
石油化学新聞5470号(2026.2.9)
THE PETROCHEMICAL PRESS
- 帝人フロンティア・・・不織布、デシカント空調機向け開発 コストダウンに寄与
帝人フロンティアは、デシカント空調機の除湿ユニット向けに、導電性と高い吸脱湿性を併せ持つ不織布を開発した。この新規不織布の適用によって同空調機の中核部品のデシカントローターが不要となり、小型化とコストダウンにつながる。今後サンプル提供を進め、顧客の評価を経て早期の実用化を目指す。同空調機の市場の成長に伴い拡大する需要を取り込む。 - 旭化成・・・カーインテリア事業、成長軌道取り戻す 生産改善や差別化奏功
- 日本ゼオン・・・CPN、半導体向け増設へ 水島で今期中に決定
環境貢献事業を拡大する 三菱ガス化学
30年度売上高5000億円へ 独自技術駆使し順調に成長

三菱ガス化学(MGC)が環境貢献事業・製品の拡大に積極的に取り組んでいる。MGCグループのミッション「社会と分かち合える価値の創造」に基づき、社会的価値と経済的価値の両立を独自技術などによって創出した事業・製品で、カーボンニュートラル社会の構築、脱炭素社会や循環型社会の実現を積極的に推進する狙いがある。
24年度から3年間の中期経営計画「Grow UP 2026」始動に合わせ、環境貢献事業・製品のブランド名を「Sharebeing(シェアビーイング)」と命名した。
このブランド化はさまざまな効果をもたらし、取引先・ユーザーからの信頼性向上、環境配慮を重視する取引先・ユーザーへの訴求力強化、社会的責任を果たす企業としての評価向上、さらには、環境貢献に取り組む企業文化の醸成に寄与している。
THE PETROCHEMICAL PRESS
- ダイセル・・・マイクロ流路 実証設備を今月稼働 新井でレジスト材向け
- 帝人・・・炭素繊維、1月に米国工場休止 中間材料拡販を強化
- 国産ナフサ・・・10~12月は4%高6万5600円に上昇
- 三井化学・・・新社長に市村氏
三井化学は、市村聡取締役常務執行役員が4月1日付で社長に昇格するトップ人事を発表した。橋本修社長は代表権のある会長、淡輪敏会長は取締役に就任する。社長交代は20年以来6年ぶり。
長期経営計画「VISION 2030」達成に向けて、事業ポートフォリオ変革など各戦略を加速させるため、経営体制を変更する。
市村聡(いちむら・さとし)氏 92年広島大学大学院化学専攻修了業、三井東圧化学(現三井化学)入社、23年執行役員、24年常務執行役員、25年取締役常務執行役員。熊本県出身、59歳。 - プライムポリマー・・・後藤氏が新社長に
プライムポリマーの新社長に4月1日付で三井化学理事ベーシック&グリーンマテリアルズ事業本部フェノール事業部長の後藤亨晴氏が就任する。吉住文男現社長は三井化学参与に就く。
後藤亨晴(ごとう・ゆきはる)氏 92年北海道大学法学部卒業後、三井石油化学工業(当時)入社。18年三井化学( 中国)管理有限公司董事・副総経理、20年上海中石化三井化工有限公司董事・総経理を経て、23年4月から現職に。57歳。
THE PETROCHEMICAL PRESS
- 日本エイアンドエル・・・ラテックス事業拡大へ 今後2年で5割増強 愛媛で段階的に
日本エイアンドエルは、ラテックス事業でLIB負極用のバインダー向けを主力用途の紙加工向けに続く新たな柱と位置づけ、需要に対応できる増産体制を整備しながら車載以外のLIB用途も含めた市場拡大に取り組む。愛媛工場では重合槽の新設も含めて現状比1・5倍への生産能力増強を計画しており、今後2年程度をかけ段階的に引き上げていく方針だ。 - ポリプラスチックス・・・COC包材用 PPWRを追い風に 欧州市場狙い攻勢へ
- 積水化成品工業・・・架橋ナノ粒子を開発 透明性と屈折率制御を両立

積水化成品工業は、ポリマー微粒子「テクポリマー」の新しいラインアップとして、粒子径が一段と小さい架橋ナノ粒子を開発した。有機系で粒子径50㌨㍍級を実現し、透明性を維持したまま屈折率の制御が可能。まずはディスプレイ用フィルムや光通信部材をターゲットに顧客評価を進める。展示会などを通じて特性を訴求しつつ、幅広い分野への用途展開を図る。
ディスプレイや光通信分野では、製品の高精細化や薄膜化、透明化が進展し、光学材料には精緻な屈折率制御と高い透明性の両立が求められている。特に薄膜中に高濃度で配合しても光学特性を損なわない機能性微粒子のニーズが高まっている。 - デュポン・スタイロ・・・XPS、断熱と防蟻の新工法 長期保証も
- 東レ・・・圧電ポリマー、200度C超の耐熱品 28年メドに実用化
- 東洋紡エムシー・・・PETの新銘柄 ノンハロ難燃品を開発
- マイクロ波化学・・・真空溶剤蒸留回収装置を共同開発
- 三井化学・・・環境型PEレジ袋コンビニに初採用
- ユニチカ・・・無色透明品種を開発 手塗り型ポリウレア樹脂

ユニチカは、インフラ設備などの防水・防食コート剤向けに展開している手塗り型ポリウレア樹脂「ステラロック」で、新たに無色透明タイプを開発した。既にサンプル提供を進めており、顧客の評価を経て早期実用化を目指す。
ステラロックは、インフラ設備などの防水・防食コート剤が主力用途。特殊な装置を必要とせず手塗りで塗工できるのが特徴だ。これまでさまざまな分野でニーズがあり施工例も増えるなか、無色透明タイプのニーズが高まっていた。 - 東レリサーチセンター・・・宇宙開発関連分析支援サービス開始
- エフピコチューパ・・・果物包装効率化緩衝材を発売へ
THE PETROCHEMICAL PRESS
- 塩化ビニル樹脂(PVC)価格・・・印向け5ヵ月ぶり上昇
- 日本ソーダ工業会・・・2025年のソーダ工業薬品の需給状況
- 財務省貿易統計・・・2025年12月石化品輸出実績、2025年12月石化品輸入実績
- 日本プラスチック板協会・・・12月の硬質塩化ビニル平板生産出荷実績、硬質塩化ビニル波板生産出荷実績、ポリカーボネート平板・波板生産出荷実績
- 日本ABS樹脂工業会・・・ABS樹脂の用途別出荷推移
- 日本ポリプロピレンフィルム工業会・・・12月のOPP・CPP出荷実績
- 発泡スチレンシート工業会・・・2025年12月のPSP出荷実績
- 日本化学繊維協会・・・12月の合成繊維生産・在庫量
- ベンゼン2月ACP・・・105㌦高の780㌦
- 化学製品値上げ
・クラサスケミカル・・・酢酸エチルを16日納入分から1㌔㌘15円値上げする
・東ソー・・・ポリ塩化アルミニウムを24日出荷分から値上げする。上げ幅はローリー納入品が1㌔㌘10円以上、キューブインボックス品が13
円以上
・東亞合成・・・硫安工業用を3月1日出荷分から値上げする。上げ幅は荷姿フレコン品が1㌔㌘15円以上、20㌔㌘ポリ袋品が20円以上
THE PETROCHEMICAL PRESS
- 日本化薬・・・今期 過去最高を更新 4Qに中国向け急増
- 日本化薬・・・電流遮断用スクイブ 今期中に中国顧客へ
- 東洋紡エムシー・・・不織布検品96%削減 岩国サイトにAI
- 出光興産・・・日豪4社でLIB用負極材供給網構築へ
- UBE・・・機能品、停滞3製品底上げ セパレーターは加速
- 三菱ケミカルグループ・・・コークス事業撤退 27年度下期生産停止
- タキロンシーアイ・・・加工・コート企業 三菱ケミから買収
- 日本ゼオン・・・徳山工場、ラテックス生産停止 26年度中で前倒しも
- 荒川化学・・・サプリ・化粧品会社 BtoC強化へ買収
- 三菱ガス化学・・・四日市、工業用過酸化水素 27年9月に生産停止
- JSP・・・欧州射出成形2社を改称
- 三菱ガス化学・・・NZ国研と地熱研究
- 三井化学・・・物流改革進め GHG排出減
- 東レ・・・育休カバーの同僚に応援金
- 帝人フロンティア・・・新社長に鎌田氏
帝人フロンティアの新社長に鎌田進取締役常務執行役員が4月1日付で昇格する。社長交代は5年ぶり。平田恭成社長は取締役になり、取締役会議長と、10月の旭化成アドバンスとの経営統合に向けた統合準備室長を兼務する。
鎌田進(かまた・すすむ)氏 89年中央大学商学部卒、帝人商事(現帝人フロンティア)入社。20年帝人フロンティア執行役員、22年常務執行役員、24年取締役。神奈川県出身、61
歳。
