プロパン・ブタンニュース 3665号(2026.4.6)
総合面
- 新生シナネン始動 「世界に誇れる地元をツクる」を新たなミッションに
ミライフ西日本、ミライフ、ミライフ東日本、シナネンの4社が統合した新生シナネン(本社・東京、中川進弘社長)が1日、発足した。ブランド集約による一層の認知度向上を図る。「世界に誇れる地元をツクる」を新たなミッションに、リテールサービスの事業方針として①街の資産価値を上げる②街の環境価値を創る③街のコミュニティーを盛り上げる―3大戦略に掲げる。地域拠点を持つ強みを生かし、単一ごとのエネルギー企業からグループのさまざまなサービスを街全体に提供する企業体への進化を目指す。【写真】左からシナネンの山之口雄二取締役常務執行役員、飯塚義幸取締役常務執行役員、中川進弘社長執行役員、シナネンホールディングスの中込太郎社長執行役員、寺田達彦常務執行役員、合田健執行役員社長室長
- 経産省保安企画室、トーエルと橋本産業のスマート保安実証補助事業の成果公開
経済産業省産業保安グループ産業保安企画室は3月23日、2025年度スマート保安実証支援事業費補助金(技術実証支援)2次公募の成果概要を発表した。LPガス法関連ではトーエル(本社・横浜市、横田孝治社長)、橋本産業(同・東京、橋本庸輔社長)の両社の成果を掲載した。
トーエルは、東洋計器(同・松本市、土田泰正社長)が開発したダブルラーニング(DL)機能搭載の超音波ガスメーターとLPWA通信端末「IoT―R」を活用し秋から冬にかけて発生するガスメーターの不要遮断を大幅に削減することで、電話対応や現場出動の省力化とコストの低減、保安高度化を図った。DL機能は、前年学習した最大遮断値を秋口に仮設定して使用状況を監視する。翌年2度目の学習で適切な設定値となるため、来年度に導入効果を検証する。
- ジャパンガスエナジー、販売促進策「CRUISE2026」展開 地域密着で需要創造へ
- エネクル、富岡市庁舎に太陽光発電 連携協定を具現化 オンサイトPPA方式で
富岡市(榎本義法市長)は3月19日、エネクル(本社・草加市、宮本康正社長)とのPPA(電力販売契約)により、市管理施設に合計出力約140㌔㍗分の太陽光発電設備を導入したと発表した。市とエネクル親会社の堀川産業、東京ガスが2022年6月に締結したカーボンニュートラルシティ実現に向けた包括連携協定の一環。供給者であるエネクルが所有する設備を需要家である市の施設に設置して運転するオンサイトP P A 方式で、群馬県内自治体で初の事例となった。
【写真】記者団に設置を報告した。(左から)堀川雅治・エネクル会長、榎本市長、香川健・東京ガスGM
太陽光発電は市庁舎(行政棟)に出力90・44㌔㍗(パネル数152枚)、子育て健康プラザに同49・98㌔㍗(84枚)分を敷設し、それぞれに容量15㌔㍗時、同10 ㌔㍗時の蓄電池を導入した。4月1日から20年間の稼働で、年間想定発電量は13万2876㌔㍗時。年間消費電力のうち、行政棟の約20%、同プラザの30%を賄う。CO2削減量は年間約57・67㌧を見込む。
【写真】行政棟には152枚の発電パネルを敷設した
- 広島県協が70周年記念誌を刊行 表紙には「平和の灯」をデザイン
広島県LPガス協会(泉博之会長)はこのほど、創立70周年を記念して「広島県LPガス協会70年史 地域を支え未来を灯す炎」(A4判、176㌻)を発刊した。 同協会は1955年に63事業者で発足した。70年を経て、現在は県内世帯の約45%にあたる約55万世帯をはじめ、さまざま用途の顧客にLPガスを供給し、地域インフラを支える重要な役割を担っている。
本記念誌は2016年3月に刊行した60年史で扱った内容をダイジェストでまとめ、16年から25年までの10年間の出来事について解説と写真を交えてカラー誌面で構成した。 また、正副会長、青年委員会委員による二つの座談会を収録し、表紙にはカーボンオフセットLPガスが灯す広島平和記念公園の「平和の灯(ともしび)」の写真をデザインした。編集・制作は石油化学新聞社が担当した。
- ガスパル新社長に黒澤秀起氏
ガスパル(本社・東京)の社長に1日付で黒澤秀起氏が就いた。橋本俊昭社長は大東建託執行役員CFO室長兼大東ファイナンス取締役に就いた。
黒澤秀起(くろさわ・ひでゆき)氏 2004年7月ガスパル入社。06年前橋販売所長、11年東関東ブロックエリアマネージャー、13年東日本保安推進部長、14年保安推進本部長、17年取締役人材開発本部長、19年人事部上席部長、21年取締役人事総務本部長、24年取締役保安推進本部長。埼玉県出身、57歳。
- パロマ新社長に中山能勝氏 小林弘明氏は代表取締役会長に
パロマ(本社・名古屋市)は1日付で中山能勝副社長が社長に昇任した。小林弘明社長は代表取締役会長に就いた。中山新社長は「長年にわたりものづくり全般に携わってきた知見を基盤に、お客さまの安全と安心を最優先する経営体制をさらに強化する。品質を設計段階からつくり込むフロントローディングを推進し、事業構造の強化とグループ全体の持続的な企業価値向上に邁進する」との抱負を発表した。
中山能勝(なかやま・よしかつ)氏 1985年村田製作所入社。生産技術部門を中心に経験を重ね2014年生産本部モノづくり技術統括部長。16年Murata Electronics(タイ)社長、21年金沢村田製作所社長。25年パロマ入社、取締役副社長生産管掌。64歳。
- スピカコンサルティング新社長に渡部恒郎氏
スピカコンサルティング(本社・東京)は1日付で渡部恒郎氏が社長CEOに就任した。中原駿男社長は代表取締役COOに就いた。今後は渡部氏が経営戦略、中原氏が現場指揮の最高責任者を担う。新体制のもと▽業界特化型M&A▽バリューアップコンサルティング▽社会をよくする資産活用―の各事業の品質を高める。
渡部恒郎(わたなべ・つねお)氏 2008年京都大学経済学部卒、日本M&Aセンター(現・日本M&Aセンターホールディングス)入社。16年業界再編部長、17年執行役員業界再編部長、18年上席執行役員、20年取締役。同社グループの日本投資ファンドやバトンズの取締役も兼務し23年3月に日本M&Aセンターホールディングスを退社。23年Geolonia社外取締役、LDT社外取締役、24年BuySell Technologies社外取締役、25
年CyMed社外取締役、26年Lightblue社外取締役など歴任。1983年大分県別府市生まれ。大阪府出身、42歳。
首都圏版
- エナキス、経営勉強会に系列超え販売店が参加 エコキュート燃転を伝授
エナキス(本社・上田市、長瀬吉夫社長)は3月12日、塩尻市のホテルあさひ館で経営勉強会「第6回チャレンジクラブ~ラストチャンス~」を開いた。系列を問わない販売店が参加し、増澤秀一取締役営業本部長が、前回紹介したエコキュートからの燃転営業でも切り替えない人向けの提案手法を力説した。【写真】紹介した営業手法をエナキス社員のロープレで実演した
- 鈴与商事、LiLzと資本提携 巡回点検業務の省力・高度化を推進
- 三ツ輪ホールディングス、社内労働環境整備に力 社長が全拠点訪れ意見交換
地方面
- 北海道=福岡燃料(札幌市)・菅野光雄常務、野球通じ「地域に活力を」

福岡燃料(本社・札幌市、福岡裕一社長)の菅野光雄常務=写真=の多忙な日々が始まった。4月4日から10月中旬までの半年間、北海道少年軟式野球連盟の会長として、試合のある週末は球場に足を運ぶことになるからだ。野球を通じ「地域に活力を」の思いは、シーズンを追うごとに高まっている。
菅野常務と少年野球との関わりは約30年前、長男がチームに加入したのがきっかけ。当初は保護者として送迎、観戦だけだったが、請われてコーチを務めたのを契機に、40歳のときには審判資格を取って、本格的に大会運営に携わるようになった。その後、2015年に連盟の事務局次長に就任してから、運営を支える中心的役割を果たし、25年に推されて会長となった。
児童の軟式野球チームは道内に現在約450ある。最も多い札幌圏は150チームを数える。しかし、ピーク時に600超のチームが道内にあったことを考えると、少子化が急速に進展していることを裏付ける。「チームの合併ならまだいい方で、やむを得ず消滅してしまうところも多い」と話す。
- 東北=宗像清商店(福島県三春町)、趣味からワイン販売へ 「良いもの」勧めて黒字化を

宗像清商店(本社・福島県三春町、宗像俊樹社長)は昨年9月から店舗を設けワインの販売を始めた。ワインエキスパートの資格を持つ宗像社長の趣味が高じて始めたものだが、ガス機器のように「良いもの」を勧めることで、事業単独で2年以内の黒字化を目指している。
宗像社長はコロナ禍の時期にワイン好きの仲間からソムリエの資格を取ろうと誘われ、2020年、給仕サービスに関する試験がないだけでソムリエと同等資格のワインエキスパートの認定を取った。【写真】ワインエキスパート認定証と認定バッジを持つ宗像社長
本社プレハブ施設の空いている部屋でワインをストックし、そこに人を呼んで楽しむなどしていたが、そうした仲間から「ワイン販売をしたらどうか」と勧められた。気に入ったワイン輸入業者と取引できることになったこともあり、販売に乗り出すことにした。
- 中部=上野ガス、ウオーターフェス盛況 ドライブスルー宅配水特価販売も
上野ガス(本社・伊賀市、中井茂平社長)は3月20~21日、本社前の駐車場で「ウォーターフェスティバル」を開催。ユーザーが宅配水の空きボトルを持参する「ドライブスルー」方式で特価販売した。例年夏の時期に開催してきているが、今回は4月1日からの価格改定を前に、日ごろの感謝の意味を込めた特別企画として実施。イベントは前倒しで販売開始するほど大人気で、両日を通じて来場者数、販売数ともに目標数を上回るなど、大盛況のうちに幕を閉じた。
- 近畿・四国=京セラドーム大阪のパ・リーグ開幕戦が伊丹産業一色に 3年連続協賛
伊丹産業(本社・伊丹市、北嶋和子社長)は3月27日、大阪市の京セラドーム大阪で行われたプロ野球パ・リーグ開幕戦、オリックス・バファローズ対東北楽天ゴールデンイーグルス戦にゲームスポンサーとして協賛した。
試合前に北嶋社長と栄坂儀和取締役事業統括本部長がオリックスに新潟県魚沼産のコシヒカリ、楽天に新潟県産コシヒカリを各100㌔㌘贈呈。
来場者には1万5千人分の伊丹米やガソリンスタンド割引券、オリックス・バファローズとのコラボレーショングッズを配布したほか、場内にPRブースを設けた。開幕戦への協賛は3年連続3回目。
同試合はゲームタイトルを「伊丹産業Day」と称し、球団のホームページやSNSで事前告知された。4ゲート前のPRブースではクイズの解答者に、球団とコラボしたマグネットクリップを配布。球場内外に掲出したポスターやノボリを撮影し伊丹産業Dayのハッシュタグを付けてSNSに投稿すると、球団コラボの天チャックポーチを追加で進呈した。
- 近畿・四国=油藤商事・青山社長、大阪府石油商業組合で講演 災害支援の体験伝承
油藤商事(本社・滋賀県豊郷町)の青山裕史社長=写真=は3月13日、大阪市のホテルモントレグラスミア大阪で開かれた大阪府石油商業組合(鴻野友次郎理事長)の災害対応セミナーで講演し、災害支援やバイオディーゼル燃料(BDF)など同社の施策を紹介した。
研修会は青山氏の「災害発生におけるSSの対応などについて」と、全国石油政治連盟の高橋暢己理事の「令和7年度補正予算説明など」の2部構成。鴻野理事長は「青山社長は東日本大震災を機にさまざまな取り組みをしている。大阪のわれわれも参考にして現場と経営幹部がともに防災意識を高めたい」とあいさつした。
青山氏は東日本大震災の折、生協の要請を受け3月17日に滋賀を出発、18時間かけて仙台に軽油を届けた。同28日にはガソリンを積んで再度現地に入り、高齢者から「この燃料のお陰で娘にコメを持って行ける」と感謝された。青山社長は「燃料屋をやっていて、これほど喜ばれたことはない。被災地は5時間並んで10㍑買えればラッキーという状況。われわれの仕事は誇り高く貴重な仕事と実感した」と振り返った。
- 中国=広島ガスプロパン、業務・ガス主任者会議を新設 充填所保安へ方針確認
広島ガスプロパン(本社・広島県海田町、泉博之社長)は3月6日、海田町の広島LPG物流センターで製造保安係員と製造業務従事者を対象に「第一種製造所(充填所)保安講習会」を開き事故事例や高圧ガス保安法の概要、日常点検の事例などを提供し、安全確保に向けた2026年度の方針を確認した。各社の保安レベルの水平展開と連携強化へ新設した業務主任者会議とガス主任者会議を始動する。
- 九州=山代ガス、7年ぶりの感謝祭が盛況 家族客中心に565組が来場
山代ガス(本社・佐賀市、大塚浩司社長)は3月14~15日、佐賀市の西九州大学短期大学部佐賀キャンパスで「きてみてふれ展感謝祭」を開いた。2日間で565組が来場した。同社が主体となって実施する展示会は7年ぶり。
会場ではリンナイ、パロマ、ノーリツなど各機器メーカーのこんろや給湯器をはじめ、近年需要が高まるガス衣類乾燥機、ハイブリッド給湯器、ウルトラファインバブル関連製品のブースを設け、ガス器具の需要開拓に努めた。併せて先進的窓リノベ事業など省エネ補助金で注目が高まるYKKAP製の内窓やドアなどもアピールした。 システムキッチン・バス、トイレ、洗面化粧台といった水回りの住設機器コーナーも盛況だった。ダイキン製のエアコン展示コーナーのほか、電解水素水整水器「トリムイオンリファイン」や健康器具の体験コーナーも設置するなど自社の取り組みを訴求した。【写真】メーカー各社のガス器具展示ブースでニーズの掘り起こしと需要獲得に努めた
住設・供給機器 / 新技術
- パナソニックエレクトリックワークス、集中監視でDX提案
パナソニックエレクトリックワークス(PEW、本社・門真市、大瀧清社長)は3月24~25日、参加費無料のウェビナーを開いた。同社の集中監視サービスの特長に加え、パナソニックセーフティサービス(パナSS、同・大和郡山市、足立明久社長)がLPガス事業者から受託する7号業務(集中監視と電話受け付け)も紹介。人手不足対応や働き方改革、業務効率化のソリューションを提示した。
- 新コスモス電機、横浜市防災館の改修に協力 COの性質をアニメーションで放映
- システムアンドリサーチ新社長に土屋通氏 AQライフ社長には松浦史典氏が就任
システムアンドリサーチ( S R、本社・横浜市)の社長に土屋通取締役、AQライフ(本社・同)の社長に松浦史典取締役が1日付で就任した。両社社長の髙橋武夫氏は両社の代表取締役会長に就いた。