平成31(2019)年 2月 18日付の紙面

 第5126号 (毎週月曜日発行、火曜日更新) 
【ごあいさつ】 石油化学新聞社は今年4月、創立65周年を迎えます。これもひとえに読者の皆様や取材先など関係各位のご支援、ご協力の賜物と心よりお礼申し上げます。紙面の一層の充実を図り、読者の方々の期待に応えていく所存です。 3月と5月には創立65周年特集号の発行も予定しております。今後もご愛読のほどよろしくお願いします。石油化学新聞社
  • CPL・・・中国の新増設活発に、自製化進展 2019年は4社計70万トン増か
  • プライムポリマー・・・「エボリューE」投入へ メタロセン長鎖分岐型、2020年度メドに
  • ユニチカ・・・PAR、能力増強し拡販加速 新系列建設も早期に
  • 東レ・・・炭素繊維複合材料、2022年度営業益率7%に テンカーテ買収効果で
  • 2019化学品動向 この人に聞く 合成ゴム
  JSR 常務執行役員
平野勇人氏

*2018年世界需要、前半良好も後半停滞
*S-SBR、高機能タイヤ用で拡大
  • <特集>多様な顧客ニーズにきめ細かく対応 事業強化に拍車かける特殊ゴム各社
     特殊合成ゴムメーカーが事業の強化に拍車をかけている。生産能力の増強、海外拠点の整備、新規銘柄の投入、技術サービス体制の充実など積極的に手を打っている。特に、多くの会社が重点を置いているのが差別化・高付加価値化だ。顧客のニーズにきめ細かく対応し、ソリューションの提供を推し進めている。特殊合成ゴムは自動車をはじめ工業部品や建材など幅広い分野に採用が進んでおり、さまざまな部品・部材の高性能化に寄与している。今後も順調に市場が拡大していく見通しにある。わが国のメーカーの生産設備はほとんどが高稼働で推移している。主要メーカーの事業の現状と今後の取り組みを紹介する。
    JSR
    EPR/NBR/IIR/TPV
    メキシコにCMB工場稼動
    高付加価値化戦略を加速

    三井化学
    EPT
    *事業ポートフォリオ変革 差別化し収益力強化
    *世界初タイプの育成加速

    住友化学
    EPDM
    *高付加価値化、千葉の特殊品比率向上
    *カスタマー銘柄も強化 

    東ソー
    CR/CSM
    *顧客と一体で銘柄開発
    *安全運転・安定供給に注力

    日本ゼオン
    NBR/HNBR/ACM/ECO
    *2案件立ち上げに力
    *東南アジア・インドで供給体制強化

    昭和電工
    CR
    *特殊化率さらに向上
    *顧客密着型の開発に強み 

    デンカ
    CR/ER
    *スペシャリティー化推進
    *第3の柱となる製品も投入 

  • 三井化学・・・TPX、新技術で用途開拓 レンジ容器用は中国に
  • 東洋紡・・・高耐熱PIフィルム、応用分野を拡大 EPDは中国も
  • DIC・・・中計、戦略投資2500億円 2021年に営業益700億円
  • クラレ・・・バイオマス由来バリア材、米に原料樹脂工場 来年稼動
          EVOHやMB不織布、今期投資1000億円計画
  • 三洋化成工業・・・永久帯電防止剤をタイで年産1550トン、2021年春稼動
  • 中央化学・・・樹脂含有率50%以下、環境対応型PP容器
  • 昭和電工・森川宏平社長・・・設備投資前倒し、3年で1180億円 成長・改善加速
  • KHネオケム・・・投資3倍の230億円、3ヵ年中計 営業益135億円
  • 宇部興産・・・2月のCPL、15ドル高の1635ドル
  • 旭化成・・・イソシアネート上げ 50円
  • 日本ソーダ工業会・・・2018年のカセイソーダ出荷内訳
  • 日本化学繊維協会・・・スパンボンド不織布、3年連続で減産
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