
プロパン・ブタンニュース 3662号(2026.3.16)
総合版
- LPガス小委、高度化計画の改定を承認 CO・質量販売・他工事事故の防止策を強化
産業構造審議会保安・消費生活用製品安全分科会LPガス小委員会(委員長=大谷英雄・放送大学特任教授・神奈川学習センター所長)は10日、オンラインで第21回会合を開い
た。事務局の経済産業省産業保安・安全グループガス安全室が示したCO中毒事故、質量販売事故、他工事事故の防止策強化を盛り込んだLPガス安全高度化計画2030の改定案を委員らが審議し、了承した。最終的に内容を確定したうえで4月をメドに公表する。 - 政府が石油備蓄放出を決定 16日にも、当面45日分
イランによるホルムズ海峡の事実上の封鎖で、わが国への原油輸入が大幅に減少すると見込まれるなか、高市早苗首相は11日、16日にも石油の国内備蓄を放出すると表明した。まず民間備蓄15日分、当面1カ月分の国家備蓄を放出し精製事業者にも届ける。産油国との共同備蓄も迅速に活用する考えを示した。
国際エネルギー機関(IEA)と連携した国際的な備蓄放出の正式な決定を待たず、国際エネルギー市場での需給緩和へ実施を決めた。 - 国際セミナー、LPガスはCN移行に不可欠 有事下、重要性を確認
- 経産省ガス安全室、札幌事故受け全L協ヘ要請書「保安体制再確認を」
首都圏版
- レモンクラブが全体研修会、適正取引へ判例学ぶ 経営多角化策も
レモンガス(本社・平塚市、東京、藤井靖之社長)の販売店組織レモンクラブ(大野高史代表理事)は3日、東京・港区のAP品川で全体研修会を開いた。最高裁判所の判例や会員事業者の取り組みなどを取り上げた。
藤井・レモンガス社長はあいさつで「今回のテーマは学びと連携。研修を通じ事業に役立つ学びをつかんでいただくとともに、レモンクラブとして会員各位が結束を強め互いに高め合える関係を築きたい」と期待を表明。昨年11月に策定した戦略声明の内容を紹介し「創業100年に向け、販売店の皆さまとともに地域に根ざした繁栄、発展を遂げていく意志を込めた」と強調した。 - 三ツ輪HD、長野・小布施町と脱炭素社会実現へセミナー開催
- 関彰商事、データ漏洩予防へサイバー犯罪手口学ぶ
- ニチガスの協力会社2社が「成田ゆめ牧場」での穴掘り大会で好成績
地方版
- 北海道=賃貸集合住宅で三部料金制明示は21% 道生協連と考える会が北大周辺の料金調査
北海道生活協同組合連合会(道生協連)と消費者などで構成するLPガス問題を考える会は共同で、昨年9~10月に北海道大学周辺の賃貸集合住宅の料金調査を実施した。LPガス法の省令改正後、初の調査で料金格差は2倍超、請求書に三部料金制を表記しているのは20・6%(昨年10
月末時点)だったことが明らかになった。道生協連は「LPガス法の省令改正が徹底されていないのでは」と分析する。
- 北海道=オカモト、命名権取得の道内8カ所のダムで「ダムカード」を配布
- 東北=山二、社会人硬式野球部を立ち上げ 若者定着と地域活性化へ
山二(本社・秋田市、西村幸彦社長)は4月1日付で社会人硬式野球部を立ち上げる。若者の県内定着を図り、地域活性化に貢献するのを目的としている。2日、秋田県庁で記者発表を行った。
- 中部=名張近鉄ガス、空き家問題解消へ住まいの終活セミナー
名張近鉄ガス(遠山雅夫社長)は2月28日、名張市の本社会議室で「住まいの終活セミナー」を開いた。「日本空き家サポート」を運営するL&F(本社・千葉市、森久純社長)の小川晃彦営業統括部長を講師に迎え、空き家問題についての知識を深めた。事前予約者を含めて20人のセミナー参加者はメモを取りながら講師の話に真剣な表情で耳を傾けた。
- 近畿・四国=京都府協、地域防災力強化大会で発電機の利便性を紹介
京都府LPガス協会(畑彦会長)は2月22日、京都市の国立京都国際会館で開かれた地域防災力充実強化大会に参加した。LPガス可搬式発電機と「炊き出しステーション」を展示し、消防関係者や一般来場者に「災害に強いLPガス」を訴求した。
京都府は隔年で消防大会と消防総合大会を開催し、消防職員や団員の表彰を行っている。今回は地域防災力充実強化大会を併催し、防災にかかわる団体同士の相互理解と市民の啓発に努めた。メーンホールで輪島市の消防団長が講演、別室で団体や企業が防災関連の展示を行った。
- 中国=岡山県協、お客様相談所委員会開きファン拡大へ情報交換
岡山県LPガス協会(髙山眞司会長)は2月6日、岡山市の岡山プラザホテルで「岡山県LPガスお客様相談所委員会」を開いた。正副会長と学識経験者、行政、消費者団体の代表者ら10人が出席。県業界の取り組みの発表やガス機器の実演、消費者代表らとの意見交換を行った。
髙山会長があいさつし「住宅の高気密高断熱化やガス機器の省エネ化が進んでいる。しかし、温水式床暖房や衣類乾燥機など、風呂や台所以外でも素晴らしいガス機器がいろいろとある。LPガスのファンを増やしていかなければならない」と強調。「ガスファンヒーターは電気のエアコンと異なり、湿度を保って温まる。当社(髙山産業)は冬期、事務所でファンヒーターを使用し健康経営に努めている。委員からLPガス業界についての指摘や意見をいただきたい」と述べた。 - 九州=増田石油、事業領域広げ進化 次の100年へ決意新た
増田石油(本社・福岡市、増田成泰社長=写真=)は2月24日、福岡市のホテル日航福岡で創立100周年記念式典を開いた。取引先販売店など152人が出席した。増田社長は「100周年は大きな節目だが、あくまで通過点。次の100年を見据え変化を恐れず進化していく」と力を込めた。
これまでの歩みを振り返る映像に続いて登壇した増田社長は「1926年に創業者の増田茂吉が徳島から長崎に渡り、漁業関連事業を興したのが当社の始まり。後に福岡に本社を移し、3年前にホールディング会社のBEYONDが発足、現在は増田石油を中核としたBEYONDグループ6社体制となった。多角化経営で事業領域を広げグループとして成長していくことを目的にエネルギー、飲食、電子商取引を含む物販、ビジネスホテル事業を展開している」と報告。「全国のガソリンスタンドは半減したがSSは今も当社を代表する事業。産業エネルギーでは運送会社に軽油、工場に重油を供給するなど今後も主力事業として継続する」と意欲を示した。
住設・供給機器 / 新技術
- ノーリツ、業界初の屋内設置50号業務用エコジョーズ発売へ
ノーリツ(本社・神戸市、竹中昌之社長)は9月1日、業界初となる屋内設置型の50号業務用高効率給湯器(エコジョーズ)「GQ―C5052WZD―F」を発売する。屋内設置型の業務用エコジョーズを扱うのは同社だけ。同商品の登場で給湯能力16、24、50号の屋内、屋外のラインアップが揃う。
最大24台(合計1200号)まで連結でき、大型の浴場や宿泊施設の屋内設置に対応する。故障しても、ほかの給湯器が自動でバックアップ運転するので安心して使用できる。熱効率は高位発熱量95%、低位発熱量105%を実現した。屋内設置が一般的なボイラー市場では、非エコジョーズまたは屋外設置型エコジョーズの提案が中心だったが、環境に配慮しながらランニングコストを低減する新たな選択肢を提供する。
- パナソニックEW社、エネファームの戸建て住宅向け新製品発売
- リンナイ、卓上型「セイフルプラス」を4月15日発売
- 新コスモス電機、長崎大工学部に警報器寄贈 実験室や研究室で使われる

新コスモス電機は2月4日、長崎大学工学部に都市ガスとCOを検知する電池式ガス・CO警報器「MC―325」を30台寄贈した。ガスを使用する実験室や研究室で使われる。
同学部は材料、化学、エネルギーなどを研究し可燃性ガスやCOを用いる実験を日常的に行っている。新素材の合成や素子評価、プロセス検証など高度な手順を伴うため、実験室の安全確保には信頼性の高いガス検知体制が不可欠。同社は安心して研究に専念できる環境づくりを支援するため寄贈した。同学部の兵頭健生教授は「最新式のガス・CO警報器を寄贈いただき安全性が格段に向上した」と感謝した。西上佳典取締役専務執行役員は「未来の技術者のお役に立てれば光栄」と述べた。
【写真】西上佳典取締役専務執行役員(左)と坂口大作・長崎大学工学部長
