
プロパン・ブタンニュース 3645号
総合面
- グリーンLPガス官民検討会、LPガス消費量50年度930万トンに上方修正
グリーンLPガス推進官民検討会(座長=橘川武郎・国際大学学長)は21日、第9回会合を東京・新橋のTKP新橋カンファレンスセンターでオンラインを併用して開いた。事務局の日本LPガス協会は2050年度のLPガス消費量を、燃転による増加分を見込み930万㌧へと上方修正した。グリーンLPガス開発プロジェクトの進捗、官民検が設置したrDME混合LPガスの実用化、高効率機器等普及促進、カーボンクレジット活用の三つのワーキンググループの経過報告も行った。 - 秋の叙勲、LPガス関係5氏に栄誉 旭小・伊橋吉一氏、旭双・髙井宏康氏ら
政府は3日、2025年秋の勲章受章者を発令した。LPガス関係者も名を連ねた。 旭日小綬章に越谷商工会議所会頭でイハシ会長の井橋吉一氏、旭日双光章に元岐阜県LPガス協会会長で新日本ガス会長の髙井宏康氏、瑞宝中綬章に元資源エネルギー庁電力・ガス事業部長で元岩谷産業専務取締役執行役員の舟木隆氏、瑞宝小綬章に元全国LPガス協会専務理事の大野栄一氏、元近畿経済産業局地域経済部長で元日本コミュニティーガス協会専務理事の松村知勝氏がそれぞれ選ばれた。
褒章 古野氏らに藍綬
政府は2日、秋の褒章受章者を発令した。業界関連では産業振興の功績により、元アイシン社長の伊勢清貴氏、日本コミュニティーガス協会会長で大丸エナウィン会長の古野晃氏、元大阪ガス代表取締役副社長執行役員の瀬戸口哲夫氏が藍綬褒章に輝いた。 - エア・ウォーター、地産地消施設が稼働 松本市で資源循環モデル
- 高圧ガス保安全国大会、事故未然防止に全力 大臣表彰24者、KHK会長表彰70社
首都圏版
- &LPG EXPOに750人が参加、LPガスの将来展望
LPガスの魅力を業界内外に発信しイノベーション創出を目指す「&LPG EXPO 2025」が10月22日、東京・千代田区の東京国際フォーラムで開かれた。andLPGカンファレンス(代表理事=津田維一・富士瓦斯社長 写真)のEXPO実行委員会(委員長=堀川雅治・堀川産業社長)がセミナーとブースの二本立てで企画し、計約750人を集客。自治体首長や質量販売ユーザーを交えたパネル討論も行い、フェーズフリーなLPガスの将来像を描くヒントを探った。
- 長野県協、県・岡谷市訓練に出展 災害対応力を訴求
- マルヰガス災害救援隊、全国で一斉訓練 関東10会場に319人
地方面
- 北海道=スープカレーに舌鼓! エネサンス北海道いずみ会帯広が人気店主講師に料理教室

いずみ会帯広 エネサンス北海道(本社・札幌市、今泉光弘社長)の特約店会いずみ会帯広支部(日下悦克支部長・写真)主催の「LPガスで作る!スープカレー教室」が10月24日、芽室町中央公民館で開かれ、顧客16人が参加した。
教室は2023年12月日下悦克支部長以来2年ぶりの実施で通算4回目。今回も参加者を募ったところ定員を超える応募があり、抽選で16人が選ばれた。講師はスープカレーの匠(たくみ)として知られるイデゴウ氏。同氏は道内外にスープカレー専門店「札幌らっきょ」を展開する一方で、スープカレーを広めようと精力的に教室を開いている。
日下支部長は開会に当たり「ぜひ自宅でも調理し、LPガスをたくさん使ってもらいたい」とあいさつ。イデ氏はチキンスープカレーの調理法について「きょう覚えてもらうレシピは店で出せるレベルのもの」と話し、秘伝の調理法を惜しみなく披露した。 - 東北=タプロス、本社敷地に縦型太陽光を設置 着雪影響最小限に

タプロス(佐藤寛樹社長)は地面に対し垂直に立てる太陽光発電パネルを秋田市の本社敷地に設置した。着雪の影響を抑えられ、雪国に適しているとして採用した。積雪の多い鳥取県の山陰酸素工業(本社・米子市、並河元社長)が開発、東洋計器(同・松本市、土田泰正社長)が販売した。 - 中部=サーラエナジー、東三河に再エネ併設蓄電所 市場取引のみで収益化へ

サーラエナジー(本社・豊橋市、鈴木敬太郎社長)写真は10月20日、豊橋市に完成したサーラ東三河太陽光併設蓄電所(略称:サーラ東三河蓄電所)の開所式を行った。同15日に開所式を行った「サーラ浜松蓄電所」に続く2カ所目の蓄電所建設プロジェクトとなる。電力系統からの充電に加えて、太陽光発電設備で発電した電力の蓄電も可能である。同社は需給調整市場を中心に供出することで電力の安定供給と新しい収益機会の創出を目指していく。【写真】㊤神野吾郎・サーラグループ代表(左から3番目)、鈴木敬太郎・サーラエナジー社長(左から2番目)らがテープカットを行った
サーラ東三河蓄電所は太陽光発電のFIT・FIP認定や補助金の政策支援を受けずに需給調整市場や卸電力市場など各種市場取引のみで収益化
する国内初の再生可能エネルギー併設型蓄電所となる。東三河バイオマス発電所の敷地内に設置し、バイオマス原料倉庫の屋根に太陽光パネルを敷設。太陽光発電と系統の両方から蓄電池に充電し、夕方や夜間の電力需要の大きい時間に放電することで、再エネ出力制御の緩和に貢献する。 - 近畿・四国=井本産業、北淡路に新拠点「リファインあわじ東浦」開設

井本産業(本社・南あわじ市、井本好則社長)は、淡路市に北淡路営業所と「リファインあわじ東浦」を開設した。新拠点は淡路島北部をカバーするほか、リファインブランドとしては2店舗目の展開。新たな需要拡大を図る。
淡路島は近年、観光関連施設の開業増加や大手企業の本社機能移転もあり、若年層の移住者が増えている。新拠点は本社から約40㌔㍍の地点にあり、テーマパークが開業し飲食店などが増加している島北部の需要をカバーする。 - 近畿・四国=悪質ネットや訪販防げ! 滋賀県協が周知チラシを制作
- 中国=エネクスHL中国・四国支社、保安技能コンテストで宇部営業所・日髙氏に栄誉
伊藤忠エネクスホームライフ中国支社と伊藤忠エネクスホームライフ四国支社は10月16日、広島市のリンナイ中国支店で2025年度保安技能コンテストを合同で開催した。4人が競技に挑み、保安スキルを競った。その結果、HL中国支社宇部営業所の日髙蓮氏が最優秀賞に輝いた。
開会式で関谷賢二取締役専務執行役員中国支社長(写真)は「保安は客先の事故を起こさないことが究極の使命。質量販売や他工事、業務用厨房などでの事故は減っていない。今日は入社2年目までの若手社員に切磋琢磨してもらう。練習した成果を十分に発揮してほしい」とエールを送った。
- 中国=山陰酸素出雲、2年ぶりの展示会開く 電化や新築にも周知
- 九州=ツバメガス会、CO2排出最小化を図る 機器拡販推進 230戸の燃転目標に
ツバメガス会協同組合(本部・福岡市、宮原洋人理事長)は10月9日、福岡市のホテルニューオータニ博多で第66期通常総会を開いた。営業推進事業は、ツバメガスフロンティア(本社・福岡市、寺田光一郎社長)が行うカーボンミニマムキャンペーンに協賛しCO2排出量の最小化を図る方針を確認した。
- 九州=体育館空調と燃転に商機 国益にかなう「宝のエネ」(ジクシス・田中社長)
住設・供給機器 / 新技術
- 2025年度のグッドデザイン賞に業界関係も多数
- テレメ推進協、次世代電力スマメ活用 共同検針で新認証開始
- T&Dリースが60周年ロゴ策定
T&Dリース(本社・東京、根釜健社長)は2026年9月の会社設立60周年に向けて、周年ロゴマークを策定した。飛躍を象徴する羽根をモチーフに、未来に向かって躍進していく企業姿勢を表現した。
同社は1966年9月に「株式会社日本エルピーガスメーターリース」として設立。ガスメーター普及を担う専門リース会社として、その後の安全機器普及に大きく貢献してきた。
足元ではガスエネルギー関連以外にもサービスの提供領域を拡大。高齢化社会に対応した社会福祉法人向けの介護関連機器リースの提供にも注力している。策定した周年ロゴは、ブルーを基調に緑色へと変わっていく明るい印象の色彩で、地球環境や持続可能な社会への貢献を目指す企業姿勢を表している。
