平成30(2018)年 8月 20日付けの紙面

 第5102号 (毎週月曜日発行、火曜日更新) 
  • ダイセル・・・プロセス革新を推進 マイクロリアクター技術など 設備設置し早期実用化へ
  • 住友化学・・・蓄熱樹脂の育成加速 建材と衣料・繊維に重点
  • 加藤事務所・・・マスターバッチ、インドの新工場が本生産 年内フル実現にメド
  • 本州化学工業・・・新製品開発、新組織でスピードアップ 5G対応など3領域
  • 日本化薬・・・原料ソース多様化へ 機能化学品、技術・資本投入も検討
  • 日本化薬・・・IJ用色素、産業用拡大に本腰 消費者用は安定化図る
  • クラレ・・・PVAフィルム、LCD向け高機能品 倉敷に試作ライン
  • JSP・・・繊維状発泡PEがホテル寝具に採用
  • DIC・・・スピルリナ食品、世界統一ブランド化 健康ブーム背景に拡販
  • 横河電機・・・フィルム厚測定計用 新規赤外線センサーを発売
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 カプロラクタム(CPL)、アクリロニトリル(AN)、高純度テレフタル酸(PTA)、パラキシレン(PX)、モノエチレングリコール(MEG)といった合成繊維原料の需給バランスは、均衡した状態が続いている。需要は世界最大合繊生産国である中国を中心に好調に推移し、供給能力の増加に見合っている。CPLとPTAは、大幅な供給過剰が顕在化した13〜16年から事業環境が一変した。各合繊原料の市場動向などをまとめた。

カプロラクタム(CPL) スプレッド、2017年度は2年連続拡大
中国の自製化が90%超に
CPL新増設計画、世界のCPL需給バランス

アクリロニトリル(AN) 中期世界需要、年3%前後で成長か
アクリル繊維用以外が牽引

パラキシレン(PX) 中国自製化、巨大設備の建設進む
市況安定、スプレッド回復基調
主なPX新設装置

モノエチレングリコール(MEG) 中国、2019年以降1200万トン新増設
米国なども計画見直し
MEG新増設計画

高純度テレフタル酸(PTA) 設備稼働率、アジアは88%に上昇
需要堅調、新増設の動き沈静化
PTA新増設計画

  • 帝人フィルムソリューションズ・・・PETフィルム、中国社に生産委託 中級品の不足カバー
  • デンカ・・・青海工場、廃プラ燃料利用を拡大
  • アジア石油化学工業会議(APIC)・・・今日開幕
  • 経済産業省・・・エチレン換算輸出入、7月のエチレン生産、エチレン用輸入ナフサ
  • エンジニアリング3社・・・前年の5割水準も4~6月受注「堅調」
  • クロロプレンゴム(CR)・・・中国でCR工場稼動、需給環境改善に一矢
  • 値上げ
    *DIC・・・可塑剤を値上げ
    *三井化学・・・アセトンなど上げ