。調整器、高圧ガスホースなど供給設備機器の期限管理もコンピューター化を図っている。

九州=三愛オブリ九州、「切替対策セミナー」法令改正に準備を

特約店と情報共有

三愛オブリガス九州(本社・福岡市、坂本唐市博社長)は11月16日、福岡市のホテルオークラ福岡で「オブリ切替対策セミナー2023~LPガスの未来を考える」を開いた。九州一円の三愛ガス会員など160人が参加した。
開会に当たり坂本社長は「取引適正化、貸付配管、無償貸与、三部料金制、カーボンニュートラル対応などの課題に加え、資材や商材の高騰、地政学的なリスク、働き方改革や運送業の2024年問題などさまざまな変化が浮き彫りになった。特に取引適正化に関し、予定されている規制が施行されると、皆さんの商売のあり方に大きな影響があると想定される。今日はこの問題に特化し、業界の未来をともに考える場にしたい」とあいさつした。

  • 九州=佐賀県協青年部、研修会でエコワンの強み学ぶ リース活用呼びかけも

住設・新技術

ホームハイテック、壁穴不要で容器流出防止に対応した「ボンベースⅡ」発売

施工容易な新型

「ボンベースⅡ」の設置例

容器を支える底の部分にボンベ置台を採用し、組み立てやすくなった「ボンベースⅡ」。容器下部の2重掛けに壁穴不要で対応できる

森川正彦社長

ホームハイテック(本社・羽曳野市、森川正彦社長)はLPガス法に定められる容器流出防止措置に対応した新商品「ボンベースⅡ」を発売する。壁への穴開けを不要としながらベルトによる2重掛けを行うもので、昨年発売した「ボンベース」の「下部タイプ」を改良した商品だ。森川社長は「製品特徴はそのままに、以前のタイプに比べ格段に組み立てやすくした。既築物件で2本目のベルトが取り付けにくい現場に使いやすい」と話す。
法の改正により新築物件では既に、1㍍以上の浸水想定地域にある充填量20㌔㌘超の容器への2重掛けが義務化された。2021年12月1日以前から供給している既築物件ではまだ、従前の措置が認められているが、完全義務化が来年6月1日と期限が迫ってきた。同社は、改正法の完全施行を背景に新商品を投入し、LPガス事業者の災害対策に貢献する。

  • パロマ、ビルトインこんろシリーズが「エコレールマーク」認定 企業と合わせ商品も
  • TOTO、ホテル向け浴室を一新 機能高め3シリーズ発売
  • ウォーターサーバー、8割が乗り換え経験 3割はコスト面(ナイル調査)
  • <家電という選択>嶋﨑石油(津市)、本業の傍らできる良さ

最近の記事一覧プロパン・ブタンニュース一覧