プロパン・ブタンニュース

プロパン・ブタンニュース主催セミナーのお知らせ

 

総合面

NixJAPANグループ、インドネシアでLPガス事業拡大 

販売増、充填所も新設

ディストリビューターの会合で意見を聞きシステムを改善している(左から3人目が取材に応じた芳尾航取締役執行役員)

建設コンサルタントのNiXJAPAN(本社・東京、市森友明社長)を基幹とするNiXJAPANグループが、インドネシアで1年前に開始したLPガス充填販売事業が拡大している。ディストリビューター(卸事業者)や直販先が順調に増え、販売量が右肩上がりに増加。充填工場をスラバヤに加え首都ジャカルタ近郊に新設した。国営企業プルタミナを除く民間ガス供給会社として既にインドネシアで第3位の規模に成長した。芳尾航取締役執行役員エネルギー・海外事業本部本部長は、スマートメーターなど日本の技術の導入や、LPガス事業者との連携を視野に入れていると述べた。

COSLPガス「平和の灯」に供給へ

広島ガスプロパン

広島ガスプロパン(本社・広島県海田町、泉博之社長)はCO削減や地域の環境保全への貢献を目的に、9月から広島市の平和記念公園内にある「平和の灯」の燃料としてカーボンオフセット(COS)LPガスを供給する。

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  • 8月CP、プロパン・ブタンとも55ドル下げ 供給だぶつき感で軟調

トップインタビュー 福岡酸素 本間雄一社長

補助金活用し提案推進 
BCP対策通じ需要獲得へ
福岡酸素(本社・久留米市)はLPガス、医療用・産業用ガスの分野の幅広い商品を取り扱い、複合提案により信頼獲得を図っている。BCP対策提案を推進し、補助金活用を訴求しながら病院や工場など業務用施設への燃転提案にも注力。新規需要の開拓に努めている。新体制として今後どのような取り組みを行っていくのか、昨年12月25日付で社長に就任した本間雄一氏に聞いた。
◇ ◇
―LPガスの分野で注力してきたことをお話ください。
長崎支社の支社長としてお客さまに新たな価値の提供を目指し、需要開拓に努めてきた。LPガスでは、各拠点に先駆けて行政の補助事業を活用した業務用施設や医療施設に向けたBCP対策(事業継続計画)提案を行っていた。九州管内各地で自然害が多発するなか、停電自立型GHPや非常用発電機に対する意識も高まっている。各地域の事業所で蓄積したノウハウを活用しさらなる提案推進を図りたい。

首都圏版

北関東懇談会、三部料金評価の声 

過大な営業の通報事例報告も

LPガス振興センター(山中光理事長)は7月28日、ウェブで北関東地方LPガス懇談会=写真=を開いた。料金透明化・取引適正化をメーンテーマに域内5県の消費者団体、県LPガス協会、行政が意見交換した。改正省令に関するLPガス事業者や各県の取り組みを消費者委員らは評価した。過大な営業行為に関する個別の通報事例と、行政の立ち入り結果の報告もあった。

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地方版

北海道=エア・ウォーター・ライフソリューションがオリジナルこんろ発売 

LPガス販売 70 周年記念 リンナイとコラボ

ビルトイン型(左)と卓上型の2機種を揃えたオリジナルこんろ。それぞれ500台を販売する

エア・ウォーター・ライフソリューション(AWLS、本社・札幌市、庄子賢一社長)は今年、LPガス販売開始70周年を記念し、リンナイとのコラボレーションで実現したオリジナルこんろを販売する。7月25~26日にアクセスサッポロで開いたリンナイフェアで初めて実物を披露、購入予約の受け付けを開始した。

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東北=八戸液化、建築業者に「乾太くん」「エコワン」をアピール

省令改正説明も

八戸液化ガス(本社・八戸市、平野薫社長)は7月25日、八戸市のHOCコネクトに住宅建築業者を集めて最新ガス機器とLPガス法省令改正をテーマにセミナーを開いた。地域のビルダー8社から13人が参加した。
最新ガス機器については、リンナイの井上拓北東北支店長と海川智恵東北支社リビング営業グループ主事が説明した。ガス衣類乾燥機「乾太くん」を導入すると住宅購入者に家事負担軽減を提案できることや、住宅購入世代に関心の高いランドリールームを限られた住宅スペースで設置可能なことを説明した。メリットだけでなくデメリットにも触れた。

中部=中部明友会、セキュリティサービストークで牛丸石油高山・野村直人氏に栄冠

6選手が競技

中部アストモス会の推進組織、中部明友会は7月29日、名古屋市の名古屋国際センターで今年度の「セキュリティサービストークコンテスト」を開いた。20回の節目を迎えた当日は6人の選手が参加。制限時間15分でガスこんろ、給湯器を提案商材とし、共働き世帯の夫婦(息子=人数不明)に向けてニーズの深掘り、1次提案、次回のアポイントメント取りまでの流れを実施した。
 最優秀賞を獲得したのは牛丸石油高山営業所の野村直人氏。提案対象の主婦とのやりとりで、グリル使用後の掃除をより簡単に済ませられれば助かるなどのニーズを引き出した。そのうえで商品説明の際にスマートフォンで動画を見せ、利用方法のイメージや利用シーンのイメージが膨らむように工夫。ニーズの掘り起こしやニーズに対する最適提案を重視した採点基準に最も合致した。

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近畿・四国=高知県、県立学校体育館へLPガス仕様電源自立型GHP導入

33年までに全校で

高知県(濵田省司知事)は昨年度から、県立学校体育館への空調整備事業に取り組み、災害時対応力や実績を評価して、LPガス仕様の電源自立型GHPの導入を進めている。昨年度は4校の特別支援学校に設置。今年度は3校に設け、2033年度まですべての県立学校でLPガスGHPを備える。

電源自立型GHPを5台計100馬力を設置(県立高知ろう学校)

キャットウォークに設置した室内機(県立高知ろう学校)

50㌔㌘容器40本で供給。配送作業を考慮し運動場を整備した(県立盲学校)

  • 近畿・四国=伊丹産業、「天神祭」に篝を奉納 熱源にはLPガスで供給と保安を支援
  • 近畿・四国=GLOBE大丸会、未来の技術を体験 万博研修に47人参加
中国=広島ガスプロパンと広ガス会が8会場で講習会 

保安レベルの向上図る

丹野竜志室長

広島ガスプロパンとグループ販売店組織の広ガス会(泉博之会長)は業務主任者、保安業務従事者とガス小売事業者(旧簡易ガス事業者)を対象に保安講習会を開いた。6月18日~7月22日に広島、岡山、島根各県の8会場で9回実施し、グループの保安レベル向上を図った。

九州=山口県協自動車部会、最新のLPG併燃車を体感

FKメカニックを視察

部会員ら7人が訪問した。後列左から2人目が若木栄朗自動車部会長

山口県LPガス協会自動車部会(若木栄朗部会長)は7月10日、エフ・ケイメカニック(本社・大分市、古川克己社長)を訪問し、同社が全国展開するLPGバイフューエル車について視察研修した。県協会側から若木部会長以下自動車部会員6人と伊藤孝志専務理事の計7人が参加。エフ・ケイメカニック側から佐藤健司副社長と末宗睦郎取締役専務が出迎えた。

住設・新技術

  • I・T・Oメンテ網拡充 創和会、防災研修と万博見学
  • 静岡ミツウロコフーズ、庵原工場に新ライン 安全・高品質な飲料水増産
  • テレメ推進協、AIとデータ戦略的に 利活用学ぶ

特集 <さらなる成長発展へ ヤマサン会設立50周年>

顧客満足度向上へ全力
低炭素化省エネ提案を推進
設立50周年を迎えた協同組合ヤマサン会(吉村博美代表理事)は7月25日、米子市のANAクラウンプラザホテル米子で第50期定時総会を開いた。吉村代表理事は「設立50周年の節目を機に、会員の皆さまのさらなる成長発展につなげるべく、お客さま満足度向上に重点を置いた事業を推進していく」と決意表明した。

特集<福岡県協70周年>

競エネに伍し発展 111万世帯の信頼糧に 記念式典 一層の努力誓う
福岡県LPガス協会は1955年6月20日に福岡県プロパンガス協会として誕生し、改組を経て今年で70周年の節目を迎えた。設立以来、県民生活を支えながら九州・沖縄業界のリーダーとして重要な位置を占め、今や消費者数は県下総世帯の44%に当たる111万世帯超という全国でも有数のLPガス県に成長した。今後は70年の歴史を基盤に会員事業者の体質強化と連携をさらに強め、競合エネルギーと互角にわたり合い拡大発展する施策の確立と展開が強く求められる。脱炭素社会の実現、商慣行是正に向けたLPガス法省令改正など、業界を取り巻く環境の変化にどう立ち向かうか。本特集は5月21日に開かれた創立70周年記念式典の模様、手嶋健児会長と冨金原武青年部会部長の対談を柱に、歴史ある協会の「今」を記録した。

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