石油化学新聞

THE PETROCHEMICAL PRESS

東レ・・・ディスプレイ材、マイクロLED向け攻勢

レーザー転写材など

東レは、次世代ディスプレイとして期待されるマイクロLEDディスプレイに使う材料で攻勢に出る。微細なLEDチップを基板上にレーザーで配置する転写材料や、再配線材料などを開発し、採用された。さらに改良や新材料開発を進め、同ディスプレイ市場の拡大に伴い増加する材料需要を取り込む。

  • 出光興産・・・SPS、食品廻りの拡販加速 顧客が開発、販売に力
  • ユニチカ・・・PA10T 量産設備、海外も視野 年2000㌧超で来年決断
  • 三井化学・・・韓国SKCと合弁解消 独自路線で展開
  • 三菱ケミカル・・・ドイツでポリエスフィルム増設
  • 三菱ガス化学・・・オランダにMXDA生産拠点新設
新話題とその人 バイオ・メディカル事業展開を加速する

三洋化成工業取締役常務執行役員 バイオ・メディカル事業本部長 兼東京支社長 鳴瀧英也氏

医療機器が成長牽引〝いのちの下支え〞に使命感「医療機器を大きな柱に育てることが事業本部発足当時から変わらぬ成長戦略だ。研究開発とさまざまな許認可を経て、これらが着々と適用範囲を拡大させており、ようやく収益への貢献が期待できるようになってきた」
三洋化成工業は今年4月、経営判断・意思決定を加速し、社会課題解決に貢献すべく、これまでの3事業本部(潤滑油添加剤、画像材料、バイオ・メディカル)を含めた社長直轄の7事業本部体制に再編成した。なかでもバイオ・メディカル事業本部は、17年4月の発足から4年を経て、中長期的な同社の成長を担う本格事業の地位を確立した。
長くコア製品の営業に携わり、発足当初から本部長として営業・研究一体での事業運営を舵取りしてきた。これまでの歩みを「当事業本部はさまざまな製品や技術を結集しており、一つにまとめるのは相当大変だった。とにかく各部署のリーダーには『他部署の事柄にも目配せし、口を出せ』とハッパをかけてきた」と回顧する。こうしてまとまった組織は、同社が目指す「ワクワクする会社」を体現し、全社的な利益成長をリードする。

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  • トクヤマ・・・カセイ輸出拠点を複数化 徳山でダイレクトシッピング
  • ダイセル・・・酢酸セルロース、海洋生分解性で認証
  • 宇部興産・・・医薬事業、第5工場が本格稼働 高薬理活性原薬に力
  • 宇部エクシモ・・・フッ素樹脂系を開発 高周波基板向け
  • 上野製薬・・・LCP、アロイ化で市場拡大 PP、PE用が好評。 ウェルド強度保つ超高流動品を開発
  • 三洋化成工業とBASF・・・PUDの新製品開発で協業契約
  • 東レ・カーボン・・・宇宙飛行技術提案で東京R&Dと共同体
  • 神戸市・・・水平リサイクル 詰め替えパックを回収
  • CPVCの輸出増加・・・コロナ落ち着き海外需要が回復
  • 積水化成品工業・・・100%再生原料の屋上緑化資材開発
  • マイクロ波化学・・・マイクロ波プラ分解小型実証節義完成

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  • 三井化学・・・熱可塑PI設備改造で増強検討 25年メド1.5倍に
  • セーレン・・・衛星用アンテナ、量産体制構築へ 新興企業と協業
  • インドFACT・・・CPL生産8年ぶり再開
  • 昭和電工・・・東芝D&Sと、SiCエピウエハー2年半供給契約結ぶ
  • 帝人フロンティア・・・抗ウイルス性原綿、22年春夏向け販売
  • 帝人コードレ・・・抗ウイルス人工皮革、ランドセル向け展開
  • クレハ・・・ソウルに連絡事務所
  • 三菱ケミカル・・・バイオエンプラ「ミライ」内装に
  • 三菱ケミカル・・・内装材用アルミ複合版に抗ウイルス品を追加
  • ランクセス日本法人・・・新社長にペレス氏
  • 横河電機・・・イヤホン型脳波測定企業に出資
  • 財務省貿易統計・・・2021年8月石化品輸入実績、2021年8月石化品輸出実績
  • 日本スチレン工業会・・・2021年8月受払表
  • 化学製品値上げ
    ・トクヤマ・・・乾式シリカなど
    ・東亜合成・・・塩酸を5円以上
    ・信越化学工業・・・合成塩酸を6円以上
    ・三菱ケミカルと三菱ケミカルメタクリレーツ・・・メタ酸エステル25円
    ・東ソー・・・重曹を20円以上
    ・DIC・・・共押出多層フィルム1連200円以上値上げ
    ・日本ポリエチレンと日本ポリプロ・・・PEとPP21日から
    ・三菱ケミカル・・・OPSを12円以上
    ・トクヤマ・・・液体カセイなど
    ・デンカ・・・OPSやシート

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