石油化学新聞

THE PETROCHEMICAL PRESS

  • ユニチカ・・・高バリアフィルム レトルト食品向け 来春、宇治で能力増強
    ユニチカは、高いガスバリア機能を持つ食品包装向けナイロンフィルム「エンブレムHG」の生産設備を増強する。宇治事業所(京都府宇治市)で
    27年春までに既存設備のボトルネック解消を行い、生産能力を引き上げる。ボイル・レトルト食品包装向けの旺盛な需要に対応する。事業再生計画で収益性の高い企業への変革を進めるなか、変革を促す高付加価値製品の一つとしてエンブレムHGの拡販を一段と加速させる。
  • 三井化学・・・石化再編 競争力強化に軸足 誘導品統合とグリーン化
    三井化学は、旭化成、三菱ケミカルと進めてきた西日本地区のナフサクラッカー1基化にメドを付け、誘導品の事業再編やコンビナートのグリーン化に軸足を移す。設備集約だけでなく、各社が培ってきた運転技術や保全ノウハウなどソフト面も融合し、コンビナート全体の競争力強化につなげる。一方、中東情勢の緊迫化に伴い石油化学品の重要性が再認識されている。市村聡社長は「安定供給や経済安全保障の観点から、当社も重要な役割を果たしていきたい」との考えを示す。【写真】市村聡社長
  • 出光興産・・・新中計 安定供給へ基盤強化 30年度 税前利益を3600億円に
  • ベンゼンACP・・・5月は30㌦高1130㌦

構造改革へ~旭化成の決断 水島の基礎石化品生産終了

川中・川下に資源集中
安定供給と国内石化稼働率上昇 関係先に責任と配慮

旭化成は30年度をメドに水島製造所の基礎石化製品の国内生産から事実上、撤退する決断を下した。元来得意としてきた化学品サプライチェーンの川中・川下にある高機能高付加価値事業に経営資源を集中させ、マテリアル事業の競争力強化を図る。生産撤退に際して代替品への移行期間に4年間を設け、顧客への安定供給に責任に果たす。また、中長期的な内需に配慮し、日本に残る石化プラントの稼働率上昇を想定し、化学産業全体の競争力回復を見据える。
30年度に生産を終了するのは、年産37万2千㌧のスチレンモノマー(SM)とポリエチレン(PE=低密度・高密度とも同12万㌧)。SMは国内他社からの供給を受け、出光興産との統合会社PSジャパンのポリスチレン事業は維持・強化する。PEはリチウムイオン電池(LIB)用乾式セパレーター「ハイポア」の原料である超高分子量P E「サンファイン」の系列のみ残し、高機能メタロセン系ポリマーを含むHDPE、LDPEとも停止し、速やかに撤去する方針だ。【写真】30年度に生産を終了するSMプラント

THE PETROCHEMICAL PRESS

  • ダウ・東レ・・・シリコーン、分解・除去技術を確立 車部品リサイクル促進
  • 塩化ビニル樹脂(PVC)・・・5月印向け下押し圧力 中国カーバイド品 競争力向上が影響
  • レゾナック・・・HDメディア、シンガポールで2億1000万枚に増強
  • 三洋化成工業・・・低温流動性向上剤 BDF用に2新品種開発 最適品を選択可能に 
  • 東レ・・・下廃水用高除去UF膜を発売 再利用プロセス向け 
  • 横浜ゴム・・・中国に研究開発センターを新設 
  • 第一工業製薬・・・無香性ヘアケア開発 ホーユーと 臭気中和技術使い

    第一工業製薬は独自技術の臭気中和法を用いてホーユーと無香性ブランド「mushu( ムシュ)」を共同開発した。内容量は400㍉㍑で価格は1780円(税抜き)。
    一工薬は開発段階から参画し、臭気中和法を応用した処方設計を技術面から協力した。臭気中和法はヒトの嗅覚受容メカニズムに基づき、悪臭成分と特定の香調要素との相互作用を利用することで、臭気知覚を低減する処方設計技術。強い香りで臭気を覆うマスキングとは異なり、知覚そのものを抑制する点が特徴。
  • 住友化学・・・広栄化学を完全子会社化 
  • マイクロ波化学・・・マンガンノジュール煆焼試験を完了 
  • 東亞合成・・・小水力発電事業を長野県で共同開発 
  • 帝人フロンティア・・・次世代アウトドアブランド立ち上げ 
  • エフピコ・・・生協やスーパーと食品容器再生強化 
  • 三菱ケミカル・・・生分解性プラのPBSから撤退 

THE PETROCHEMICAL PRESS

  • 合成ゴム価格・・・5~7月期は軒並み上昇 ナフサ急騰、先行き不透明 
  • 日本化薬・・・28年度ROE10%超へ 新中計 設備投資1000億円 
  • 三洋化成工業・・・新中計、営業益30年度200億円に倍増 ウェルネスに重点 
  • クレハ・・・新中・長計を始動 28年度コア営業益190億円に 
  • 帝人・・・新中計 顧客起点型で成長を 28年度事業利益600億円に 
  • 化学製品値上げ
    ・KHネオケム・・・5月18日納入分からPM(プロピレングリコールモノメチルエーテル)系溶剤を1㌔㌘150円以上値上げする。対象製品はPMとPMA(同アセテート)、それらの高純度グレードの計4品目。 
    ・東ソー・・・臭素系難燃剤テトラブロモビスフェノールAを6月1日納入分から1㌔㌘60円以上値上げする。 
    東ソー・・・電解二酸化マンガン全品種を6月1日納入分から1㌔㌘100円以上値上げする。 
    東ソー・・・ポリエチレン(PE)全製品を21 日納入分から1㌔㌘45円以上値上げする。 
    大洋塩ビ・・・塩化ビニル樹脂(PVC)を6月1日納入分から1㌔㌘15円以上値上げする。 
    カネカ・・・塩化ビニル樹脂(PVC)を21日納入分から4月1日の価格改定分に加え1㌔㌘30円以上値上げする。 
    東ソー・・・ペースト塩ビ樹脂を6月1日納入分から1㌔㌘15円以上値上げする。 
    DIC北日本ポリマ・・・フェノール樹脂とその他製品を18日納入分から1㌔㌘150円以上値上げすると発表した。 
    アールエム東セロ・・・包装用フィルムを6月1日出荷分から値上げする。値上げ幅はポリオレフィンフィルム、蒸着ポリオレフィンフィルム、バリアコートポリオレフィンフィルムとも20連(1万平方㍍)当たり500円以上。4月1日に実施した値上げに続くもの。 
    DICグラフィックス・・・オフセット用印刷インキを21日出荷分から値上げする。値上げ幅は商業オフ輪インキが15%以上、油性枚葉インキ、UVインキ、新聞インキなどが10%以上。 
    中央化学・・・食品容器をはじめとする全製品・商品を6月1日出荷分から30%以上値上げする。 
    エフピコ・・・全製品を同日出荷分から20%以上値上げする。 

THE PETROCHEMICAL PRESS

  • 日本化薬・・・新規低誘電樹脂に力 高周波基板用 開発強化、供給も整備
    日本化薬はエポキシ樹脂事業で蓄積した技術や実績を生かし、通信インフラの高速化を背景に急成長が見込まれる高周波基板向けへの展開を加速させる。基板材料に必要な耐熱性や加工性などを保持しながら、同用途で求められる低誘電正接(低Df)などを実現した新材料を提案し、市場を広げる。既に新開発のマレイミド系樹脂が市場を広げ、炭化水素系樹脂も評価が進んだ。さらに開発を継続しながら供給体制も整備し、需要増を最大限に取り込んでいく。 
  • 横河電機・・・グローバルに事業拡大 プラント自律制御 AIソリューション 
  • エフピコ・・・今期最高益更新に意欲 原料高騰 業績予想不透明も 
  • ダイセル・・・環状オレフィンコポリマー(COC)増設、33年度に投資回収へ 稼働は27年度中 
  • 出光興産・・・米MIT発新興に出資 e―メタノール 連携し共同検討 
  • 日本ゼオン・・・COP原料 未利用成分活用し生産能力を2割増強 
  • 東ソー・・・南陽事業所、バイオマス発電所稼働 CO排出削減を促進
    東ソーは南陽事業所(山口県周南市)で新設したバイオマス発電所=写真=を稼働させた。これに伴い老朽化した石炭火力発電所1基を廃止済みで、CO排出量削減につなげる。投資額は、併設した燃料受け入れ設備なども含め約400億円。8日に竣工式を開催した。
    南陽事業所は石炭を主燃料とする自家用火力発電所を備える。その出力は単独企業・単一事業所として国内最大級だ。今回新たに出力7万4千㌔㍗のバイオマス発電所1基を4月に稼働した半面、6万2300㌔㍗の石炭火力発電所1基を廃止したことで、6基合計の出力は78万8千㌔㍗となった。 
  • セーレン・・・メキシコの車向け合皮工場増設完了  
  • 日本ゼオン・・・ナトコに塗料事業を譲渡 
  • ランクセス・・・潤滑油添加剤印に新工場開設 
  • 帝人フロンティアと旭化成アドバンス・・・経営統合による新社名がTAフロンティアに 
  • ENEOSホールディングス・・・JX金属株売却で利益1100億円見込む

アジア石油化学工業会議(APIC 2026・福岡大会)


アジアの石油化学産業が福岡に集結(2026年 5月28日(木)~29日(金)福岡開催)
石油化学工業協会(本社:東京都中央区新川)は、アジア最大の石油化学産業の国際会議「APIC 2026」を2026年5月28~29日に福岡で開催します。世界各国の石油化学会社トップマネジメントなどが一堂に会し、世界40数か国以上から1,500人以上が公式参加予定のこの会議では、業界の持続可能な未来に向けた取り組みについて議論されます。
※APICはAsia Petrochemical Industry Conference の略称です。

【APIC2026開催概要】
公式サイト: https://apic2026.jp/
参加登録 : https://apic2026.jp/ja/registration.html
開催日時 : 2026年5月28日(木)~29日(金)
開催場所 : ヒルトン福岡シーホーク https://fukuokaseahawk.hiltonjapan.co.jp/
主催   : 石油化学工業協会 https://www.jpca.or.jp/
大会テーマ: 化学の力でつながり、持続可能な未来を共創する
United by Chemistry for a Sustainable Tomorrow

 

最近の記事一覧石油化学新聞一覧