
プロパン・ブタンニュース 3644号
総合面
- MaruiGas災害救援隊、73ヵ所で全国一斉訓練 LPガスの強み再確認

岩谷産業(本社・大阪、東京、間島寬社長)とマルヰ会は22日、全国73カ所で「MaruiGas災害救援隊全国一斉訓練」を行った。523社、1936人が参加した。
大阪本社の訓練本部と各会場をウェブでつなぎ、田博清・岩谷産業副社長があいさつ。清水尚之・全国マルヰ会副会長が訓練開始の号令を発した。【写真】消防機関を招くなど全国で訓練を実施
- JGE経営者研究会、大分で101人が参加 CN時代も必要なエネ
- 岩谷産業、水素燃料電池船活用で都と連携協定結ぶ

岩谷産業( 本社・大阪、東京、間島寬社長)は、水素エネルギー社会の実現に向け、東京都と共同により、東京港で水素燃料電池船「まほろば」の運行事業を実施する協定を16日に締結した。東京・新宿の東京都庁で同日に行われた記者会見に、小池百合子知事と牧野明次・岩谷産業会長兼CEOが出席し、調印を行った。
<トップインタビュー>サイサン・川本知彦社長

100周年へ団結し凡事徹底貫く
10月1日付でGasOneグループの中核企業、サイサンの社長に就任した川本知彦氏に話を聞いた。兄である川本武彦前社長(現会長)と副社長時代の知彦氏のマネージメントを垣間見た社員は「場面に応じて鮮やかなほど役割分担ができている」と感嘆の声を漏らす。新会長との連携を基に、どのようにグループの舵を取っていくのか。新社長は、祖父で創業者の二郎氏から直接受けた「感謝と謙虚」を座右の銘に2045年の創業100周年に向けて事業拡大に努力する考えを示した。
◇ ◇
―足元の環境認識をお話し下さい。
4月に商慣行是正に関する省令改正が全面施行となった。業界で足並みを揃えるかたちでなく行政主導となったが、大きなチャンスととらえている。一部事業者の過剰な営業行為などで、最終的にガスを使うお客さまに不誠実な対応を取ってしまっていた。今後は、新ルールをLPガス会社一同で実行すべきだ。業界に対する不信感を払しょくし、他のエネルギーに比肩しうる素晴らしいエネルギーであることをお客さまに伝え、正常な関係性をつくっていける。
エネルギー商品自体での差別化はできないが、安定供給、保安の確保、適正価格、お困りごとにいち早く対応できる体制、快適な生活を送るための提案で競っていく。お客さまにとって最も身近なホーム・エネルギーパートナーとして、エネルギーのベストミックスを提案していく。
首都圏版
- 三ツ輪産業HD、地域脱炭素に貢献 JA共同サービス(御殿場市)と提携 COSLPガス提供

三ッ輪ホールディングス(本社・東京、尾日向竹信社長)は10日、JA協同サービス(同・御殿場市、山口正宏社長)と、地域の脱炭素化に向けた業務提携契約を結んだ。農業分野での温室効果ガス削減とJクレジットの創出を通じたエネルギーのカーボンニュートラル化を進める。【写真】協定書を持つ尾日向竹信社長(左)と山口正宏社長 - グッドライフサーラ関東、ショールームをトレーラーハウス型で展開
- ミツウロコグループ、約80人が清掃活動 「ミツウロコの森」周辺で

ミツウロコグループホールディングス(本社・東京、田島晃平社長)は9月27日、山梨県鳴沢村にある「なるさわ ミツウロコの森」周辺の富士五湖消防本部・河口湖消防署付近、国道139号線両側の清掃活動を行った。
清掃場所である富士山の北麓(山梨県)はグループ連結子会社のミツウロコビバレッジ鳴沢工場の採水地で、環境美化、水源涵養活動の一環として実施した。グループ各社の社員やその家族、約80人が参加した。【写真】グループ各社の社員やその家族、約80人が参加した
地方版
- 北海道=登別ガス協同組合、集中豪雨想定し防災訓練 コミュガス協と連携し通報・連絡 独自に実地でも

登別ガス協同組合(登別市、稲原篤仁理事長)は16日、大雨・洪水を想定した防災訓練を実施した。日本コミュニティーガス協会北海道支部(梅村卓司支部長)と連携し通報・連絡訓練と組合独自の実地訓練を行った。【写真】組合敷地では低圧発電機の稼働訓練を実施した
- 東北=東北アストモス会、仙台で秋季定例会 人材確保・育成に力
アストモスエネルギー東北支店(松井正樹理事支店長)の特約店会、東北アストモス会(西村幸彦会長・写真)は16日、仙台市の江陽グランドホテルで秋季定例会・講演会を行った。
西村会長があいさつし「LPガス業界は対応すべき課題が山積しているが、地方では特に人手の確保、人材育成が深刻な問題だ」と指摘。「若い人が働きたい思う職場作りには、働きがいややりがい、業界の魅力や社会的意義を認知してもらうことが必要だ。そして入社した人を大事に育てることが求められている」と述べた。また、消費者の価値観やニーズが多様化していることについても触れ「LPガスは暮らしに寄り添うエネルギー。だからこそ、サービスのあり方も、一律ではなく一人ひとりに寄り添う形で進化させて顧客の信頼を高めていく必要がある」と語った。
- 中部=名張近鉄ガス、「2025年ガス展」に4222組来場 史上最大のガス展に

【写真】早朝から多くの人が来場した

名張近鉄ガス(本社・名張市、遠山雅夫社長)は11~13日、名張市の名張産業振興センターアスピアで「2025年ガス展」を開いた。来場者4100組、売り上げ1億2千万円という「史上最大の目標」(遠山社長)を掲げて臨んだ今回のガス展では、速報値で3日間の来場者数4222組(前年比105・3%)、売上1億2154万9千円(同103・7%)を記録。文字通り史上最大のガス展となった。【写真】屋外にも多数のブースを設置した
- 中部=エネチタ、大府市にコインランドリー 布団洗いでファミリー狙う
- 近畿・四国=伊丹産業、万博で安定供給完遂 「ACU24」活用など保安体制も万全

伊丹産業(本社・伊丹市、北嶋太郎社長)は4月13日から10月13日までの半年間、大阪市の人工島・夢洲を舞台に開催された「2025年大阪・関西万博」の海外パビリオンや出展企業にカーボンオフセットLPガスを供給し、無事故かつガス切れなく安定供給を完遂した。会期中に190㌧のLPガスを販売。同社は世界的な事業に際して、保安と安定供給を最優先に特別な配送計画を策定し、集中監視システム「ACU24」を活用するなど、万全の体制で来場者を迎え入れた。【写真】閉幕日に撮影。保安、美観の観点から供給設備を常に点検した
- 近畿・四国=エネアーク関西、新社長に内田良樹氏
エネアーク関西(本社・大阪市)の新社長に1日付で、エネアーク社長で日商LPガス社長の内田良樹氏が就任した。当面の間、エネアークと日商LPガスの社長を兼務する。荒木孝昌前社長は大阪ガス理事エナジーソリューション事業部に着任した。
内田良樹(うちだ・よしき)氏 1991年大阪ガス入社。京滋リビング営業部や法人第2営業部などでチームマネジャーを経て、2019年4月地域開発営業部部長、20年4月大阪ガスマーケティングSC部部長、22年4月ジャパンガスエナジー取締役常務執行役員を歴任。24年4月からエネアークおよび日商LPガス社長。1967年7月20日生まれ、58歳。
- 中国=島根県協青年部会、森林保全活動で松江森林組合とヤマザクラ300本を植栽

植林の重要性について話す引野主任
島根県LPガス協会青年部会(秋鹿修部会長 写真)は11日、県協会が2031年度末までの6カ年計画で展開する森林保全活動「LPガス未来へつなぐ森」の最初の活動として、松江市の楽山公園内野球場奥の森林で松江森林組合の協力の下、ヤマザクラの植栽作業を行った。
午前10時、青年部会員、会員企業従業員と参加者の家族ら70人が現地に集合。作業に入る前に秋鹿部会長が「森はLPガスなどの燃料から出る二酸化炭素を吸収して酸素を放出し、地球温暖化の防止に役立っている。今日、植栽するヤマザクラは7年も経つと満開になっていると思う。参加する子どもたちは7年後にまた見に来てほしい」とあいさつした。
- 中国=服部産業(萩市)、若手女性農林漁業者らとコラボ企画し感謝祭
- 日ノ丸産業 小山取締役が新社長 森下社長が会長に
日ノ丸産業(本社・鳥取市)は9月25日付で森下明男社長が会長に、小山尚悟取締役常務執行役員・脱炭素戦略・営業開発・エネルギー事業部門・ハウジング事業部門リフォーム事業管掌が社長に昇任する代表取締役2氏のトップ人事を敷いた。
森下明男(もりした・あきお)氏 1982年4月日ノ丸産業入社、2010年9月執行役員、12年9月取締役、15年9月社長。ナワタ不動産取締役、ユタカ自動車取締役、日本海テレビジョン放送取締役、エネルギーセンター鳥取取締役、米子エルピーガスセンター取締役、エルピーガスセンター松江代表取締役、松江ガス供給取締役。鳥取商工会議所常議員、鳥取県石油商業組合副理事長を現任。1960年1月17日生まれ。65歳。
小山尚悟(こやま・しょうご)氏 1995年4月日ノ丸産業入社。2020年9月執行役員ハウジング事業部長兼ハウジング事業部門担当、23年9月取締役執行役員・脱炭素戦略・営業開発・リフォーム事業・ハウジング事業部門管掌、24年9月取締役常務執行役員・脱炭素戦略・営業開発・エネルギー事業部門・ハウジング事業部門リフォーム事業管掌。1971年11月20日生まれ。53歳。
- 九州=福岡県協と沖縄県協青年部会、衣類乾燥機で需要開発など意見交換

福岡県LPガス協会青年部会(冨金原武部長)と沖縄県高圧ガス保安協会LPガス部会青年委員会(外間朝健委員長)は9月25日、那覇市の沖縄産業支援センターで意見交換会を開いた。互いの活動状況やガス衣類乾燥機による需要開発の取り組みなどについて報告した。両県から23人が出席した。【写真】両県から23人が出席した
- 九州=<かがり火>矢野商店(福岡市)、オーナーと関係構築し飲食店中心に供給
住設・供給機器 / 新技術
- パーパスAZ共奏会、セキュリティをテーマに第6回会合 仕入在庫活用も訴求
- タニコー、給食・大量調理設備店に出展 ニーズ対応の商品提案
GHPとコ・ジェネ版
- GHP上期販売、LPガス機が急伸 通期7000台突破へ 体育館向けが本格化
- ダイキン、トヨタ未来都市で新空調システムの花粉レス実証を開始
- パナソニック、ハイブリッドGHPの一体型がWEBPRO登録
<特集記事> ガス警報器工業会50周年 ガス警報器リメイク運動推進

今年度50周年を迎えたガス警報器工業会(髙橋良典会長)は、2012年度からガス警報器設置・交換運動「リメイク運動」を展開している。ガス警報器の設置率向上によるガス事故の減少への寄与を目的に、24年度から新たなスローガン「付けて安心、使って実感
、ガス警報器のある豊かな暮らし」を掲げた。LPガス分野では全国LPガス協会の「LPガス安心サポート推進運動」に歩調を合わせ、都道府県協会と連携して根気強く推進する。23日に東京・千代田区の如水会館で開かれたLPガス消費者保安推進大会(経済産業省、LPガス安全委員会共催)では、50年度に▽実質設置率▽期限切れ一掃率▽業務用換気警報器設置率▽業務用施設のSB(EB)メーターとガス警報器連動率――の4部門で高いポイントを上げた都道府県協会を表彰した。本特集は各部門で上位に輝いた協会と先進事業者の取り組みに焦点を当てた。
