プロパン・ブタンニュース

総合面

LPガス振興センター、19年度構造改善補助

通信関連中心に111件を決定 第1回公募で167件申請

LPガス振興センター(岩井清祐理事長)は、2019年度石油ガス流通構造改善推進事業費補助事業の交付決定先111件の企業・団体名を明らかにした。どの交付先がどういった事業で採択されたかは明らかにしていないが、「集中監視システム構築」67件、「LPガス見える化システム構築」36件と、通信関連が大半を占めた。

  • 都市ガススイッチング、7月末で262万件に 電力は転換率20%到達
  • 東京ガス、電力200万件突破記念キャンペーン展開へ
  • 7月CIF、3661円安の4万9207円 輸入量は3万8000トン減
<平成、そして新時代へ>

三ツ輪産業・尾日向竹信社長、挑戦のDNAで進化を

尾日向竹信氏は三ッ輪産業(本社・東京)の第3代社長である。1980年7月生まれの39歳。慶應義塾大大学院を修了後に野村総研に勤め、コンサルタントとして活躍した。2年後、経営者になる決意を固め、長野のサンリンで実務経験を積んで2009年(平成21年)に三ッ輪産業入り。常務、専務、副社長を経て、社長に就いたのは4年前。父で第2代社長、現会長の曉氏から創業75年目に渡されたバトンだった。竹信社長は就任時に「新たな価値創造」を掲げ、電気、都市ガスへの進出を果たした。来年迎える80周年を「通過点」として「それを誇りに思ってくれる社員がおり、販売店やメーカーの支えがあればこそ、チャレンジできる」と次の高みを見据える姿に三ッ輪産業の挑戦のDNAを強く感じた。

首都圏版

  • 北関東5県消費者懇談会、取引・信頼の永続課題、自由化機に一層努力
  • LPガス振興センター、災対バルクのアピール強化で危機管理展に出展へ
  • EV時代の石油産業は海外進出とエネ多角展開を(経産省勉強会が報告書)
  • <トップインタビュー>岡山県LPガス協会・藤田尚徳会長、事業所の災対力向上
茨城県協水戸支部、社会貢献事業 Siコンロで調理体験

中学校に10台寄贈「親子ふれあい料理教室」開く

写真㊤左から立原孝夫・茨城県協水戸支部長、笹目英昭・小川ガス所長、加瀬博正・小美玉市教育長

写真㊦女子バスケ部員が保護者らの助力を受けながら、声を掛け合い楽しく調理した

茨城県高圧ガス協会水戸支部(立原孝夫支部長)は19日、小美玉市立美野里中学校で社会貢献事業「親子ふれあい料理教室」を開いた。同事業は公共施設にSiセンサーコンロを寄贈のうえ親子で調理体験を楽しんでもらうもので、今回同校には10台を新たに設置。参加した女子バスケットボール部の1、2年生18人と保護者2人がタコライス、豆腐のサラダ、コンソメ野菜スープの3品目を作り、火と食の文化への関心を深めた。

地方版

  • 北海道=道協日高支部、新ひだか町と見守り協定 高齢者や児童の安全支える
  • 北海道=<わが町わが支部>十勝支部・森下知佐子さん=地元愛で団結支える
  • 東北=仙南第一協白石支部、白石市の小中11校にGHP デマンド抑制で電気と併用
  • 中部=明和プロパン(三重明和町)、補助金活用しLPWA集中監視導入 年内450件
  • 近畿・四国=三宅産業(観音寺市)、FIT終了に対応で蓄電池拡販を加速
近畿・四国=奈良県黒滝村、小中学校にLPガスGHP

供給はJAならけん

奈良県黒滝村(辻村源四郎村長)は8月末、大字寺戸の黒滝小学校と同敷地にある黒滝中学校の教室にLPガスGHPを導入する。アイシン精機製GHP(30馬力)を2台、計60馬力設置し、空調向けに1㌧タイプのバルク貯槽を新設。LPガス供給はJAならけんが行う。

中国=広島ガスプロパン、配送者検定で保安業務を確認

広島センター33人が挑む

4回にわたり33人が検定に挑んだ

広島ガスプロパン(本社・広島県海田町、泉博之社長)は広島LPG物流センターで、7月23、25、30、31日の4回にわたり「配送者検定」を開いた。配送時の保安業務の再確認を行うことで、配送が原因となる事故を削減するのが狙い。2017年から関連物流会社の全配送員を対象に実施し、今年は広島エルピージー配送センター(同、山元健生社長)の配送員33人が挑んだ。

九州=17年九州北部豪雨で福岡県内に3カ所の復興住宅が完成

朝倉市2ヵ所はバルク供給

2017年7月の九州北部豪雨で自宅が全半壊した被災者が入居する災害公営住宅(復興住宅)が7月、福岡県内の3カ所に相次いで完成した。このうち朝倉市の2カ所はバルク供給によるLPガスマンションとなった。住居棟に集会所と広場を併設し、従来のコミュニティーの再現や新たな交流機会の創出に配慮。また、渡り廊下やエレベーター、スロープ、手すりを設置してバリアフリー化も図った。

住設・新技術

家庭用衣類乾燥機が好調

LPガス仕様は58%増で都市ガス機に肉薄 4~7月 通期3万台超予測

LPガス仕様の家庭用ガス衣類乾燥機が好調だ。日本ガス機器検査協会(JIA、中西英夫理事長)の検査数量は2008年度から18年度までの10年間で両ガス種計で約2・1倍、LPガス仕様は約2・9倍。19年度4~7月期は前年同期比58・7%増の1万2585台となり、今年度は過去最高の3万台超が見込まれる。ここ数年肉薄してきたガス種別のシェアでも都市ガス仕様を超える伸長が期待される。

  • 新コスモス電機、初の日・英・中国語音声のLPガス用CO警報器発売
  • ヒーポン給湯機の運転音問題、決定的な打開策なく対策・周知・調査継続

特集記事 <防災特集>

ルポ/体制強化や常設提案に力

モデルケース探す

大地震発生の可能性が低いとされる地域でも豪雨災害のリスクがあるなど、防災力の向上は日本列島全域のテーマだ。業界各社には、常に一定の軒下在庫があるLPガスの分散特性を生かした災害対応バルクや発電機などの設置促進を通じ、地域防災に一層貢献していくことが求められる。一方で災害復旧者からは「被災者に寄り添った対応が災害への強さを決定づける」との声もある。LPガス事業者はどう災害に備え、ビジネスにつなげていけばいいのか―。LPガス機器や組織力を生かした防災への取り組み、常設提案事例などを紹介しこれらの課題に対するモデルケースを探る。

  •  全国ミツウロコ会=相互支援体制構築へ組織力生かし有事対応
  •  日本オートガス=地域交通の命綱に 全L協認定「自立型」目指す
  •  仙南第一LPガス協議会白石支部=市の全防災拠点にLPガス発電機
  •  箕面市=学校GHPと非常用発電機が猛暑・災害停電に威力
  •  救世軍社会事業団=福祉2施設にバルクとGHP設置で災害対応力アップ
  •  草津栗東ガス事業協同組合=学校空調にGHP BCP策定しLPガスの災対力訴求
  •  大分市=LPガスGHPを27校613教室に設置 防災拠点13校には電源自立型
  •  岩谷産業エネルギー山陰支店=施設強靭化を企業・自治体に提案 補助金使い円滑に
  •  村山ガス=コミュニティー中核拠点「キッチンスタジオM」は最大100人就寝可能
  •  フクエキ=本札にバルク・発電機・GHP設置し地域住民に安心を提供
有事に備えを-必見の防災機器

メーカー〝イチ押し〟防災機器

LPガス業界は昨年、大阪府北部地震や西日本豪雨、北海道胆振東部地震などの大規模自然災害に即応し、顧客の安全確保に全力を挙げて取り組んだ。各社とも有用性の高い防災機器を備えておくことがいかに重要かを再認識した。機器メーカー各社が自信を持って推奨するラインアップを紹介する。

  • 桂精機製作所=ガス遮断機能のホースと調整器で2次災害を未然防止
  • I・T・O=自在にガス機器へ接続の災害時対応ユニットを提案
  • 東西商事=運搬可能なガソリン併燃発電機「エネブリッド」を発売
  • 新コスモス電機=ガス・CO警報機、環境おしらせ機能も
  • 三菱重工メイキエンジン=唯一の2KVA級発電機 10キロ容器で10時間給電
  • 富士工器=事務所や避難施設にバルク・発電機ユニット提案
  • 矢崎エナジーシステム=低圧発電機を軒先容器で手軽に
  • ハード固め安心担保/保安高度化進捗状況
  • 企業連携の先駆け「災対コンソ」
  • ガス栓の適正設置で消費者事故根絶
有事に備えを

必見の防災機器

  •  桂精機製作所=ガス遮断機能のホースと調整器で2次災害を未然防止
  •  I・T・O=自在にガス機器へ接続の災害時対応ユニットを提案
  •  東西商事=運搬可能なガソリン併燃発電機「エネブリッド」を発売
  •  新コスモス電機=ガス・CO警報機、環境おしらせ機能も
  •  三菱重工メイキエンジン=唯一の2KVA級発電機 10キロ容器で10時間給電
  •  富士工器=事務所や避難施設にバルク・発電機ユニット提案
  • 矢崎エナジーシステム=低圧発電機を軒先容器で手軽に

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