プロパン・ブタンニュース

総合面

ミツウロコヴェッセル、販売店研修で商慣行是正目的の自社見解を説明

集合住宅の料金安く 避難所GHP提案も情報提供

「全国ミツウロコ会カレッジ2025」が9~10日に東京・飯田橋で開かれ、延べ193人が参加した。ミツウロコヴェッセル小売統括部長の中島哲也氏は、省令改正についての講演で、商慣行是正目的の自社見解を説明。「集合住宅のガス料金を下げることであり、無償貸与の廃止は手段。現在の料金を分解し、貸与をなくし設備料金分が安くなることで完結する」と述べ、三部料金制義務化の注意点や自社の対応状況を伝えた。

2日間で延べ193人が参加した

ジクシス、「ホッと楽な家」を山梨で初の実邸新築

LPガスの良さ評価

ジクシス( 本社・東京、田中惠次社長)は、独自住宅企画「ホッと楽な家」の初販売先となる南アルプス市十五所の小松邸で15日、オープニングセレモニーを開き、地元施工会社の優プランとLPガス供給会社の三ッ輪産業から幹部らが出席し施主に感謝を伝えた。
▽快適な居住空間▽家事時間の大幅な短縮▽光熱費削減と停電時の在宅避難―、さらにジクシスが提供する暮しサポートサービスを提供することで付加価値を高めたLPガス住宅で、モデルハウスとして建築した過去2棟に続き、実邸として初の新築となった。
木造2階建て延べ床面積137・45平方㍍の建物にガス機器・設備は、エネファーム(アイシン製)+熱源機(リンナイ製)、ビルトインこんろ「デリシア」、ガス衣類乾燥機「乾太くん( 9 ㌔㌘)」、浴室暖房乾燥機(1室換気)床暖房(3系統)を備えた。【写真】テープカットに臨んだ(左から)新家忠・三ッ輪ホールディングス専務管理本部長、牧野隆一郎・ジクシス常務執行役員営業管掌、小松夫妻

サンワとアストモス、沼田市と連携協定

3者で地域GX推進へ

サンワ( 本社・前橋市、遠藤宗司社長)、沼田市(星野稔市長)、アストモスエネルギー(本社・東京、山中光社長)は12日、「地域GX推進等に関する包括連携協定」を結んだ。3者の資源を有効活用し、グリーントランスフォーメーション( GX)の推進で地域経済に貢献する取り組みを実施していく。【写真】左から遠藤宗司・サンワ社長、星野稔・沼田市長、倉持大輔・アストモスエネルギー執行役員東日本統括兼関東支店長

  • 原油価格、増産で下振れか(JOGMECレポート)

首都圏版

ガスパル、TQM優秀事例発表で会津若松販売所チーム「若松城」が金賞に

顧客の防災意識向上

ガスパル(橋本俊昭社長)は8月26日、東京・品川区の本社アカデミールームで第15回TQM優秀事例発表会を開いた。顧客満足度の向上につながる取り組みを実践した選抜6チームが事例発表した。最優秀の金賞には、災害発生時の入居者対応の充実に取り組んだ会津若松販売所チーム「若松城」が選ばれた。銀賞には都市ガス物件での顧客数拡大に取り組んだ半田販売所チーム「ごんぎつね」が選ばれた。【写真】本社と各拠点をウェブでつなぎ6チームの事例発表を審査した

  • 災対コンソーシアムがBCP合同演習 非常事態錯綜に対応
  • 神奈川県の料金支援第7弾 1世帯で税別1,700円

地方面

北海道=AWライフソリューションのこんろ好調

苫小牧SCでは感謝祭前に購入予約も

エア・ウォーター・ライフソリューション(AWLS)がリンナイと共同開発したオリジナルこんろが注目を集めている。道南営業グループ(倉田勇生グループ長)苫小牧サービスセンター(SC)で5日から現物を並べたところ、26日からの感謝祭を前に購入予約が入り始め上々の滑り出しをみせる。【写真】苫小牧サービスセンターのフリースペースでオリジナルこんろを展示している。26日から始まる展示会を前に購入予約が入り始めた

東北=東北ジクシス会、トークコンで12人が競技 

八戸液化ガスの西丁夢人氏が最優秀賞

ジクシス東北支店(伊藤卓支店長)の特約店組織、東北ジクシス会(畠山佑介会長)は9日、仙台市の宮城野区文化センターに会員事業者の営業社員を集めロールプレー方式のセールストークコンテストを行った。八戸液化ガスの西丁夢人氏が最優秀賞を獲得した。【写真】最優秀賞に輝いた西丁夢人氏
冒頭に畠山会長があいさつし「コンテストの目的は情報共有と、互いに交流すること。順位が付けられるが、大切なのは順位よりも学び取ることだ」と呼びかけた。
12人がオール電化住宅に住む人にガス衣類乾燥機やビルトインこんろ、エアバブル給湯器を提案する話法を競った。傾聴と共感を意識したトークで課題を聞き出し、ラク家事アイテムのビルトインこんろの提案にうまくつなげた八戸液化ガスの西丁氏が首位を獲得。優秀賞には白ゆり商事の佐藤慶太氏と山形ガスの朝倉成美氏が選ばれた。

  • 東北=GasOneグループ、常磐都市ガスを傘下に
中部=サーラE&L東三河、「住まいるフェア」で防災リフォームを提案

サーラプラザ豊橋で開催

講習で簡易的な救命措置を体験した

サーラE&L東三河(本社・豊橋市、北川哲哉社長)は6~7日、豊橋市のサーラプラザ豊橋で「住まいるフェア」を開いた。「もしもに備えて」と題して実施したイベントでは、光熱費削減、家事ラクに加えて災害時にも安心できるシステムとしてグリーンリフォームを紹介。リフォームに「防災」という切り口を加えて定番の浴室、トイレ、キッチンなどの水回りやガス機器に止まらず、幅広い選択肢を提示して来場者に訴求した。

セミナーでは停電対策設備の選び方を解説した

電気自動車の蓄電機能を活用してポップコーンをつくった

  • 近畿・四国=JGEトークコン関西大会、エネアーク関西・橋原由樹に栄冠
近畿・四国=IWAMOTO(和歌山市)、和歌山西署訓練に協力 

ドローン操作を補助

ドローンを操縦する和歌山西警察署の機動隊員(左)。IWAMOTOの社員が風速の計測や操作をサポートした

IWAMOTO(本社・和歌山市、岩本勉社長)は1日、和歌山西警察署が和歌山市の和歌山マリーナシティで実施した災害警備訓練に協力した。警察が空から倒壊家屋の住民捜索を行う訓練で、ドローンの操作をサポートした。
訓練は県南方沖を震源に巨大地震が発生し2人暮らしの家屋が倒壊、住民の安否が不明と想定。参集した和歌山西警察署第二機動隊と警備課員が現地本部を設置し同署所有のACSL製国産小型ドローン「SOTEN(蒼天)」を機動隊員が操縦、IWAMOTOの無人航空機事業部が風速の計測や操作面で補助した。ドローンで上空から被災現場を確認し、機動隊と警察犬が被災者の捜索、救助活動を行った。【写真】ドローンを操縦する和歌山西警察署の機動隊員(左)。IWAMOTOの社員が風速の計測や操作をサポートした

中国=三和段ボール(倉吉市)、熱中症・BCP対策で本社工場にGHP 

日ノ丸産業が提案

三和段ボール工業本社工場。GHPを熱中症対策で活用する

三和段ボール工業(本社・倉吉市、森英司社長)は、日ノ丸産業(同・鳥取市、森下明男社長)からの提案を受け本社工場にダイキン製GHP13馬力を1台導入した。供給設備として矢崎エナジーシステムの500㌔㌘バルク貯槽とガス栓ボックスユニットを組み合わせて災害対策仕様に整備。日ノ丸産業はBCPと熱中症対策、LPガスを空調に活用する環境負荷低減策を提案し、三和段ボール工業が抱える課題解決に貢献した。

三和段ボール工業の松本公彦常務(左)と日ノ丸産業の岡村政仁氏

九州=ウィズガス宮崎、ガス空調の体育館導入へ県に要望書

ガス体エネで共闘

宮崎県LPガス協会(後藤拓郎会長)と宮崎瓦斯(本社・宮崎市、須﨑孝一社長)は8月28日、宮崎県(河野俊嗣知事)に対し、ウィズガス宮崎として「災害時の避難所となる学校体育館等へのガス仕様空調設備導入に関する要望書」を提出した。今後も県内各市町村に対し要望を続けていく方針。

九州=福岡県協 テレビCM 広告協会賞の金賞に

「あなたを助けるエネ」

福岡県LPガス協会(手嶋健児会長)が2024年度に制作したテレビCM「夜の体育館」編が、福岡広告協会(柴田建哉会長)が主催する第64回福岡広告協会賞の「フィルム広告15秒以内部門」で金賞を受賞した。同賞は福岡だけでなく九州・沖縄・山口の優れた広告作品を制作した広告主を表彰するもので、生活者に夢や希望を与える作品に対して与えられ、その作品のコンセプトや制作技術を含め九州広告界の発展に寄与できる作品であると評価した。
県協会の15秒CMは、「災害に強いLPガス」「暮らしを支えるLPガス」をアピールするため広報委員会(髙井欣司広報委員長)の事業として2本を制作。昨年12月~今年1月に在福テレビ2局で計218本放映した。今回金賞を受賞した夜の体育館編は、台風で停電が発生した夜に地域の避難者を受け入れる体育館が舞台。こうこうと明かりが灯る体育館を背景に「LPガスなら街が停電しても発電できる。いざという時、あなたを助けるエネルギー。」と印象的なナレーションが重なる。災害時の避難所となる公立学校体育館へのGHP設置の機運醸成にも期待がかかる。
動画は県協会ホームページ内「LPガスCM劇場」で閲覧できる。

住設・新技術

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