石油化学新聞

THE PETROCHEMICAL PRESS

日鉄ケミカル&マテリアル・・・中長期視点で成長戦略  次代の事業、製品開発へ

構造改革実行し全社連携で検討

日鉄ケミカル&マテリアルは今年、21~25年度までの中長期経営計画の確実な達成に向けた取り組みと合わせて、ポスト中長期視点で将来の成長戦略の策定に乗り出す。九つの事業部と製造所、総合研究所、間接部門が相互に連携するクロスファンクショナルな体制の下、将来に手掛けるべき事業分野や製品開発のあり方を全社で検討。また、DXによる業務運営システム基盤の整備計画や、独自のカーボンニュートラルビジョンも年内に取りまとめる構えだ。

  • デンカ・・・半導体製造用高耐熱仮固定材を開発 来期発売、渋川で量産へ
  • 出光ファインアンドコンポジット・・・PEEK系を戦列に 事業領域拡大 木粉配合PPにも力
  • 三菱ガス化学・・・メタノール、船舶燃料利用促進へ 横浜市などと覚書

三菱ガス化学は、主力製品であるメタノールの船舶燃料用途の拡大に向けた取り組みを推進する。その一環で、海運大手APモラー・マースク(デンマーク)、横浜市と連携・協力し、国際的な貿易港である横浜港でメタノールをバンカリング(船舶への燃料供給)できる環境の整備を目指す。
昨年12月27日に横浜市役所で三菱ガス化学、マースク、横浜市の3者がメタノールの船舶燃料利用促進を目的とした覚書を締結した。まずは横浜港でのメタノールのバンカリングに必要となる認可の取得に向けて、国土交通省など関係官庁と協議する。写真=覚書を締結した(右から)藤井三菱ガス化学社長、山中横浜市長、山本マースク駐日代表

  • ポリプラスチックス・・・車両用エンプラ、中国顧客向け拡大へ
  • 化学業界合同賀詞交歓会・・・GXと競争力強化に力 安全文化醸成を徹底

福田信夫・日化協会長

化学関連43団体の共催による化学業界合同賀詞交歓会がパレスホテル東京で開かれ、会場には業界関係者や来賓ら約700人が参加した。
代表としてあいさつした日本化学工業協会の福田信夫会長(三菱ケミカル取締役相談役)は、24年が化学産業にとってグリーン・トランスフォーメーション(GX)や競争力強化に向けた取り組みを加速するための重要な1年になるとの認識を改めて表明した。国内研究開発で生まれた特許などの知的財産から生じる所得に優遇税制を適用するイノベーションボックス税制などが日本の化学業界のGX推進と競争力強化、日本経済の成長につながることに期待を示した。

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東ソー・・・米で連続クロマト製造

バイオ医薬品精製向け拡販

東ソーは、米国でバイオ医薬品の精製工程に使う連続クロマトグラフィー装置の製造体制を構築した。従来のバッチ式の装置に比べ精製工程の生産性向上につながるのが特徴だ。バイオ医薬品市場が急拡大するなか、連続プロセス装置の拡販を加速させる。

  • DIC・・・PPS複合材 既存工程で量産可能 メッキ対応を共同開発
  • JSP・・・ケイカル板代替で提案 超軽量無機発泡体を開発

JSPは、超軽量無機発泡体「イシリアル」を開発した。ビルの耐火間仕切壁、工場や倉庫の内壁などに幅広く使用されるケイ酸カルシウム板(ケイカル板)やコンクリートの代替を重点に、土木・建築資材に限らず幅広い分野での展開を目指す。ケイカル板よりも軽量で作業性向上が期待できる。価格面ではほぼ同等を見込んでいる。
イシリアルは二酸化ケイ素と酸化アルミニウムの重合体を発泡させた。強度が必要なら低倍率、軽量化したい場合は高倍率といった発泡倍率を調整できる。千度C以上の高耐熱性を持ち、炎を当てても燃焼しない。発泡体のため断熱性能も高く、あらかじめ高温燃焼することで寸法変化率を抑制でき、耐火断熱レンガの代替品としても開発を進めている。気泡以外に多数のメソ孔(2~50㌨㍍の細孔)を有し、吸着、給水、吸音などの機能を持ち、連続気泡化でさらに性能向上できる。写真=商談会で用途探索も兼ねて展示した。見た目はコンクリートブロックと変わらない

東ソー・・・ブランディング ムービー初公開

「化学は、エールだ。to   be   sus tainable」

東ソーは、同社で初となるブランディングムービー「化学は、エールだ。to be sustainable」=写真=を公開した。
俳優の杉咲花さんを起用し、シンガーソングライターの藤原さくらさん提供の楽曲にのせて、一人の女性の一生を通じ同社の製品・技術が身近なところで社会に貢献していることを紹介する内容となっている。1日からテレビコマーシャルとして放映を開始した。今後はユーチューブなどのデジタル広告でも活用する。従業員の一体感醸成やモチベーション向上、認知度向上による人材確保につなげる考えだ。

  • UBE・・・合成ゴム、分社機に利益安定 機動的顧客対応で
  • 日本エネルギー経済研究所見通し・・・化学の生産指数3年ぶりに上昇
  • 三菱ケミカルグループ・・・インドネシアのPTA子会社売却
  • ENEOSと住友商事・・・マレーシア企業とクリーン水素網構築
  • 大阪ガス・・・PETボトル水平リサイクルで提携
  • JSR・・・AI医療機器会社に出資
  • ENEOS・・・和歌山でCE実現へ4者連携
  • AGC・・・横浜に500億円投じCDMO拠点新設
  • ENEOSホールディングス・・・新体制2月に発表

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  • カセイソーダ・・・成長分野が内需牽引 海外は中国経済カギ
  • プラスチック循環利用協会・・・22年、有効利用率87%
  • ベンゼン1月ACP・・・20㌦高の910㌦
  • UBE・・・12月、CPL20㌦高
  • 石油化学工業協会・・・11月の石化製品生産実績、11月の汎用4樹脂の出荷実績
  • 日本ソーダ工業会・・・2023年11月カセイソーダ出荷内訳
  • 塩ビ工業・環境協会(VEC)・・・11月のPVC、VCMの生産・出荷
  • 日本スチレン工業会・・・2023年11月受払表
  • 日本ポリプロピレンフィルム工業会・・・11月のOPP・CPP出荷実績
  • 財務省貿易統計・・・2023年11月石化品輸出実績、2023年11月石化品輸入実績
  • 樹脂窓リサイクル検討委員会・・・「樹脂窓リサイクルビジョン」を公表 再生樹脂窓、年内投入
  • 塩ビ工業・環境協会(VEC)・・・準大賞に積水化学、大型建物用雨とい

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DIC・・・スマートリビング ケミトロニクス柱に

商材集約 シナジー最大化

DICはファンクショナルプロダクツ事業部門に新設したケミトロニクス事業本部にスマートリビング領域で拡大が見込まれるエレクトロニクス関連の商材を集約し、成長を加速させる。低誘電材料やレジスト材料といった商材の製造、販売、技術開発を一体的に運営し、シナジーを引き出しながら市場ニーズへの迅速・的確な対応によって市場での存在感を高める。ケミトロニクス関連を同領域の柱の一つとして拡大していく方針。

  • 三菱ガス化学・・・眼鏡レンズ材料新設備四日市で26年稼働 2拠点体制に
  • クラレ・・・LCP繊維、生産能力2割増強 25年半ば西条で
  • 出光ファインコンポジット・・・アジア新拠点検討 25年度までに具体化
  • 東洋紡・・・犬山工場 高機能フィルム研究棟運用開始
  • リケンテクノス・・・TPV開発促進へ 年産100㌧設備稼働
  • 発泡スチロール協会(JEPSA)・・・EPS緩衝材LCI段ボールより優秀 JEPSA実証
  • 東洋紡エムシー・・・中国で機能素材事業 子会社が営業開始
  • 2024賀詞交歓会
    ・日本ソーダ工業会・・・需要回復を期待
    ・化成品工業会・・・規制対応を推進
    ・包装界11団体・・・技術革新を促進
    ・カーボンブラック協会・・・CNと成長両立
    ・エンジニアリング協会・・・人材確保へ全力

 

  • 日東紡・・・多田専務が社長昇格
    日東紡は多田弘行代表執行役が4月1日付で社長に就任するトップ人事を発表した。社長交代は7年ぶりで、辻裕一社長は代表権のある執行役会長に就く。
    多田弘行(ただ・ひろゆき)氏 85年同志社大学経済学部卒、日東紡入社。17年執行役、20年常務執行役、23年代表執行役専務。兵庫県出身、62歳。

 

  • 日本バイリーン・・・新社長に矢形CTO
    日本バイリーンは矢形卓哉取締役執行役員CTO(最高技術責任者)が3月19日付で社長に就任するトップ人事を発表した。社長交代は8年ぶりで、川村智社長は代表権のない取締役会長執行役員に就く。
    矢形卓哉(やかた・たくや)氏 92年京都工芸繊維大学繊維学部卒、日本バイリーン入社。22年執行役員、23年取締役執行役員。大阪府出身、55歳。

 

  • 千代田化工建設・・・太田取締役が社長に
    千代田化工建設は4月1日付で太田光治取締役兼三菱商事常務執行役員が取締役社長に昇格する人事を内定した。経営の監督と執行を分離し、榊田雅和代表取締役会長兼社長は会長に専念する。
    太田光治(おおた・こうじ)氏 89年東京大学大学院工学系研究科修了、三菱商事入社。22年常務執行役員、同年千代田化工取締役。東京都出身、58歳。

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