プロパン・ブタンニュース

総合面

三部料金徹底 改正法施行2年前倒し 通報フォーラムは年内開設

過大な営業行為抑止に期待

総合資源エネルギー調査会LPガス流通ワーキンググループ(座長=内山隆・青山学院大学教授)が22日に開いた第7回会合で、年内をメドに取りまとめる報告書に盛り込む事項を議論した。三部料金制の徹底に向けた見直しの施行時期を前回提案から2年前倒しし、改正法令公布の日から1年後の2025年度に修正した。通報フォームは改正法令の施行を待たず年内に開設する。国土交通省など関係省庁との連携についても言及した。

世界LPGフォーラムローマ大会、ガスの世紀へ方向性一致 

低炭素で公正なエネに

各国から企業トップや有識者らが一堂に集まった

世界LPガス協会(WLPGA)主催の国際会議「第35回世界LPGフォーラム」が15~16日、イタリアの首都・ローマのコンベンションセンター「ラ・ヌヴォラ」で開かれた。欧州液体ガス会議(ELGC)との併催で、世界各国から企業トップや政治家、有識者らが一堂に集結。「J ust Energy(公正なエネルギー)」をテーマに、低炭素を実現しながら「誰も取り残さない」公平で公正なエネルギーとして期待されるLPガスやバイオガスの可能性を議論した。

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首都圏版

JGEトークコンテスト全国大会

サイサン・志田晴輝がゴールド賞

ゴールド賞に輝いた志田晴輝氏(前列中央)ら受賞者と関係者

ジャパンガスエナジー(本社・東京、大浜健社長)は17日、東京・港区のグランドプリンスホテル高輪で2023年度のJGEトークコンテスト全国大会を開いた。地区大会を勝ち抜いた9選手が持ち前のトーク力を発揮。「全員ゴールド賞というくらい拮抗していた」(細川良治取締役常務執行役員販売部門長)なか、LPガスと電気のハイブリッド提案で顧客の要望に寄り添ったサイサンの志田晴輝氏(関東地区代表)がゴールド賞に輝いた。

大浜健社長

大浜社長はあいさつで「皆さんの努力は競技だけでなく日ごろの営業のプラスになるはず。気候変動抑制への寄与、グローバルな利用拡大、地域密着型で顧客との絆の強いエネルギーとして私はLPガスの未来にワクワクワクしている。優秀な人材育成の機会として大会を盛り上げ、ともにLPガスの存在意義を高めていきたい」と激励した。

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TOKAIグループ、児童養護施設にカレーやスイーツを提供

キッチンカーが活躍

「アオイキッチン」をフルに活用した

TOKAIホールディングス(本社・静岡市、小栗勝男社長)はグループの社会貢献活動の一環として、子会社のトーカイシティサービスが運営するグランディエール ブケトーカイのキッチンカー「アオイキッチン」を活用したボランティア活動を開始した。
同グループは社会貢献の一環で2021年11月に静岡市葵区の児童養護施設「静岡ホーム」を訪問し、入居する児童や職員にカレーライスやスイーツなどを振る舞った。これが大好評を得て再度の実施を望む声が多かったことから、今月5日に2度目となるアオイキッチンによる料理の提供を行った。
静岡ホームは、さまざまな理由で親と離れて生活する児童が入居している。児童に普段とは違った食事を楽しんでもらうとともに、児童を支える施設職員の負担軽減に寄与したいという思いから今回の企画が実現した。今後も継続して実施していく方針。

地方版

北海道=日下商店(帯広市)、外溝工事が熱源に次ぐ第2の柱に 

視察希望も多数

ステンシルコンクート工法による外構工事例

日下商店(本社・帯広市、日下悦克社長)が2000年から取り組みを開始したステンシルコンクリート工法を中心とした外構工事が、熱源販売に次ぐ第2の柱に成長してきた。昨年のエネサンス大学で事例発表したところ、大きな反響を呼び、視察希望が多数寄せられた。

日下悦克社長

ステンシルコンクリート工法とは、床面へのコンクリート打設の際、型紙を使ってレンガや石目調に仕上げる工法のこと。日下社長が初めてこの工法に触れたのは23年前。自動車の展示会に行くつもりが、間違えて融雪機器の展示会に行ってしまったのがきっかけだった。

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東北=アストモスガスセンター東北、「東北物流大学」で営業所長らが研修

人間力備えた人材創出

5月からの授業を経て卒業を迎えた13人

アストモスガスセンター東北(本社・仙台市、北山聡社長)とアストモスエネルギー東北支店(松井正樹支店長)は、アストモスガスセンター東北の次期幹部候補社員の育成を目的に、営業所長ら13人を対象に4月から研修会「東北物流大学」を行った。「能動的に判断と行動ができ、組織をまとめられる『人間力』を備えたリーダーを育てたい」(北山社長)との思いから実施。11月15日に行った「卒業式」では卒業生らがどんなリーダーになりたいかを発表した。

中部=エア・ウォーター中部支社、障害者施設に非常用発電機設置

移動電源車を活用

エア・ウォーター東日本中部支社(河合昌人支社長)の岡崎営業所(山本周司所長)は10月27日、LPガス仕様移動電源車を活用して小牧市の入所型障害者施設「サンフレンド」に、昭栄の3相200㌾(定格出力60㌔㍗)の非常用発電機1台を設置した。災害時などの停電に備える。

小牧市の施設「サンフレンド」

 

近畿・四国=南紀プロパン(新宮市)、中核充填所さらに強靭化へ

ワイヤーで貯槽固定

巨大地震や水害に備え貯槽と基礎部をワイヤーで固定。充填所内での2次災害防止に万全を期

南紀プロパンガス(本社・新宮市、市川浩一郎社長)は地震・水害対策として、本社充填所のストレージタンク3基(30㌧1基と15㌧2基)と基礎部分との固定を強化した。大規模災害時にタンクが基礎部分から外れ転倒、流出し2次災害を引き起こすのを防止するため、各タンクの胴体部2カ所をワイヤーで巻き、基礎部分と固定した。
タンクの腐食を防ぐため、ワイヤーとの接点にゴムを挟んだ。強度設計は専門の事業者に依頼、震度7の地震でも確実に固定できるという。
本社充填所は緊急地震速報と連動した緊急遮断・電源停止システムを導入済み。2012年度に中核充填所に指定され、15年には南海トラフ巨大地震で生じる津波の最大想定規模に合わせ、マンション4階に相当する高さ14㍍90㌢㍍の防災センターを開設した。

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中国=髙山産業、共栄へ情報交換会開く 

110社・165人参集

大森隆重・中国銀行岡山南支店長の乾杯発声で懇親会に入った

髙山産業(本社・岡山市、髙山眞司社長)は10月25日、岡山市の岡山プラザホテルに取引先関係者を招き8回目の情報交換会を開いた。取引先に謝意を表し自社の近況を伝え、情報を共有化することで、ともに新商品やサービスを拡大させるのが目的。4年ぶりの開催で110社から165人が出席した。

髙山眞司社長

髙山晃一副社長

髙山社長は事業のキーワード「感謝の習慣」に触れ「大勢の皆さまに参加していただき本当にうれしい。取引先の皆さまにも社員にも感謝。感謝の気持ちで仕事をすればいろいろなことがスムーズに運ぶ。良い習慣をつけるのは大変良いこと。ありがとうと言える社員を育てたい」と話した。
今期は売上高66億円、経常利益1億5千万円の見通しを示し「IS(インダストリーソリューション=溶材産業)部が全体を牽引している。バランス良くいろいろな産業がある岡山は経済も良くなってきている。LPガス部、ES(エナジーソリューション)部も空調や太陽光、蓄電池販売などが順調に伸びている。補助金などもうまく活用していきたい」と述べた。

九州=佐伯富士甚(佐伯市)、大感謝祭に920組来場 

4年ぶり開催で機器販売も好調

会場の「ときめきシティ」は多くの来場者で賑わった

佐伯富士甚(本社・佐伯市、御手洗芳夫社長)は3、4日の両日、本社に隣接する自社ショールームショールーム「生活提案館ときめきCITY」で大感謝祭を開いた。ショールームでのイベントはコロナ禍を受けて中止していたが、今年6月のリフォーム感謝祭から実開催により自社の取り組みを周知している。4年ぶりの開催に2日間で920組が来場した。

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住設・新技術

経産省、製品安全対策優良企業表彰

リンナイが最高賞 優良賞にLIXIL

経済産業省は17日、2023年度製品安全対策優良企業表彰で経産大臣賞(大企業製造事業者・輸入事業者部門)をリンナイ(本社・名古屋市、内藤弘康社長)に決定したと発表した。優良賞(審査委員会賞)の大企業部門でLIXIL(同・東京、瀬戸欣哉社長)を選出した。

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GHPとコ・ジェネ版

10~9月期のLPガス仕様GHP出荷が急減 

提案営業の仕切り直しが必須

GHPコンソーシアム(清水尚之理事長)がこのほどまとめたコンソーシアム事業年度(2022年10月~2023年9月末)のGHP出荷実績は、LPガス・都市ガス仕様機の合計で2万6374台/48万8125万馬力だった。台数は前期比98・6%、馬力は同99・5%の実績で、一見すると微減に映る。しかしガス種別で見ると、LPガス仕様機の低調さが目立つ。同仕様機は台数で同86・3%の5406台、馬力で同86・2%の9万9305馬力と大きく数字を落としており、直近10年で最も低い水準だった。

GHPやコージェネ関連で避難所活用をさらに促進

23年度補正予算案 〈GHP・コージェネ関連の主な補助事業〉

政府は10日、2023年度の補正予算案を閣議決定した=一部既報。GHPやコージェネ関連の補助事業では、特に災害時の避難所活用を念頭に、省エネ型の設備導入を後押しする施策が目立った。
経済産業省分では、産業部門と業務部門の省エネ対策として、省エネ設備投資を中心とする対策の実施を促進する「省エネルギー投資促進支援事業費」に300億円。2155万㌔㍑の省エネ量達成を成果目標として掲げた。

  • 23年度災害バルク補助、GHP導入案件は37事業で99台 全体の3割に
  • 政府、2年ぶり節電要請は行わず 供給は構造的不安でGHPは依然重要に

<九州・沖縄特集>特性と追い風生かし反転攻勢

新型コロナの完全収束はいまだ見通せないが、感染症法上の扱いが緩和され経済活動に一層弾みがついてきた。この秋は各地でガス展などのリアルイベントが復活し、対面での販売現場に明るい笑顔が戻ってきた。世界的な脱炭素潮流で低炭素エネルギー・LPガスが見直され追い風が吹く今こそ、優れた環境性と防災性を旗印に反転攻勢をかける時だ。行動制限下に築いた新たなノウハウを加えた営業活動でどう収益を確保していくか。デジタル化やカーボンニュートラル対応、人手不足などの課題に真正面から向き合い、需要開発や顧客開拓を進めながら新時代を駆ける事業者の戦略を探った。

  • 有力事業者/わが社の戦略
    ・三愛オブリガス九州(福岡市)=顧客接近策を積極化 新電力販売含め環境貢献
    ・ガスパル九州(福岡市)=DX取り込み成長 保安で九州ナンバーワン目指す
    ・エネサンス九州(福岡市)=事業拡大へ人材育成 BCP見据え拠点整備
    ・和泉プロパン(久留米市)=リフォーム需要開拓 有事対応を強化
    ・清松ガス住設(久留米市)=暮らしの困り事解決 CNLPガスで環境貢献
    ・田島(佐賀市)=住まい総合サービス展開 「究極の御用聞き」目指す
    ・三愛オブリガス三神(神埼市)=イベントで社業周知 卒FIT客に蓄電池提案
    ・辛島商店(佐世保市)=本業軸にガス外拡大 業界6社で知見共有
    ・天草エネルギー(天草市)=需要開拓へ衣類乾燥機に重点 物流効率化へ充填設備一新
    ・佐伯富士甚(佐伯市)=生活空間トータルに 増改に加え新築事業も
    ・ファミリーガス(都城市)=衣類乾燥機で電化宅に食い込み LPWAで定額レンタル順調
    ・Misumi(鹿児島市)=新本社拠点に災害対応強化 乾燥・暖房機テコに燃転
    ・太陽ガス(日置市)=顧客起点に事業継続 電力コスト安定へ裾野拡大
    ・ガスラ(薩摩川内市)=喜ばれるガス機器を自信持ち積極提案 需要層へ新設・後付け
    ・マルヰ産業(那覇市)=オートバス普及に力 台風見据え発電機訴求
  • 九州・沖縄LPガス消費マップ

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