平成30(2018)年 8月6日付けの紙面

 第5100号 (毎週月曜日発行、火曜日更新) 
  • PSジャパン・・・水島工場で新設備検討
     2020年代初に年5万~10万トン
     開発強化、2019年秋に大型ベンチも
  • 総合化学5社石化系部門 4~6月期は好調維持 需要堅調、総じて営業益プラス
  • テイジン・アラミド・・・パラ系アラミド繊維、オランダで増設へ 車向け需要増に対応
  • RIMTEC・・・RIM配合液、年5万トン視野に拡販 グローバル展開強化
  • 帝人・鈴木純社長・・・CSP買収、「想定以上」と評価 ティアワンとして進化
  • 宇部興産・・・PA6、チェーン全体で拡大 CPLが収益牽引
  • ダイセルポリマー・・・非ハロ難燃PPに本腰 車両電池回りへ展開
  • 三井化学・・・火災の大阪工場、月内生産再開へ
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<特集>自動車分野に攻勢かける化学企業(上)
(上)
 化学企業が自動車分野への攻勢を一段と強めている。多くの会社が自動車を重点市場に位置づけており、関連製品・事業の生産体制の拡充、研究開発の強化、グローバル展開の加速、M&Aの実施など、さまざまな手を打っている。自動車に求められる3大要素である「環境」「安全」「快適」を実現するうえで、化学企業の素材・部材・技術は重要な役割を果たしている。自動車産業はいま、100年に一度という大きな変革期にある。コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化といった流れのなかで新しいクルマづくりが進められており、ビジネスチャンスも拡大している。主要企業の取り組みを紹介する。

JSR S-SBR 世界トップシェアへ
BRやEP 付加価値品の比率拡大

ポリプラスチックス エンプラ5品目 電子化・軽量化を支援
欧米系ティアワン スペックイン進展

宇部興産 LiBセパレーター 乾式塗布膜を拡販
電解液 協業シナジー最大化

ダイセル 安全装置 海外顧客拡大に力
技術支援 次世代品など開発推進

住友化学 PP複合材TPE グローバル展開加速
高付加価値型開発に重点

旭化成 関連売上高 25年度3000億円目指す
総合力訴求で関係強化

三菱ケミカルホールディングス 素材・部材の強み発揮
CASE対応提案に注力

三井化学/プライムポリマー PP複合材 顧客対応さらに充実
ガラス長繊維強化品 日米中に製造拠点

積水化成品工業 複合樹脂発泡体 車種・部位を拡大へ
CFRP成形体にも期待

  • DIC・・・加飾フィルム、インサート方式参入 水圧転写含め世界展開
  • CSP・・・GFRP中間基材、フランスに新生産ライン 車向け2019年秋稼動
  • ダイセル・・・金沢大と包括連携 セルロース分野中心 基礎から実用化まで
  • 帝人フロンティア・・・ドイツティア2買収 吸音・ワディング材拡大
  • トクヤマ・・・徳山工場 TMAH5割増設
  • 国際化学五輪・・・日本代表、金1・銀2・銅1
  • 値上げ
    *日本合成化学工業・・・PVOHを30円値上げ
    *三菱ケミカル・・・MMAモノマーなど値上げ
    *宇部興産・・・BRを30円超上げ
    *出光ユニテック・・・POフィルム上げ
    *東ソー・・・次亜ソーを6円超値上げ
    *三井・ケマーズフロロプロダクツ・・・フッ素樹脂値上げ
    *サン・トックス・・・PPフィルム上げ
    *東洋紡・・・包装フィルム上げ
  • 財務省貿易統計・・・2018年6月石化品輸入実績、2018年6月石化品輸出実績
  • 日本ソーダ工業会・・・6月のカセイソーダ出荷内訳
  • 酢ビ・ポバール工業会・・・6月の酢ビ・ポバール需給実績
  • ベンゼン8月ACP・・・40ドル高の860ドル