
石油化学新聞 5438号(2025.6.16)
THE PETROCHEMICAL PRESS
- ユニチカ・・・フィルム、包装用製品構成を改善 ガスバリア品増産検討
- 東ソー・・・南陽事業所、CR増設に750億円投資 30年春、能力6割増
- 日本ゼオン・・・中計第3フェーズ、ポートフォリオ改革 成長事業に資源集中
THE PETROCHEMICAL PRESS
- 宇部エクシモ・・・シリカ系粒子、大粒径品を開発 真球状で最大300㍈
(写真=高純度シリカ粒子の大粒径グレード)
- 帝人・・・豪ソーラーカーレース用タイヤ 補強材にパラ系アラミドが採用
- 東レ・・・透析患者向け機能搭載 PHRアプリ開発
- 住友化学・・・バイオ原料LCP27年度供給目指す
- カネカとミズノ・・・生分解性樹脂で人工芝 環境負荷を低減
Green Planet製人工芝と充填材(白いペレット状のものが充填材)
- 名大と早大・・・白金族5種合金の単結晶化触媒合成
- 日本触媒・・・GMP準拠の核酸医薬品を10倍増強
- 芝浦工大とサイバネット・・・UV接着剤の硬化過程予測技術開発
THE PETROCHEMICAL PRESS
- UBE・・・CPL構造改革 スペインCN化 宇部、併産含め停止
- 帝人フロンティア・・・帝人F参画の協議会 防災の輪拡大へ会合
- 出光興産・・・原油外航配船計画に数理最適化システム
- 芳香族工業会会長に太陽石油の船木氏

船木保宏会長
日本芳香族工業会は定時総会で新会長に太陽石油の船木保宏執行役員、新副会長に丸善石油化学の蒲池良二常務執行役員を選任した。
総会後の懇親会で船木新会長は「石油化学業界は供給能力の過剰や需要の低迷により、厳しい状況にある」との認識を示した。
課題であるカーボンニュートラル(CN)への対応も触れ「世界経済の不確実性が高まったことで、各社は理想と現実とのギャップに気付き始めた」と指摘。CNにどう取り組むべきかが改めて問われているとべ、対応の強化を訴えた。
- 東亞合成・・・大分のアクリル酸ISCC認証取得
- ソーダ工業会・・・国内供給体制を強化
- 日本バイオプラ協会・・・会長に帝人の中石氏

中石昭夫会長
日本バイオプラスチック協会は10日の定時総会で小山俊也会長の退任に伴う新会長に帝人の中石昭夫ミッション・エグゼクティブを選任した。中石新会長は総会の懇親会で「バイオベースプラスチックと生分解性を持つプラスチックはまだ存在が大きいものとは言えないが、持続可能な社会を実現するソリューションとして認知度向上と普及、業界の健全な発展に向けて力を尽くす」と抱負を述べた。 同協会は1989年に設立。生分解性プラ識別表示制度、バイオマスプラ識別表示度、海洋生分解プラ識別表示制度の運用などを手掛ける。25年に任意団体から一般社団法人化した。会員は5月1 日現在、樹脂、加工、最終製品メーカー、商社ど403社(正会員24社、賛助会員36社、マーク会員343社)。
- 経済産業省素材産業課・・・主要石化製品の各社別生産能力
- 財務省貿易統計・・・2025年4月石化品輸出実績、2025年4月石化品輸入実績
- 日本ソーダ工業会・・・2025年4月カセイソーダ出荷内訳
- 日本プラスチック板協会・・・2月の硬質塩化ビニル平板生産出荷実績、2月の硬質塩化ビニル波板生産出荷実績、2月のポリカーボネート平板・波板生産出荷実績
- 化学製品値上げ
・三菱ケミカル・・・ポリビニルアルコール(PVOH)とその特殊銘柄、反応型PVOH用架橋剤を16日出荷分から1㌔㌘50円(輸出は1㌧350㌦または00ユーロ)値上げする。
・三菱ケミカル・・・メタクリル樹脂製品を7月1日出荷分から値上げする。上げ幅は原燃料費とその他諸費用の上昇を踏まえ個別に算出する。
THE PETROCHEMICAL PRESS
- 東ソー・・・成長と脱炭素両立 四日市で施策推進 先端事業拡充 研究開発の成果発揮
20年に稼働したナフサクラッカー。四日市事業所は計15基を擁する
中長期の経営課題に「『成長』と『脱炭素』の両立」を掲げる東ソー。そんな同社が石油化学事業の主要拠点、四日市事業所(三重県四日市市)で課題実現向けた施策を推し進める。脱炭素に向けた設備投資を検討し、近年実施した研究開発機能強化の効果も発揮する。成長分野の「先端事業」の生産も拡充してい。
四日市事業所は70年、伊勢湾の出島形式の人工島にある第3コンビナート(通称・霞コンビナート)で操業開始。面積は約114万平方㍍で、同コンビナートの5割弱を占める。ナフサを熱分解して得られるエチレンなどの基礎原料から塩化ビニルモノマー、ポリエチレン、キュメンなど誘導品を生産するほか、基礎原料や電気、蒸気をコンビナート各社に供給し、同コンビナートの中心的な役割を担っている。
- 三井化学・・・MDI、韓で次期増設検討 旺盛な需要に対応
- UBE・・・窒化ケイ素、コスト競争力強化 基板用の拡販加速
- 群栄化学工業・・・30年度 営業益40億円に 6ヵ年中計始動
- 日本ゼオン・・・バイオプロセスで合成ゴム原料生産 研究棟竣工
- 横河電機・・・中国企業グループと自律制御で協業契約
- 千葉大院の泉教授ら・・・酸化ジルコ光触媒でCO2原料に別物質光強度順に作り分け