石油化学新聞

THE PETROCHEMICAL PRESS

  • 日本触媒・・・国内外SAP設備がフル インドネシア 年内5万㌧増設完了

    新興国需要増で増強分吸収も 

    日本触媒の高吸水性樹脂(SAP)事業が好調だ。世界規模での需要回復に加え、グローバルサウスなど新興国市場での拡販が加速。この1、2年の間に世界5極に展開するSAPプラントはほぼフル操業体制に移行した。今年はインドネシアで年産5万㌧の増設プラントが完成する。増強後も余剰を囲うことなく世界的な需要増大で早期に吸収される模様だ。【写真】マザー工場である姫路のSAPプラント
  • 三菱ケミカル・・・超低伝送損失フィルム「BeLight(ベライト)」、機能付与品種を拡充
    ケーブル向けなど展開


    三菱ケミカルは、次世代高速通信対応のケーブルや透明アンテナ向けに開発中の超低伝送損失フィルム「BeLight(ベライト)」の性能を高度化した。各用途で求められる機能を付与した各種グレードを揃え実用化を促進する。26年度中に顧客からの認定を取得し、28年度までに発売にこぎ着けたい考えだ。
    ベライトは、三菱ケミカルのオレフィン系材料などを組み合わせた絶縁フィルム。高周波数帯(28㌐㌹)での誘電正接が0・0005以下で、従来主流のフッ素樹脂と同レベルの優れた低伝送損失を実現し、コスト競争力も高い。銅箔への密着性についてもフッ素樹脂や液晶ポリマーより優れる。【写真】「べライト」を使い試作したケーブル
  • エム・エーライフマテリアルズ(MAL)・・・ナノ不織布 半導体市場開拓に本腰 CMP高度化に対応
  • クラレ・・・構造用ガラス中間膜、年10%超の成長継続へ
  • 石油化学工業協会・工藤幸四郎会長・・・誘導品競争力が重要 GX―ETS 努力と連携を
  • 日本化薬・・・MFCA取り組み 国内外で導入推進
  • 石油化学工業協会・・・12月の石化製品生産実績

<特集>持続可能な社会実現へ多面的・多彩に貢献

化学企業各社の環境対応技術・製品
世界の政治経済の情勢変化と相まって、環境負荷低減や気候変動に対する考え方にも揺らぎが出てきた。しかし、化学企業はその責任において、環境対応型のプロセス設計や新製品開発、システム・ソリューションの確立に向けた手を緩めない。これらが本質的に求められる時代は間違いなく来る。主要化学メーカーが固有技術やノウハウを駆使して挑戦する環境対応製品・技術の実情をレポートする。

旭化成

  • 森林J-クレジット、申請作業量を9割減
  • 新支援システム、地域活性化とCN貢献

KHネオケム

  • 海洋生分解性 PHBの開発を加速
  • 従来品の耐熱性付与に提案

クラレ

  • UV硬化モノマー、新たに2品種開発
  • 塗料など無溶剤化に貢献

JNC

  • 水俣製造所、活性汚泥を有価物に
  • 2~3年後実用化へ 他拠点展開も視野

三菱ケミカル

  • PMMA、モノマー化から再生
  • 本格実用化へ 自動車部品に初採用

ダイセル

  • 海洋プラごみ削減へ
  • 酢酸セルロース樹脂 特徴生かし拡販

住友化学

  • 炭素資源循環、事業化睨み実証進む
  • 廃プラ油化からオレフィン生成

東ソー

  • VOC対策 再生樹脂向けに提案
  • 固体型アルデヒド捕捉剤 新開発

帝人

  • 溶媒で高品質に再生
  • リサイクルPC 年度商業化へ

THE PETROCHEMICAL PRESS

  • ダイセル・・・ポリプラ統合 電子・医療向け期待 エンプラ新市場開拓
    ダイセルは、エンプラの世界的大手ポリプラスチックスを統合することでダイセルの既存事業との連携を一層強化し、蓄積したノウハウや販売網を活用してエンプラの新たな市場、顧客の開拓、拡大につなげる。スマートSBUとの連携で新たに電子部品向け、ライフサイエンスSBUとの連携で医療分野の開拓などを期待する。ポリプラの強みである技術サービス力やソリューション提供のノウハウを新体制で最大限に活用し、エンプラの可能性を広げていく。
  • 出光興産・・・資源循環社会構築へ 廃プラ油化CR加速

    出光興産は、資源循環社会の実現に向けたケミカルリサイクル(CR)の取り組みを加速している。12月25日に千葉事業所(市原市)の隣接地に子会社ケミカルリサイクル・ジャパン(CRJ)が市原事業所を完工。事業所内に使用済みプラスチック(廃プラ)を再資源化する油化CR設備と前処理設備を設置し、4月からの商業運転に向けて試運転を開始した。CRで得られる軽質原油(CR油)を隣接する石油精製装置や石油化学装置に投入し、マスバランス方式を適用した循環型化学素材として再資源化を促す。出光興産は石化産業に長年携わってきた企業として廃プラのリサイクルにも責任をもって取り組むべきと認識。
    【写真】宮岸信宏基礎化学品部長(左)と岡村仁彦・ケミカルリサイクル・ジャパン社長
  • 東レ・・・バイオ医薬品向け 高効率分離膜発売

    東レはバイオ医薬品の精製工程に使われる高効率分離膜モジュール=写真=を今月発売した。ろ過性能が他社の従来品より格段に向上し、モジュール容積の大幅な小型化につながるのが特徴だ。既にバイオ医薬品の一種である遺伝子治療薬の精製工程で採用され、今後の市場拡大に伴いグローバルに拡販を進める。
  • クラサスケミカル・・・大分コンビナートが高圧ガス保安A認定
  • 東レ・・・人工皮革の展示場 ポルトガルに開設
  • 日本繊維産業連盟・日覺昭廣会長・・・人手不足対策に重点

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