プロパン・ブタンニュース

総合面

岩谷産業「PLAN23」、脱炭素化へ戦略投資 

デジタル化も推進

岩谷産業(本社・大阪、東京、間島寬社長)は4日、2023年を着地点とし
たグループの新中期経営計画「PLAN23」を公表した。「脱炭素社会に向けた戦略投資の強化」と「デジタル化の推進」を基本方針に、①脱炭素社会に向けた取り組み強化②エネルギー生活総合サービス事業者への進化③海外事業の拡大―を基本戦略とする。
カーボンニュートラル(CN)では、マテリアル事業で関連する廃プラスチックと自然産業事業の畜産事業に関連するバイオガスからのLPガス・水素製造、またバイオマス発電による水素製造などにより、ガス&エネルギーの柱となる総合エネルギー事業と産業ガス・機械での水素事業とマテリアル事業、自然産業事業で脱炭素社会の実現へとオールイワタニで臨む。

  • エネルギー白書2021、CNへの課題分析 知財を産業競争力に
  • 保安規制体系方針でLPガスは「高度化計画30」基盤に
<トップインタビュー>大陽日酸エネルギー・神﨑昌久社長

人材育成 飛躍へチャレンジを エネ基軸のサービス産業に

4日、大陽日酸エネルギー(本社・愛知県蟹江町)の神﨑新体制がスタートした。神﨑社長は長年、大陽日酸の一般産業用ガス分野を中心にその手腕を発揮してきた。いよいよ民生用・シリンダービジネスのフィールドで指揮を執る。同社が飛躍する重要な時期に舵取りを任された。LPガスの可能性を信じ、チャレンジを続ける神﨑昌久社長にその想いを聞いた。

首都圏版

  • 日東エネルギー千葉支店、CN見据え建て替え GHPや蓄電池を導入
  • ENEOSグローブ、7月から販促開始 レディースクラスも新設
  • COフリー電力を普及へ、エバーグリーン・マーケティングが低圧販売へ

地方版

北海道=岩谷産業北海道、「乾太くん」販促キャンペ 貸し出しで良さを訴求

来年2月までに 500 台 既築も対象 施工法講習も実施

岩谷産業エネルギー北海道支社(山元士郎支社長)はマルヰ会北海道地区会(石上嘉孝会長)と共同し、ガス衣類乾燥機「乾太くん」の販促キャンペーン「北海道GOO‼(500)」を1日からスタートした。既築も対象としているのが特徴で、来年2月末までの期間中に500台を販売するのが目標だ。

東北=宮城県保安センター、調査料値上げも視野に 

事業の在り方検討へ コロナ禍で昨年度大幅減収

宮城県LPガス保安センター協同組合(本部・仙台市、上西博志理事長)は5月27日、仙台市のホテル白萩で通常総会を行った。昨年度事業報告の中で、新型コロナウイルスの影響などで事業収入が前年度に比べ2600万円減少したと報告があった。上西理事長があいさつで「今年度、専門委員会を設け、調査料の値上げを含めてセンターの在り方を検討していく」と述べた。

  • 東北=20年度の東北LPガス販売量が1.4%減の96万8191トン
中部=上野ガス、名張市と飲用水協定 災害時に1日最大4000リットル供給へ

中部=上野ガス、名張市と飲用水協定 災害時に1日最大4000リットル供給へ

調印式に出席した(左から)常俊朋子・名張市議会議長、亀井市長、中井社長、志賀俊介・上野ガス執行役員営業部長、中野慎也・ウォーターネット営業戦略部長

上野ガス(本社・伊賀市、中井茂平会長)は、名張市( 亀井利克市長) と災害時における飲用水供給に関する協定を締結した。2日、名張市役所で調印式を行った。市域で大規模災害が発生、またはその恐れがある場合に、同市は上野ガスに飲料水と供給に必要なサーバーなどの備品の提供と輸送、市の設備への同社社員の派遣要請などを行う。
上野ガスは、災害時に名張市から要請があった場合、一次対応として、名張営業所をはじめとした近隣拠点から備蓄サーバーと飲用水ボトルを輸送するとともに、飲用水供給元のウォーターネット三栄亀山工場ストック分ボトルを同社亀山支店から輸送することなどを想定。1日最大約4千㍑(1人1日3㍑計算)の供給が可能と見込んでいる。またウォーターネットは、ドクターヘリとも提携しており、災害時に孤立した地域には着陸体制が整えば、空輸を取れる体制も整えている。

中部=日本海ガス、脱炭素化へCNガスの売買契約をインベックスと締結

自消開始、夏に販売も

日本海ガス(本社・富山市、土屋誠社長)は5月31日、インペックス(本社・東京、上田隆之社長)とカーボンニュートラル(CN)ガスの売買契約を締結した。
同社はインペックスからCNガスを購入し、今月1日から本社社屋やショールーム、製造工場などの自家消費分の都市ガスをCNガスに変更した。また、今夏をメドに業務用・工業用向けに販売も開始する予定。年間CO削減量は約700㌧になるとしている。

近畿・四国=長浜協組が赤十字病院と災害時協定 

原子力災対施設 除染熱源にLPガス

握手する川瀬努理事長(左)と楠井隆院長

長浜市プロパンガス事業協同組合(川瀬努理事長)は5月25日、長浜市の長浜赤十字病院(楠井隆院長)と「災害時におけるプロパンガスなどの提供に関する協定」を結んだ。地域防災計画に基づき同病院が新設した「原子力災害対策施設」の給湯熱源にLPガスが採用されたことに伴うもの。
同病院は福島原発事故で見直された県地域防災計画で県内3カ所の原子力災害拠点病院の中心として基幹施設に指定されている。隣接する福井県の原発などで被ばく事故が発生した場合、搬送される被災者の除染を同施設で行う。

  • 近畿・四国=<新風見参2021>京都府LPガス協会専務理事・小川優氏、常設推進
  • 中国=顧客の信頼勝ち取る マルヰ会山陽地区会が7基本方針で活動推進
九州=チョープロ、牧場でバイオガス発電 

出力370キロワット、フル稼働へ加速

牛ふんなどからメタンガスを発生させる発酵槽

チョープロ(本社・長崎県長与町、荒木健治社長)が運用するバイオガス発電プラント設備「久留米バイオパワープラント」がフル稼働に向け準備を加速している。同施設は久留米市の「今村ふれあい牧場」敷地内に設置され、家畜のふんなどを原料にメタンガスを発生させ、エンジンを稼働し発電する。

住設・新技術

パーパス、スマホアプリを刷新 スマホ1台で給湯器や見守りなど操作

給湯器2台 見守り含め計3台対応

刷新したスマホアプリ「パーパスコネクト」

パーパス(本社・富士市、木裕三社長)はスマートフォンで給湯器の操作や見守りができるスマホアプリ「パーパスコネクト」をバージョンアップし1日、公開した。
パーパスコネクトは、スマホを使ったガス給湯器の遠隔操作、使用エネルギーの可視化、家族の健康管理、離れて暮らす家族の見守り機能など、さまざまなサービスが利用できる。従来のバージョンは1台のスマホ(アプリ)で給湯器1台の操作と給湯器1台の見守りなど計2台を接続できたが、バージョンアップ後は1台のスマホで給湯器2台の操作と給湯器1台の見守り、計3台の接続が可能になった。

  • デンヨー、可搬式発電機のFC化へ実証開始
  • コスモスベリーズ・牧野達社長、戦略定め新ステージへ

<ウォーター特集> 有力各社の新戦略

TLCの一翼担うTOKAIのアクア事業

新中計 さらなる成長と飛躍へ

宅配水業界は、新型コロナの渦中にあっても市場成長が見込まれている。昨年度から続くコロナ禍で新規顧客獲得の主戦場である催事場利用が制限されるなど新規営業で苦戦を強いられたものの、巣ごもり需要で顧客単位当たりの需要が伸び、プラスに転じた。日本宅配水&サーバー協会(石間尚雄代表理事)によると、リターナブル、ワンウエー・バッグインボックス合計の市場は、2020年度が前年比10・4%増の1722億円と8年振りの2ケタ成長となり、21年度も1790億円(4・0%増)と堅調な拡大が見込まれている。本格的なサーバー型宅配水の普及が始まってから約20年。宅配水は生活者に認知されるサービスになったが、市場にはまだ伸びしろがある。通販大手の市場参入に加え、大型量販店の参入も見込まれるなかにあって、静岡地区のリターナブル、全国のワンウエーを両輪にアクア事業を展開するTOKAI(本社・静岡市、小栗勝男社長)は、TOKAIグループが掲げるTLC(トータル・ライフ・コンシェルジュ)構想の一翼を担う重要商材に宅配水ビジネスを位置付け、グループの持つ多彩な商材の一つに宅配水のクロスセル(複数取引)を推進する。グループの次世代技術取り込みを標榜する「ABCIR+S(アブサーズ)」や独自のグループDMP(データマネジメントプラットフォーム)、「D―sapiens(略称=ディーサ)」を駆使した対面・非対面による顧客マーケティングにより、さらなる成長を目指す。
・対面・非対面営業を駆使
・ウェブ戦略 ブランド力高め差別化
・国内外で高い評価 食品コンテストでトリプル受賞果たす

宅配水市場 1722億円規模に拡大

昨年 巣ごもりで2ケタ増

日本宅配水&サーバー協会(JDSA、石間尚雄代表理事)がまとめた統計資料によると、2020年の宅配水市場はリターナブル形式が前年比1・3%増の708億9千万円、ワンウエー(OW)・バッグインボックス(BIB)形式が同17・9%増の1013億7千万円となり、合計で同10・4%増の1722億6千万円となった。2ケタ成長は8年ぶり。コロナ禍による巣ごもり消費が売り上げを押し上げた。またOW・BIBは市場規模1千億円の大台を突破した。21年も成長基調を維持する見通しで、JDSAはリターナブルが前年比0・2%増の710億円、OW・BIBが同6・5%増の1080億円、合計で同3・9%増の1790億円市場に成長すると予測する。
・日本宅配水&サーバー協会石間尚雄代表理事
・プレミアムウォーター、JR東クロスと提携
・浄水器市場、都市部で5割普及 健康ニーズ充足
・「家まるごと」POEに注目

製販挙げファン開拓定着へ 有力各社の商品・サービス
・アクアクララ=コロナ下も増産増客 子育てプラン3倍
・ウォーターネット=地域社会で加盟店が存在感 災害協定35自治体と
・両元産業=サーバー処理きめ細かく 環境規制に積極対応
・サイサン=取次店は投資ゼロで収益確保 配送や料金回収も一任
・OSGコーポレーション=顧客接点を円滑化 電解水素水生成器が好調
・パーパス=純国産でものづくりDNA息づく 出荷累計34万台に
・AQライフ=新規客獲得を代行 既存客向け新規商品開拓も
・岩谷産業=今期、量販店ルートも活用 サーバー10万台目標
・トーエル=「ピュアハワイアン」日本向け販売強化 2工場で年産760万本

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