
プロパン・ブタンニュース 3626号
セミナー、海外視察のお知らせ

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総合面
- TOKAIホールディングス・小栗社長、年商2500億円突破に意欲
- イスラエルのイラン攻撃で原油価格100ドル以上の可能性も
- <トップインタビュー>経済産業省ガス安全室・石津さおり室長、事業者とともに深化
ガス安全室長に4月1日付で石津さおり氏が着任した。今後、LPガス保安行政のかじ取りを担うに当たり、抱負や課題、業界への期待を聞いた。
―4年前までガス安全室に着任していました。
ガス安全室には2019年から21年まで総括補佐として着任し、LPガス安全高度化計画2030と都市ガスの高度化計画の策定にも携わった。高度化計画は10年に1度策定するものなので、自分自身の勉強になったし、事業者の皆さんの活動を理解するうえでも有用だった。
私は入省してから、化学物質管理に携わる機会が多かった。前回、ガス安全室に着任したときに感じたのは、化学とガスの安全は時間軸が違うということ。化学は、100年後の人にまで影響を及ぼさないように規制する長期的な時間軸。ガスは爆発や火災などの事故が発生すると、その瞬間に亡くなる人がいるという短期的な時間軸で、事故の規模も大きい。
LPガス事故は、1970年代には今では考えられないほど数多く発生していた。しかし今は、事業者の皆さんの努力、安全な機器の開発、警報器の普及、スマートメーターと集中監視などで、とても安全に使えるようになった。海外では途上国や先進国でもLPガスの事故が多く発生している。日本は規制だけではなく、自主保安も大変うまく機能している。
―ガス安全室長着任の抱負をお聞かせください。
首都圏版
- 24年度の国内元売販売量は前年度比4.6%減の1268.9万トン 家業用は横ばい
- 岡谷酸素、マイページ会員限定で工場見学に顧客招待
- サンリン、制服デザイン一新
地方面
- 中部=上野ガス・新海美月さん、ENグローブ販売事例部門で全国2位 営業転籍5年目で
<東北特集>4~7面
有力事業者の方針
・カメイ(仙台市)=新築重点 顧客囲い込み
・ミライフ東日本(仙台市)=エネ軸に住宅周り一手に
・岩谷産業東北支社(仙台市)=防災・炭素低減へガス化
・NX商事仙台支店(仙台市)=大口向け燃転提案強化
・ミツウロコヴェッセル東北(仙台市)=家計支出の1割占有へ
・アストモスリテイリング東北カンパニー(仙台市)=ソリューション営業加速
・マルハ産業 橋本産業(仙台市)=商材・売り方一層多彩に
・ENEOSグローブエナジー北日本支社(青森市)=サステナブルな事業体に
・ENEOSグローブエナジー南東北支社(仙台市)=ガス外も視野 接点深く
・八戸液化ガス(八戸市)=家業用燃転100件目指す
・エネサンス東北(仙台市)=地域に社会的価値創出
・伊藤忠エネクスホームライフ東北支社(仙台市)=東北店会、販促2連覇へ
・山形酸素(山形市)=LPガス新築獲得に拍車
・タプロス(秋田市)=顧客に喜ばれる価値提供
・若松ガス(会津若松市)=今期目標、顧客3000件獲得
・山二(秋田市)=取引複合化へ社内連携
・常磐共同ガス(いわき市)=地域に根ざし増客・燃転
・根本石油(郡山市)=自治体体育館にGHP
・泉金物産(盛岡市)=事業創出にチャレンジ
・ヤマリョー(山形市)=リフォームを再度強化
・盛岡ガス燃料(盛岡市)=ガス機器販売巻き返し
LPガス事業者大相撲番付2025仙台場所
東北市場流通実態/現勢と有力事業者動向
住環境改善に貢献するガス外事業への挑戦
<LPガス事業者のためのリフォームセミナー>
石油化学新聞社/プロパン・ブタンニュースは5月16日、東京・御茶ノ水の損保会館で「LPガス事業者のためのリフォームセミナー」を開いた=一部既報。▽日本住宅リフォーム産業協会(ジェルコ)の「ひと部屋断熱事業」をテーマとした基調講演
▽リフォーム事業者とLPガス事業者による事例発表
▽出展企業3社によるリフォーム向けサービス紹介
基調講演/スペースマイン・矢島一社長=「命守る住まい」を提案
「〝ひと部屋断熱〝から始める住まいのシェルター」
すべての国民の生命を守るひと部屋を提供する。それが「ひと部屋断熱」のコンセプトだ。世界保健機関(WHO)は健康のために冬季の室温が18度Cを下回らないことが重要との声明を出しているが、高齢者や低所得者など住宅全体の改修に多額の費用をかけることが現実的ではない人もいる。そうした方々の健康を守る解決策が「ひと部屋断熱」だ。
ひと部屋だけでも断熱化することでヒートショックのリスクを下げる。
事例発表
- スカワ・須川光一社長=ひと部屋断熱+耐震を
都内の設計事務所で勤務していたころ、1995年に阪神・淡路大震災で自分が設計した建物が被災し、被災地へ調査に向かった。本来人を守るべき建物が人に危害を加えた事実に衝撃を覚え、以来、耐震の重要性を伝えることは設計者の使命だと考えている。ひと部屋断熱と耐震は必ずセット提案しており、無敗営業を続けている。
- アイエスジー・松浦ありさ氏=ZEH水準リノベ展開
アイエスジー(本社・船橋市、中田健志社長)は住宅事業として、リフォーム事業、リノベーション事業、新築注文住宅事業を展開している。リノベーション事業では、ロードサイドストアとして設計事務所「デザインラボ」を設けるとともに、不動産探しからのワンストップリノベーションを行っている。私が所属するデザインラボが展開する標準リノベーションパッケージが、省エネ基準と新耐震基準に適合し、断熱、自然素材と収納を重視する「ZEH水準リノベ」だ。
出展3社の紹介
・アンドパッド=建設一元管理で課題解決

LPガス基幹システムで担保できない工事情報も「ANDPAD」で一元管理
アンドパッドは現場の効率化から経営改善まで一元管理できるシェア1位のクラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」を提供している。LPガス事業者の営業管理から工事・アフターまで一気通貫で対応し、リフォーム事業の成功を支援する。
ANDPADはリフォーム事業での「顧客満足度の最大化」と「再現性のある対応」に寄与する。パソコンやスマートフォン、タブレット端末で案件管理を共有、さまざまな課題を解決できる。
・キャッチボール=決済の悩み幅広く解消

「届いてから払い」で、現金管理、業務負荷、前入金など決済面の課題を解決する
キャッチボールは請求書払い代行サービス『届いてから払い』の提供で、リフォーム事業の決済面での課題である①現金管理(数え間違いや紛失リスク、釣り銭の準備、保管体制や不正リスク)②業務負荷(リソース不足、督促ストレス、請求書発行から入金管理が煩雑)③前入金(着工の遅れ、顧客に嫌がられる)―を解消できるとした。
届いてから払いは、請求書発行・入金確認・督促・顧客問い合わせ対応など業務の全てを代行する仕組みで、請求代金を全額保証(同社の与信審査を通過した注文のみ)するのが最大の特徴。キャッシュレス決済の利用も可能だ。事業者側でのお金の管理が不要、請求業務の約8割をカット、前入金も不要になる。
・nat=アプリで計測容易に

3D計測アプリ「Scanat(スキャナット)」を紹介した
natは、誰でも簡単に計測できる3D計測アプリ「Scanat(スキャナット)」を紹介した。分かりやすい操作感で、1㍉㍍単位と曲面が計測できる。文字や写真、手書き情報などの必要事項をその場で記録でき、撮影した写真から細かい部分のチェックも可能。3Dモデルは編集できCAD図面や3Dデータ、測量データの出力、ウェブ版でアプリを使用していない関係者への情報共有にも対応する。
正式リリースから3年間で累計の導入社数は600社を超え、著しく成長している。大手ゼネコンから中小規模の会社まで幅広く利用され、国交道の働き方改革モデルにも採択される。
住設・新技術
- ノーリツ、廃給湯器で資源循環 30年に30万台回収目指す
- エア・ウォーター、タイムズ24運営の駐車場に垂直ソーラー「VERPA」納入